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鷹ノ巣山Ⅱ(ショートカットコース)  [山歩き]

2月26日 [晴れ]
奥多摩・鷹ノ巣1,736Mに行ってきました。
BP2260310.jpg
【↑[カメラ]鷹ノ巣山頂への石尾根、最後の登りです
ルートは昨年5月末に辿った峰谷・奥集落からのショートカットコースです。

昨年TVで, この峰谷あたりに熊が徘徊しているのを映していました。[がく~(落胆した顔)]
10数匹は確認されており、そのうちの何匹かにはGPSを付けて動態観測しているとのこと。 
近くの倉戸山で有名登山家も襲われている。
私も昨冬倉戸山を登りましたが、けものの足跡が一杯でした。 
私の山仲間、Nさんも近くの御前山で熊に遭遇したとのこと。

前日は20度を超えるバカ陽気、冬眠[眠い(睡眠)]から目覚めてないといいな・・・(笑)
熊と遭遇する確率=不運は どんなものか?
あの番組を見てから、気になっています。(苦笑)

でも、歩行時間は4時間程度、標高差は800M、明るい南尾根。
しかも近くで、眺めの良い山。
現在の私にはちょうどいいコースです。
 
自宅を6時前に出発[車(セダン)]。 前日よりも10度気温が下がるとの予報。

登山口の奥集落の標高は千メーター近くです。
雪と凍結で通行できるか懸念しましたが、ほとんど雪はなし、凍結場所もなし。
細い林道ですが舗装されています。 未舗装は最後の200M程度。
8時前に到着。 まだ1台しか駐車してませんでした。

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12Lと20L、2種類ザックを持ってきましたが、12Lに詰め替え、最軽量化。
雨具、防寒具、軽アイゼンは持参、ガスコンロ類は車に置いておきました。
08:15に登山口を出発。

熊鈴、鈴の鳴りが良くないので、ふたつつけて登りました。(笑)
いきなり、登山道脇に落としモノ。 獣? でも、ワンコの落し物のよう。(笑)

浅間(せんげん)神社の鳥居をくぐり、浅間尾根を登っていきます。
いきなり急登が続きます。[ふらふら] 
標高差は800Mですが、頂上までの距離が約4KMなので、全体の勾配はきつい方かもしれません。

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急登を登りきるとなだらかな尾根になります。
冬枯れの木々の間からは石尾根が見えます。 
明るい気持ちのいい尾根歩き。

ところどころ雪が残っています。 
動物の足跡があるが、熊ではないようです。

凍ったところもあり、注意して足を運びます。
中腹までくると、背後に富士山が木々の間に見えます。

避難小屋へ左に折れていくところに水場がありますが、まったく枯れてます。
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石尾根との合流地点に避難小屋があります。 
外観はきれいな小屋、隣にはトイレ。(きれいに使われてます)
木のベンチもあり、テントを張るには良さそうな場所です。
(でも、近くの水場が枯れていては・・・)
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丁度10:00です、石尾根を登っていきます。 ここからコースタイムでは50分です。
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巻道は六つ石山、登りは鷹ノ巣山頂上です。
ようやく雪道になりました。(TOPの写真[カメラ]
急坂を登るにつれ、展望が開けてきました。 

右手は富士、振り返ると尾根の樹林の間に南アルプス。
飛龍山、雲取山と奥秩父の山。

最後の坂を登りきる。
頂上に到着、10:30。[わーい(嬉しい顔)]

南面は木々が全くなく、御岳山、大岳山、御前山、三頭山、丹波~大菩薩の峰。
そして大菩薩の左には富士山。

BP2260330.jpg
 
西は大菩薩と石尾根の間に南アルプス。
甲斐駒から鳳凰三山、仙丈、白根三山、塩見岳、赤石岳までの連山が見えます。

昨秋、連覇した仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。
(甲斐駒の岩場、しばらくは敬遠します。 (笑) 仙丈はもう一度、花の時期に歩きたい山。)
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雲取山山頂を切り取ってズームアップ。 お気に入りの山です。
春過ぎに3度目の登頂が出来れば・・・
(避難小屋が見えます)
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風もなく、穏やか。 心地よい気分で1時間も居座っていました。
初冬のディープブルーから、春にかけて霞がかったバイオレットブルーに変わっていくようです。

次に行く山はどこにしようか? そろそろ・・・
でも、過ぎたるは及ばざるがごとし、と自戒。
煽られません。 (笑)

BP2260326.jpg

以下、参考まで(私の歩行タイム[時計]):
登り[右斜め上]: 2時間15分   
奥集落登山口 0815 浅間神社 0830 避難小屋 1000  鷹ノ巣山 1030
下り[右斜め下]: 1時間20分 
鷹ノ巣山 1135 避難小屋 1150 浅間神社 1245 奥集落登山口 1255
区間のコースタイムは分かりませんが、 登りは標準よりも時間が掛かっています。
昨年5月に同じコースを往復しましたが、ペースは落としています。
http://jetstream777.blog.so-net.ne.jp/2010-05-28 ←昨年の記事

バス停は標高641M、奥集落の登山口駐車場所は954M。
距離は約3KMですから、40分くらいはかかると思います。
バス停から頂上までのコースタイムは 3:30 となっていますので、
奥集落~頂上は距離4KM、コースタイムは2時間半くらいと推測。
(この区間タイムは地図に記載されていません)

東日原からは3時間5分、倉戸山経由で約4時間、
水根沢林道でも4時間強なので、
車かタクシーで奥集落まで入れば大幅に短縮できます。
あまり知られたくない穴場、楽ちんコース[るんるん]です。
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ももこ

珍しく一番乗り―(笑)
ここ浅間尾根とも言うんですよね
クマがとても多いところ、私単独で奥多摩歩けないです。
順調にいろいろ歩けていいですね、継続が力です。
最近週末柄にもなく子守りに明け暮れ山に行けないのが実情。
以前から週末しか歩いてないので
平日は高尾さんくらいしか行けないのです。
でも、今に見ておれ(笑)
by ももこ (2011-03-02 23:35) 

mimimomo

おはようございます^^
体調も十分なようで素晴らしい山歩きになったのでは^^
夏に向けて順調に回復なさっているようですね。
このお山はまだ登っていませんが、そんなに熊が出るのなら
やめたほうが良さそう・・・(--;
by mimimomo (2011-03-03 07:12) 

おど

稜線にはみだ雪が沢山残っていますね。 それでも、陽の当たるところや標高が低くなると雪が全く無いようで、歩きやすそうですね。
近くに、南アルプスや富士山が見られるので羨ましいです。
by おど (2011-03-03 07:34) 

tochimochi

ここも昔登ったような・・・すっかり忘却のかなたです。
雪が残っていても山はすっかり春の雰囲気ですね。
甲斐駒はやはり見ごたえがありますね。
真っ白な白根三山も印象的です。
by tochimochi (2011-03-03 08:45) 

Terry

「峰谷・奥集落」、昭文社の5万分の1地図見て確認しました。そこまで車で入れるんですね。知りませんでした。かなり研究してますねえ。
先日、ジュンク堂書店に「関東周辺登山口情報(北関東+新潟編)」と言う、登山口の駐車場情報の本があって買ってしまいました。かなりスゴイ本です。
今日、奥武蔵の山に行ったんですけど、奥多摩方面の高い山は雪で白かったですよ。月曜日にそこそこ雪が降ったようです。真っ白な仙丈、カッコイイですねえ。いつか必ず登らねばと思ってるんですけど。
by Terry (2011-03-03 20:04) 

Jetstream777

NICE, ご訪問いただきました皆さま、いつもありがとうございます。

ももこ さん、
最初のご訪問、ありがとう。
順調ですが、荷物は極限まで軽量化し、無理しないような歩き方、登り方です。 もう熟年になった、これがこれからの続けられる歩き方なのかなと気づきました。 でも、今に見ておれ! (笑) ライフスタイルも変わってきますし、仕方がないですね。 子守、楽しんでください。!(^^)!

mimimomo さん、
蓼科お疲れ様でした。 熊な日本中どこでも、潜在していると思いますが、確率の問題ですよね。 知床なんかは熊がかなりいます。 奥多摩でビビッていてはいけないのかもしれませんが・・ (笑)
一番いけないのは、腰に負担となる重い荷物、岩場の登り。 ゆっくりと進みます。 !(^^)!
by Jetstream777 (2011-03-03 20:30) 

Jetstream777

おど さん、
この山、無理なく爽快な尾根歩き、眺めがよく、もっと人気があってもよい山と思います。多分石尾根上のピークで、一つの独立峰でないからかもしれません。 富士も近くででっかく見るより、これくらい距離を置いた眺めがいいと思います。 東京からの南アルプス、この眺めがベスト感じます。

tochimochi さん、
昔の山男の、忘却? 天気の良い日、最高です。 もう一度登って、よみがえらせてください。 甲斐駒、眺めるのは最高、登るのは最高にキツイ! (笑)

Terry さん、
楽したいなら、車で行ってください。(笑) バスだと時間に制約があるし、タクシーも結構高い。 でも、帰りに一杯やれますね。 登山口駐車場情報の本、それは正解です。 わからない時に聞きます、よろしく。 (笑)
テリーさんは、奥武蔵が近いんでしたね。 ボトル、そろそろ期限キレですね。
by Jetstream777 (2011-03-03 20:47) 

takaki-i

今年は奥多摩はこの鷹ノ巣山か前回紹介の大岳山辺りには行ってみたいと思っています。
by takaki-i (2011-03-03 21:06) 

nousagi

思いのほか雪が少ないですね。
天気がよくて、雪の残る冬の日に
また登りたくなりました。
by nousagi (2011-03-03 21:51) 

makiwarikun

鷹ノ巣山は眺望の山ですね。最初の写真を見て、頂上への最後の急登をヒーコラ喘ぎながら登った時の事を思い出しました。順調に回復なさっておられるご様子、なによりです。それにしても随分と熊の事を気になされておられますが、私は熊よりもキジが怖いです。色々あって落ち込んでますよ。

by makiwarikun (2011-03-03 22:15) 

ひろたん

雪が解けていますよね
けど残っている雪を楽しめますね!!
クマがでる?
そうです山でした
人気の山ですね^^
by ひろたん (2011-03-03 22:42) 

ken_trekking

山野井さんの事件はショックでしたね。熊も
出合い頭+小熊連れでショックを受けてパニックに
なったんだと思いますが。やはり熊地帯にはこちら
の存在を事前に知らせる鈴が効果があるということ
でしょうか。僕が沢をやらないのはそのためもある
んです。沢の音は鈴の音もかき消してしまいますし。

by ken_trekking (2011-03-03 23:28) 

ロバ

Jetstream777さんは奥多摩に良く行かれるみたいですね。
私も良く行きます。
2008年の秋、友人の別荘が峰谷にあり、バーベキューパーティーをして、
翌日、奥集落から鷹ノ巣山へ登りました。
その時、別荘の隣の民家で熊を発見!
心臓バクバクでした。
良く見ると、熊そっくりな、まるまる太った黒い犬でした。(ワン!)
避難小屋から山頂までは良い登りですね。
by ロバ (2011-03-04 00:09) 

Yoshiki

鷹ノ巣山からの富士山の眺めはすばらしいですよね。一昨年、登ったときは風が強くてゆっくり景色を眺めている余裕が無かったので、また、天気のよいときに登ってみたいと思っています。
しかし、熊が出る、というのは怖いですね。幸い今まで熊に出会ったことは無いのですが、これからは注意したいと思います。
by Yoshiki (2011-03-04 00:38) 

よしころん

わわ!ショートカットコース!ありがとうございます。
鷹ノ巣山といえば稲村岩尾根の急登とすりこまれていました。
そして落としモノといえば、makiwarikun さん?
と連想してしまった私なのでした。
気持ちのよい山行日和でしたね♪
by よしころん (2011-03-04 09:42) 

のら人

仙丈、良いですよねぇ。^^
小仙丈、大仙丈を左右に従えた存在感は南アルプスより後立山にあった方が似合いそうな気がします。私見ですが北チックな山に思えるところが魅惑的です。麓の高遠で醸される「仙醸」というお酒を頂上で飲むとサイコーですよ。^^;
by のら人 (2011-03-04 22:21) 

チェリー

山登りの人たちにとって熊は怖い存在ですよね。
でも、本来山や自然はそこに住む野生動物たちのものだったわけで、
人がいるところに臆病者の熊が出てくるって言うのも、人々が残していった食べ物目当てだったりするわけで・・・(北の国からジュン君風に語る)
人のマナーの悪さや自然を壊す行為が、野生動物の生態系や本能を狂わしているような気がします。

人間も野生動物もどちらも山の神様は見守っていると思います。
安全で楽しい山登りをしてくださいね(*^_^*)
by チェリー (2011-03-05 09:55) 

kuwachan

こんにちは。素晴らしい眺望ですね。
綺麗なお写真を拝見していると、私も登りたくなります^^
by kuwachan (2011-03-06 13:13) 

Jetstream777

takaki-i さん、
大岳山はアクセスがいいので、お奨めです。 鷹ノ巣山は天気の良い日に行ってくださいね。 !(^^)!

nousagi さん、
奥多摩、山梨は雪が少ないと思います。 でも、まだ雪は残ってますよ。 (笑) ウサギは可愛くていいけど、クマは敬遠です。 !(^^)!

makiwarikun さん、
TVで生々しい峰谷のクマの映像を見てしまったので、気になります。 (笑)
生理現象に抗することはできませんので、そんなに気にしなくてもいいでしょう。 でも、一度消化器科でチェックしてもらえれば安心です。 あとは、自然に任せるしかないのですから・・

ひろたん さん、
どこのやまでも、クマはいるでしょう。 あとは運不運。 
ひろたんさんにも、お気に入りの山があると思います。 鷹ノ巣山は私のブックマークとなるでしょう。 !(^^)!

ken_trekking さん、
子連れの熊は、防衛本能が以上に働くようです。 単独行の場合は熊鈴は必要ですね。  でも、山中で、ラジオをガンガンならして歩いている方がいます。 あれは、電車のなかの携帯通話とよりヒドイ。 カッコ悪く、貧相です。

Yoshiki さん、
私も熊にであったことはありませんが、ケモノの足跡が多い山は気を付けた方がいいでしょう。 山での天気、寒さよりも風でしょう。 風がなければ、過ごしやすいと思います。
by Jetstream777 (2011-03-07 21:19) 

Jetstream777

ロバ さん、
ワンコでよかったですね。 (笑) 私はまだ、2回目ですが、ふっと思い立った時に行きたくなるような山です。 避難小屋からの登りは、少しキツイけど清々しい尾根ですね。 !(^^)!
by Jetstream777 (2011-03-07 21:24) 

Jetstream777

よしころん さん、
岩村岩尾根は、北面でアイゼンが必要のようです。 暖かくなったら、岩村岩尾根からがいいかも。 浅間尾根からは、岩場が全くありません。

のら人 さん、
次に行く機会あれば、買ってきます。 !(^^)! 仙丈は真っ白。やはり3千メーター級の山ですね。 また登りたい!

チェリー さん、
うまく動物と共生していく必要ですね。 人が環境を変えてしまったのが原因でしょう。 野生が野生できなくなって、山奥でなく民家の近くで熊などが出没してます。 難しい問題ですね。
by Jetstream777 (2011-03-07 21:36) 

hrd

爽快な青空の下での登山って気持ちがいいでしょうね~
麓ではみれない絶景も魅力的ですね^^
by hrd (2011-03-09 09:21) 

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