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雲取山日帰り山行21回目は絶不調、最後の日帰り? [百名山歩き]

今年初めての雲取山。

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私の体力・脚力のベンチマークの山ですが・・・結果は散々な山行に終わりました。

今回は早出して小袖乗越の登山口を6時15分過ぎに出発。天気予報では日中の下界の気温は20度近く。

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風が強いとの予報だったのでウインドブレーカーを着て昇りだしたが、すぐ脱いでしまう羽目になりました。思ったより温かい。この日はペットボトル2本とお湯500mlを持参したがこれではちょっと少ないかも。体調は悪くはないが、前回の記事で紹介しましたInstinctの心拍計をモニターしながら一定のゾーンを保ちながら登ってみようと思いました。途中でいろいろ操作しながらチェック、いつもより幾分遅いペースです。腕で登山に必要なデータが見れるのは便利ですね。

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いつも通り七ツ石分岐から一番下の巻道を進む。途中から雪道となります。富士山も見れますが霞がかかってるんで写真はパス。なぜかだんだん歩くペースがダウンしてきました。堂所手前の水場は枯れてました。巻道の水場も滴、当て外れ。(泣) マズイ!

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さらに七ツ石尾根に合流するコーナーを回りこむと日陰になり凍結しているので簡易アイゼンをつけた。ブナ坂からも雪が残っているようなのでそのまま石尾根へ。

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ブナ坂からの上り、緩斜面だが雪が腐った状態でなかなか脚が前に進まない。雲取山が視界に入るヘリポートは日当たりがよく融けたシャーベット状態。もう少し気温が低ければ雪が締まって歩きやすいんですが・・・ 今日は山頂がはるか彼方に感じます、遠い!

一瞬、ここで撤退しようかとの思いもよぎりますが、あと実際はもう少し。時間もあるから無理せず頑張ろうと気を取り直して進む。(笑)

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今春に閉鎖される奥多摩小屋。昭和34年(1959年)に建てられたそうで、60年の歴史に幕が下りる。ご苦労様でした。トイレもテン場も利用できなくなるとのこと。気になるのは大半のキャンパーの皆さんがここをテン場としてきたようです。あとは七ツ石小屋(20張)か雲取山荘どちらかしか選択の余地はなくなるようです。 

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小屋を過ぎると雪が幾分多くなりますが、湿雪。踏み抜きもサクッという感じではなく沼です。(泣)(笑) 小屋で食事をとろうと思ったが食欲はなくパス。喉が渇きが極限で今までセーブした水を一気飲み。← これも良くない!

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小雲取山への急登。ここが一番キツイですが脚が前にでない。絶望的な遅いペース! カメの如く遅い!

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小雲取山からの最後の稜線ですが、まだ”山頂が遠い”。いつもならここから15分ほどで上り切れるが・・

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ようやく到達。避難小屋にザックを置いて山頂へ。時間はすでに11時45分を過ぎていた。

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なんとか21回目の登頂となりました。今回がタイムでは一番遅い、極端に。こんな調子では雲取山日帰りは厳しくなる。久しぶりに記念写真を撮っておいた。これが最後の雲取山日帰りにならないことを願おう。(笑)

昨秋以来山行頻度は少なく楽なコースばかり、雲取山のようなロングコースは登っていない。一抹の不安があったが雲取山にチャレンジして喝をいれようと思いましたが、散々な結果です。やはり、体力が低下?しているようである。

あと考えられるのは、心拍計をモニターしながら登ったこと。リズミカルな歩きが出来なかった。ある程度強弱をつけた歩き方のほうがいい。腐った泥のような雪道も歩き難かった。

登りでの水分補給をセーブしたこともバテた要因。水場は堂所南、七ツ石下の巻道にありますが、今の時期に珍しくどちらも枯れて水の補給は出来ませんでした。朝食はスープのみ。。。昨秋は4時間10分で登れたのに今回はなんと5時間20分。数々のネガティブな要因が重なった。

でも一番気になるのは「経年劣化」=老化。シニアになって年を重ねるほど体力脚力は落ちていくのは宿命であるし、年相応にそのことを受け入れざるを得ないというのが定めである。山登りしていた人が、ハイキングしかできなくなる。そして最後は歩くこともできなくなり杖、歩行器、車いすに頼る生活になることもある。何年か前に雲取山の帰りにご一緒させていただいた80歳半ばの方、3か月毎に雲取山に登られているとのお話を想い出した。しかもバス停鴨沢からの日帰り往復。小袖乗越登山口より往復1時間も余分にかかります。そんな方もいらっしゃるんで、もう少し’程々に’頑張ってみたいと思います。

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今回腕で心拍をモニターしながら登ったんですが、登山というのは心肺機能に継続的な負荷を与えることを実感。強度は異なるが他のスポーツ、アウトドア活動でも時間的に限定される。ところが登山は4~5時間は一般的で、10時間近く歩き続けることもある。つまり登山は継続的に心肺に高負荷を長い時間かけている。やはりタイミングよく休憩をとり負荷レベルを下げる、休ませることも必要だし、負荷レベルを一定のゾーンに留めることも必要です。そのレベルは個人個人によりますが登山と心拍数に関してドクターが調査して書いた記事もありますので参考になると思います。己を知って「無理をしない」「程々の」山歩きも必要だと改めて実感しました。

十数年前、当時発売されていた腕式脈拍計を使ってみたが全く使い物にならず、チェストベルト方式(=装着感が不快)でしか常時心拍をモニター出来なかった。このGarmin光学式心拍計は腕の脈流検知=心拍が測れてリアルタイムで見れる。半月ほど使ってみましたが一定の信頼性はありそうです。正確な絶対値を求めるのは無理だが、血圧と同じように自分の心拍のゾーンと傾向値をモニターできるのは健康管理に役立ちそうです。

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パソコンにワイヤレスで転送されたアクティビティーログで高度、速度、心拍数といったデータがグラフで見れて相関関係がわかります。スポーツをされている方にはより効果的なトレーニングに役立ちそうですが、私にとっては健康を管理するという防御的なデータです。その他にも機能がいっぱいあって、まだまだ使いこなせていないです。上記のデータは前回のもの、今回の雲取山ログは操作方法を誤って3分割、GPSログだけは繋ぐことが出来たが、その他アクティビティーログは消失。(泣)

やはり、もう一度今年中に雲取山日帰りを再チャレンジしてみます。

小袖乗越登山口6:16  堂所7:40 七ツ石分岐8:29 ブナ坂9:23 奥多摩小屋10:09 小雲取山11:05 雲取山避難小屋11:38-12:16 ブナ坂13:25 七ツ石分岐14:00 小袖乗越登山口15:37

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コメント 21

achami

私だと、無雪期でそのくらいかかります(^^;;
やはり端っから日帰りはムリなお山です。
去年行けなかったので、今年は行きたいな・・・とは思っていますが。
どうやることやらww
by achami (2019-03-30 14:25) 

asa

こんな感じの、残雪交じりの山は登りにくいですね
ウェアの選択も大変です
by asa (2019-03-30 17:43) 

のら人

お疲れ様でした。
今年は出来れば、面白いルートでこの山に登りたいと思ってます、(^^)v
by のら人 (2019-03-30 18:48) 

よしころん

雲取山、私たちは9回すべて泊りです。(ほとんど避難小屋)
日帰りできるということだけで素晴らしいです。
私たち日帰りの選択ははじめからありませんもの^^;
あ、でも長沢背稜を残して雲取山へのルートはヨモギ尾根含めて全て歩きました^^v

奥日光、北海道や九州に比べれば近い近い(笑)
by よしころん (2019-03-30 20:04) 

tochimochi

湿雪ではペースが落ちるのは当たり前、さらに泥んこ雪道ではメンタルにも良くないです。
もう一度チャレンジすれば杞憂だったことが分かるのでは・・・。
心拍数をモニターしながらの登山というのは合理的ですね。
私も後程Fenix5のレポートをアップします。
by tochimochi (2019-03-30 21:26) 

テリー

日帰りできるとは、うらやましいですね。
by テリー (2019-03-30 21:56) 

creeker

まだ雪がある中、踏み抜きも沼でしたか・・・本当にお疲れ様です。
山小屋の閉鎖はとても残念ですし、テン泊するにも不便になりますね。
登山はまさに高心拍状態を長時間続けるスポーツなので、私も登山に行かない時は自転車で体力維持をしてますが、最近は逆転気味なので(笑)今年は怪我も回復したので山にも復帰します^^
by creeker (2019-03-30 23:54) 

mimimomo

こんにちは^^
体調の良し悪しには人それぞれ波があることだし、そんなに悲観することもないと思います。たまたま、この日は調子が悪かったのでしょう^^
それにデータを見ながらだとペースも乱れますしね。お水が少なすぎたのも心理的に影響があったかもですよ。
ただ歳をとるとコンスタントに足腰鍛えるつもりで歩かないとだんだん歩きにくくなりますね。
ここ1~2年体調を崩したわたくしは、昨日もほんの10分弱階段を上ったら少々息が切れました(-。-
by mimimomo (2019-03-31 15:25) 

Jetstream

こんばんは、ご訪問、NICE、コメント戴きありがとうございます。
by Jetstream (2019-03-31 19:52) 

Jetstream

achamiさん、いろんな要因は在りますが、時間がかかり過ぎでした。小袖乗越からなら日帰りは可能でしょう。鴨沢コースの危険個所は小袖から30分ほどの細く切れた個所、昨秋より数件滑落事故があるそうです。今年はチャレンジして下さい。

asa さん、 最近の天気予報は外れだし、山は変わりますね。山頂でも気温が11度くらいあっありました。山頂では一枚重ねましたが、それ以外は2レイヤーで十分でした。

のら人 さん、今回は疲れました。(笑) 面白いルート?興味津々ですね。今年はほかの登山口から登ってみるつもりです。
by Jetstream (2019-03-31 19:52) 

Jetstream

よしころん さん、 頂上避難小屋はいいロケーションですね。日の出日の入り時はきれいでしょう。今年は気分転換で、一泊で長沢背稜から登って富田新道で下るコースを考えています。

tochomochi さん、杞憂であればいいですね。(笑) 心拍数150でアラートを設定しましたがなりませんでした。次回はアラート値を下げて、心拍計をあまり見ないようにリズミカルに登ってみます。今では最強のFexix5、レポート楽しみにしてます。!(^^)!

テリー さん、 日照時間が短い時期ならNG です! なんとか日帰りは続けたいですね。
by Jetstream (2019-03-31 19:53) 

Jetstream

creeker さん、 奥多摩小屋は老朽化して、ほとんどテン場になってました。でも、とてもいいロケーションなんで残念です。チャリはキツイ強度のスポーツなんで、登山は楽々だと察します。もう私の年代ですと、効率的に鍛える体力強化するというよりどうやって健康・体力低下を防ぐかということが重要です。Instinctは万能ですので、サイクリングにも使えると思います。

mimimomo さん、こんばんは、仰るように足腰は重要ですね。階段の上り下りはいい運動ですが、かなりきつい部類です。10分弱も階段上りされれば息も切れますよ。ともかく体調維持に励まれるよう頑張ってください。
by Jetstream (2019-03-31 19:55) 

kuwachan

お疲れ様でした。足元が悪いとなかなか大変ですね。ジム通いしていますが、最近はアップはなかなか難しいので現状維持を目指しています(^_^;)
by kuwachan (2019-03-31 23:29) 

nousagi

21回目、日帰り完歩おめでとうございます。
素晴らしい気力、脚力ですよ。
長いですから、考えただけでやる気なくなります。(笑)
by nousagi (2019-04-01 20:58) 

JUNKO

地下鉄の階段でさえ息切れ、山行など夢のまた夢。若いって素晴らしいことですね。
by JUNKO (2019-04-01 21:10) 

lamer

コメント有難うございます。
素晴らしい雪ですね。
山に登れるなんて羨ましい限りです。
by lamer (2019-04-02 00:11) 

Jetstream

kuwachan さん、ジム通いはバランスのとれたトレーニングができるからいいと思います。ウォーキングもいいんですがそれだけでは体力・脚力維持は容易ではありませんね。私にとって一番は山歩きなんですがウオーキングコースはあるんですが山はないです。(笑)

nousagi さん、なんとかまた日帰りしたいです。でも、あのコース長すぎます。天気がすっきりしない日は絶対に登ってはダメな山です。次はほかのコースで上ります。

JUNKO さん、 地下鉄の階段、ビルの階段は山道よりずっとキツイです。(笑)

lamer さん、 山歩きって日常から解放されるというコメントがありましたが、その通りです。楽じゃないけどストレスから解放されて自然に癒されます。!(^^)!
by Jetstream (2019-04-02 20:44) 

OJJ

遅ればせながら・・今年のJetさんは気候が不順で良い冬眠が叶わなかったクマみたいな状態・・と勝手に推測、山笑う候が過ぎればよい汗が回復すると信じています。これからも楽しまれて、そのおすそ分けをよろしく!
by OJJ (2019-04-04 21:32) 

Jetstream

OJJ さん、こんばんは、もう体力脚力は下ることはあっても維持が精いっぱいです。(笑) ガツガツ登ることも面白いですが、楽しむことと健康維持がこれからは重要です、でもたまにはチャレンジします。!(^^)! 
by Jetstream (2019-04-07 22:36) 

kazeneko

身体的ストレスは長生きの秘訣だとか聞き及んでいます。
スポーツして飢える位が良いんだとか。
by kazeneko (2019-04-08 23:21) 

伊閣蝶

雲取山日帰り山行を21回もやり遂げられていることだけでも、私などにとっては驚きで、心底尊敬致します。
さらに80歳代にも関わらず、3ヶ月に一度、雲取山日帰り山行を実践されている方もおられるとお聞きし、さらに唸ってしまいました。
頑張らなくてはと、改めて気合を入れているところです。

by 伊閣蝶 (2019-04-09 23:56)