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剣岳へアタック [百名山歩き]

7月31日 いよいよ 剣岳へ。

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天気は良さそうだ。[晴れ]  尾根の最奥に剣岳本峰が見えた!

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4:55   ヘルメットをつけ、 サブザックで早月小屋を出発。  念のためハーネス、スリング、カラビナを付ける。

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標高を上げるにつれ 尾根からは別山から延びる尾根と奥大日岳が視界に入る。

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見下ろせば早月小屋。 

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標高2,400地点。  まだまだ道程は長い。  

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ここからが早月尾根上部のハイライト、 展望が開けます。  その先にはっきり見えてきた剣岳。 

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大日岳の尾根、室堂のカール越しに 薬師岳。   どこから眺めても存在感のある名峰だ。

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そろそろ岩場が出てきた。  ここは岩に挟まれた細い道。 狭いです、細身でないと・・・

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2,600M地点。  いよいよここからが剣岳・早月尾根コースの核心部分。  岩稜帯がはじまる。

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烏帽子岩への稜線、 池ノ谷側にある雪渓トラバースを進む。 

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左手に見えるのは小窓尾根・剣尾根。  クライマーの領域です。

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烏帽子岩直下を左に巻いて クサリやロープのついたザレ場を登る。  その先に見えるのが標高2,800Mの稜線。

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ようやく 標高2,800M 地点。 小休止します。  視界が広がるが、痩せて切れ込んだ稜線が続く。

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右の稜線を登り 正面のでっかい棒のような大岩の右を巻きます。  写真ではとらえきれませんが、この高度感はHIGH。 

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右から巻いていくと、  立山、 別山、 剣沢、 別山尾根、 室堂地獄谷の噴煙が見えます。 

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立ちはだかる 獅子頭。 小屋から上部の早月尾根はテクニカルで厳しいが、 適度な緊張感も悪くない。 (笑)

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獅子頭をズームアップ。   岩場の連続だ。

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獅子頭直下の岩棚のトラバース。  こんなクサリ場がずっと続く。  

脚元は数十センチの幅もないところがあり直下に切れている。  

岩棚が途切れて無い部分にはステンレスのボルトがあるが、その棒に全体重を乗せるのはなんとなく不安である。  脚を乗せるとたわむような気がする。 ボルトが抜けないか?

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恐怖のトラバースを過ぎると、 これまた急峻で厄介なガレ場。

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カニのハサミ下。  切れてます。  上りは怖くて写真撮れず、この写真は下山時に撮ったものです。

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クサリ場は次から次へと続く。  約50Mの垂直なクサリ場をひたすら登る。

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クサリ場が途切れると、稜線にでます。  ここからは普通の岩場、 やれやれです。!(^^)!

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別山尾根との分岐。  別山尾根からは、どんどん登ってくる。

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ようやく 剣岳山頂が見えてきました。 

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剣岳山頂 2,999M。  丁度 8:00 です。  記念写真は順番待ち。   ほとんどが別山尾根からの登山者で、山ガールも目立つ。

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南面は剣沢・立山、 そして北アルプスの主峰がずらり。  視線は自分が登った山々を追いかける、 そしてまだ登っていない百名山を探す。 ありました。 北から見ると意外に尖っている。

剣沢雪渓の眺めていたら、少し学生時代の記憶が甦ってきた。 昨年同窓会で生残りから聞いたが、別山乗越を越えて剣沢テン泊。 なぜか剣岳は見送ったようで、 剣御前をまわって室堂へ戻り 翌日一ノ越から立山・雄山神社に登ったようである。 写真は一枚も残っておらず、 剣沢からの剣の姿と、雄山神社の山頂だけがかすかに記憶に残っている。 何十年も経つと記憶は風化する、情けないモノである。 

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ズームアップすれば、立山越しに 槍ヶ岳と穂高連峰。  どこから見ても分かりますね。  

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後立山連峰。   白馬三山、 五竜岳、 鹿島槍ヶ岳・・・   向こうから眺める剣岳もいい。

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室堂、 みくりが池をアップ。   

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山頂には1時間以上もいました。   もう一度、見納めて 祠で無事の下山を祈願し、 9:15 下山開始。 

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早月尾根を見下ろす。  馬場島の先は富山湾に注ぐ早月川まで見えるが、 道程は長い。

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別山尾根をズームアップ。(切り出し) 

分岐から別山尾根(平蔵のコル~頭)を見下ろすと、平日なのに大渋滞。 この部分だけで30名近くいます。  落石が気になりますね。  早月尾根でよかった!  

帰路のクサリ場で、試しに 険しいところをカラビナをつかって下りてみました。 カラビナの着脱に時間もかかることなく、 とても安心感が得られ 手足の運びもむしろスムースです。 一般道ならほかに使う場所はほとんどないでしょうが、 剣でも別山尾根の渋滞待ちや石鎚山のクサリ場の休憩には カラビナでホールドするのはいいと思いました。

以下道端の花々を撮ってみました。  花は標高2,800M標識から小屋までの間がほとんどです。

レンズの小さい防水コンデジなんで、綺麗には撮れてませんがご容赦を。

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キリンソウ?

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エゾシオガマ?

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クルマユリ

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ウスユキソウ? エーデルワイスもどき。

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ミヤマキンバイ?

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トリカブト?

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タカネマツムシソウと孔雀蝶。  バックは大日岳、 運よく撮れたこの日一番のショットです。 !(^^)! 小さなレンズのコンデジでも天気がいいと後ろボケで撮れますね。  

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早月小屋で昼食と大休憩。  標高2,200Mを越えるのに この日も 風はほとんどなく下界並みに暑い。 

13:15 下山開始。 

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*早月小屋近くの高台から

小屋からの早月尾根は、 展望もなく爽快ではない。 試練が続く。 

延々と続く長い下りは脚に堪える。  急いで駆け下りれば間違いなく膝をやられます。 下りも暑い~、バテるよ。 

ちょうど17時に馬場島登山口に到着。 無事下山することが出来ました。 

剣岳・早月尾根コースはキツかった。 下山後 脚のあちこち筋肉痛が5日間残った。 こんな経験はない。

日本を代表する早月尾根と連続する岩場もミックスした剣岳は 山渓の日本の名急登NO.1にランクされている。 百名山中最難関の称号を与えられてもふさわしく 踏破したという充実感はA級である。 他の北アルプスの山とは別格の充実感はある。

でも、私にとっての最難関はやはり幌尻岳です。 日高の深部でアクセスが容易でなく、事前にシャトルバス、幌尻山荘の予約が必要。 寝袋・マット、食料・自炊用具、渓流シューズ等ポロシリ装備を持って行けばザックは重くなる。  重いザックで林道を歩き、額平川を数えきれないほど幾度となく渡渉しなければならない。 さらにクマが生息するカールの稜線を辿って山頂にいたる道のりは厳しく不安との戦いである。 渡渉は気象条件に左右されシャトルバスが運行しない場合もあり登山口にすら行けない場合もある。 いろんな要素を考えると幌尻岳は最難関のまま不動です。  幌尻岳を最後まで登り残す方が多いのは十分頷けます。

昨秋の幌尻岳登頂により夢から現実の願望へと変わりました。 そして今回の剣岳踏破によって願望から自分の意思で手の届く目標になりつつある。  

まだまだ先ですが、あせらずじっくりと行きます。 どうか、勝手にカウントダウンなさらないようにお願いいたします。 (笑) 


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コメント 23

kuwachan

無事登頂おめでとうございます!
素晴らしいお天気に恵まれてよかったですね。槍ヶ岳だけは私でも分かりました(笑)
山頂に1時間もいらしたのは珍しいのではないですか?
これだけの眺めを見ていたら下山し難くなるのもわかります^^
目標まで手が届くところまでになったのですね。あともう少し頑張って下さい!
by kuwachan (2015-08-20 12:21) 

ラック

大迫力に思はずフッー!どうしてこんなとこに登るの?って山登りをしない者は
思ってしまいます。美しい高山植物の花でホッとしました。
by ラック (2015-08-20 15:50) 

achami

燕から剣に登るJetさんを見ましたww
登頂おめでとうございます〜♪

いや〜〜〜絶対ムリなコースです。
こんな厳しい山が渋滞だなんて・・・
みんな、どうかしてます(笑)



by achami (2015-08-20 17:42) 

山さん

このコースは懐かしいです。
早月小屋から上は気の抜けないルートになりますよね(^_^;)
秋に行ったのですが標高2800m付近にて剣岳の頂上から登る御来光を見て感動した想い出があります。
登頂おめでとうございます。
by 山さん (2015-08-20 18:13) 

のら人

お疲れ様でした。^^
ん?! 剣は初めてでしたか?
てっきり登った事がおありだと思ってました。
伝蔵小屋の佐伯さんは元富山県警山岳救助隊なので結構厳しい事を言います。(苦笑)
by のら人 (2015-08-20 20:11) 

tochimochi

登頂おめでとうございます。
剱岳は一般ルートでも他の山では味わえない岩場のルートがありますよね。
といっても私も一度しか登ったことがありませんが・・・ ^^;
天気もよく緊張感が爽快感に変わる山行ではなかったかと思います。
ここで嵌ると↑の方のようになりますのでお気をつけください ^^


by tochimochi (2015-08-20 22:54) 

よしころん

剱岳お疲れ様でした。 素晴らしいです~
早月尾根は登ってみたいような、やはりムリなような・・・
黒戸尾根でご一緒した方は、ここよりはいいよ~と言われていましたが・・・
写真を拝見する限りそうとも思えず(><)
ムムムムム・・・・・

by よしころん (2015-08-21 08:16) 

OJJ

登頂おめでとうございます!
これが正真正銘の剣岳なのですね・・アリガタヤありがたや2礼2拍手1礼!
by OJJ (2015-08-21 08:36) 

soujirou-3

登頂お疲れ様でした
7~8年前立山から剣に登って宇奈月に行ったこと思い出しました
浮石が多くて怖い思いをしました

登頂おめでとうございます

by soujirou-3 (2015-08-21 09:04) 

Terry

岩場の写真を見て、今更ながらこんな所をよく登ったもんだと思います。いつの間にか岩場の写真を数多く撮っていたんですね。おかげ様でオラの姿が沢山写っていて、感激ですよ。オラはこの岩場で写真を撮るなんて余裕はありませんでしたよ。
しっかしこれだけ素晴らしい天気の中、剱岳に登れたことは幸運ですよねえ~。日頃の二人の行いがどんだけ良いか、良~くわかりますね!
by Terry (2015-08-21 16:56) 

Jetstream

ご訪問いただきありがとうございます。後ほどレスさせて頂くことご容赦願います。
by Jetstream (2015-08-21 18:08) 

山子路爺

未踏です。
その内にと思っているうちに歳が……
Jetさん素晴らしいですぅ〜〜〜。

by 山子路爺 (2015-08-23 00:32) 

mimimomo

おはようございます^^
おめでとうございます。
見ただけでわたくしは心臓が縮み上がりました(≫=≪
by mimimomo (2015-08-25 06:59) 

nousagi

緊張が続くコースは体にも心にも悪そうです。
おそらく、一生行けないかも。
お気楽百名山を目指します。(笑)
by nousagi (2015-08-26 13:54) 

Jetstream

kuwachan さん、好天の山頂は 文字通り晴れ晴れとした気分。 食事して眺めていると1時間くらいはあっという間に過ぎますよ。 登ってもすぐ下りるなんてもったいないです。 槍を近くに見ると北アルプスの中という実感がわきます。

ラック さん、下界では見られない世界が待っているんです。!(^^)! 花も同様です。ここは日本でも有数の名峰と云われますが、納得です。

achami さん、こちらからも見えましたよ。(笑) ホント! 燕も見えました。 室堂からですとアクセスは楽なんで、いづれチャレンジしてください。 多くの山ガールも登ってます。
by Jetstream (2015-08-27 15:26) 

Jetstream

山さん、 2,800Mでご来光。 早く登られましたね。 小窓・剣尾根越しのご来光は素晴らしかったでしょう。 丁度難所にさしかかると頃ですね。 登れてよかったです。 !(^^)!

のら人 さん、 中ほどに書いたように、剣御前までです。 今回早月尾根から登ってスッキリしました。!(^^)! 山の登頂、グレイはブラックです。 小屋番の佐伯さん、厳しいというよりぶっきら棒な感じですが。 (笑) 水場もないロケーションの小屋の運営は大変だと察しました。 先週末はキノコが一杯ある山域に行ってきましたよ。 

tochimochi さん、 一般ルートでも十分すぎるほど、緊張感を楽しく味わいました。!(^^)! 上様のような強靭な体力、脚力はありませんので 嵌る以前にリタイアです。(笑)
by Jetstream (2015-08-27 15:28) 

Jetstream

よしころん さん、 早月尾根は水場がないのでテン泊されるのはやっぱり剣沢でしょう。 慎重に登れば、やれます。ハーネス+スリング+カラビナがあれば安心感あり。 
黒戸尾根、登ってみたいがやめます。 (笑) 

OJJ さん、 ようやく成就しました。 剱岳の山頂は思ったより広く、ゆっくりできました。 次の機会あれば、 別山尾根にします。

soujiro-3 さん、  立山~剣、宇奈月へ下られましたか。 素晴らしいコースですね。 やっぱり浮石もあるし、ザレたところもあるんで 足の置き場は慎重に選んだ方がいいですね。 
by Jetstream (2015-08-27 15:29) 

Jetstream

Terry さん、 心強い相棒のお蔭で、なんとか頑張り切れました。!(^^)! 登ったことを信用しない輩への証拠写真がありますよ。 (笑) 日頃の行いが良い! まったく同感。(笑)!(^^)!

山子路爺 さん、 まだまだ登れます。81歳の方が早月尾根を登られていましたよ。!(^^)!
同様にゆっくりでもいいから、長く登っていけるようにしたいです。 !(^^)!

mimimomo さん、 最初はビビりますが、そのうち適度な快感となります。(笑) 鎖がついてますので行けます。 たまに切れたところを特に慎重に3点支持で行けば、登れます。

nousagi さん、 早月尾根コースは行けますよ! むしろ、石鎚山の試しの鎖、3の鎖の方がずっと高度感と恐怖感あり。 槍の穂の垂直なハシゴ:つま先でホールドしなければならない部分の方がいやです。 これと比べれば、早月尾根の岩場は楽ですよ。
気楽百名山、賛成です。!(^^)! 楽しむ山歩きってそうあるべきと思います。
by Jetstream (2015-08-27 15:31) 

makiwarikun

いいですね~♪♪ 素晴らしい景色はもちろんのこと、岩場の緊張感すらワクワクします。
Jetさんの記事を読んでいるうちに、私は自分のコースを決めましたよ。夜行バスで富山まで行って、電鉄富山上市駅から馬場島まで20km以上歩いた後に早月小屋で一泊、翌日は剣岳と立山三山を縦走して室堂に降りる。どうですか?ミニ・グレートトラバースみたいでしょう。(単に出来るだけ懐に負担を掛けたくないだけですが…)
今年1年ほとんど山に行けずに貯めたエネルギーを、来年は爆発させますよ^^
by makiwarikun (2015-08-27 20:45) 

Jetstream

makiwarkun さん、 シーズン中の週末なら、乗合で馬場島までタクシーで行ける可能性は高いと思いますが、NGならトレーニングで歩いてください。(笑) 健脚なら、別山小屋まで行けますよ。 鋭気を養っておいてください。 
by Jetstream (2015-08-28 09:09) 

joyclimb

とても険しいコースですね。
ステンレスのボルトに全体重を乗せる、これはかなりの勇気が必要ですね。
想像するだけで恐くなります^^;
険しい剣岳は、遠くか見るその姿はとても素晴らしく、
眺めるのが楽しみな山の一つです^^
by joyclimb (2015-08-29 22:06) 

Jetstream

joyclimb さん、 クサリに掴まって、ボルトの上に脚をかける時間はミニマムにしました。 怖いです。 早月尾根は体力は要りますが、それほどテクニカルではないです。!(^^)!
by Jetstream (2015-08-29 22:53) 

テリー

剱岳、登頂、おめでとうございます。
天気に恵まれて、良かったですね。
by テリー (2015-09-06 16:27) 

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