伊豆ヶ岳 Ⅰ 登りも下りもバリ、これアブノーマル? [山歩き]
今回はバリエーションルートで奥武蔵・伊豆ヶ岳へ。
花桐川を遡行する沢ルート、下りも名郷への南西尾根バリルートでチャレンジ。
ここんとこ”ゆる登山”、ハイキングばっかし。年とともに果敢なる山登りへのスピリットはフェードアウトしていくのか? Jetstreamは百名山を踏破してチャレンジ魂は燃え尽きたのか? たまにそんなことを自問するこの頃ですが・・・・いやまだまだこれからだ! たまには山登り魂を揺さぶる山歩きをしよう。
今回は西武秩父線で西吾野下車。国道299号へ出なければならないのにいきなり手前の道を引き返し。(笑)
299号線を正丸方面に進み上名栗への道(左)に入ります。
真っ直ぐいくと子の権現へ行きますが途中で右へ分かれる道に入り花桐川沿いを進みます。
右手にある諏訪神社を過ぎしばらくすると舗装路は終わり、花桐バリルートの入り口にでます。
沢を幾度か渡渉しますが、水量が少なく問題なく渡れます。道は荒れていて不明瞭なところもありますが、ところどころ赤テープがありますので迷うことはありません。
途中途中はヤマレコに写真を入れてありますので、興味のある方は覗いてみて下さい。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1808082.html
最後に沢が枯れたところで二手に分かれていましたが、右の沢筋にテープがあったんでそこを登りました。ここからの急斜面の登りがキツイ。
右に尾根が見えたんで、我慢できずトラバースして尾根へ。「急がば回れ!」と云いたいのだが、やせた尾根の突き当りは男坂を登り切った山頂部、東面直下の崖のようです。ツイていない! どうやら「最悪の場所」に出てしまった。仕方なく周りをじっくり見渡す。ここは足の置き場もあんまりなく傾斜がキツイ。土の部分は脆いので岩のある部分に足を置き、根付きのいい木があれば手掛かりにして登っていきます。登りやすそうなところを見つけて慎重に時間をかけて登ります。上記の地図のように、本来はもう少し南にある女坂分岐に向かってそのまま詰めて登るべきでしたが、なんとか最大の難所は突破した。
男坂の上部まで数メートルのところでちょっと一息入れていると、黄色い声をした山ガール二人が私を見つけ『マジ~、そんな急なところ登ってきたんですか?』→「沢からですよ。」→『バリだ、変態ですね。(笑)』。変態扱いされてしまいました。(笑)
男坂を登り切ったピークからの眺めです。ここから伊豆ヶ岳山頂へ。先ほどの山ガール二人組が分岐へ行く岩の前で立往生してました。脇を巻く細い道(危ない)を行こうか思案してましたが、ここは岩の上を超えていった方がいいとアドバイスしてあげました。立ち入り禁止の男坂を登ってきて簡単な岩場で立往生している山ガール様、吾輩を変態呼ばわりするなら彼女らはそれ以上アブノーマル=変態だ。(笑)
山頂で昼食をとった後は、尾根を南下し古御岳へ。
更に高畑山との中間点あたりの小高いところから名郷への南西尾根(バリエーション)を下ります。主尾根直下を含め急坂が何カ所かあります。あとは数カ所ある枝尾根へ迷い込まないように注意。
展望が開けたと思ったら伐採地、でも植林中です。この南西尾根ルートは「登山詳細図」なるバリ地図にも紹介されていませんが、こんな立派な標識あり。でも、齧られています。この界隈、クマが出没しているようですのでこの尾根は熊鈴があったほうがいいかも。
最後の急登の尾根末端を下ると名郷の三差路あたりに出ます。
13時過ぎに名郷バス停に着き、それほど待ち時間もなく乗車。この日は晴れの土曜日で途中のさわらびの湯で座席は埋まり座れない人もいました。今回このバス路線は初めてですが、西武鉄道・飯能駅まで1時間以上とは長いです。逆コースで朝飯能駅から名栗方面へ1時間以上バスで立ったままではちょっと苦痛かもしれないと思いました。
たまにはヤマレコに投稿しないと閲覧できないページがあるので今回アップしてみました。今回歩いたルートはバリエーションですが、驚いたことにコースタイムとのペース比較が掲載されてました。ヤマレコメンバーには歩いているかたも結構いるかもしれません。
土曜日でしたが、伊豆ヶ岳主稜線以外では出会う人もなく喧騒感はなく、適度なテンション?を楽しむことが出来ました。
こんにちはJetstreamさん、バリルート山行お疲れさまでした。
地形図で見ますと、今回歩かれた伊豆ヶ岳の詰めはかなりキツそうですね。
それにしても変態扱いですか?初対面でそんな事言われたら苦笑するしかないですね。私などは常に変態って事になっちゃいますけど…(笑)
一時期川口に住んでいた事があるので、国際興業バスは懐かしいです。
by teppan (2019-04-27 08:42)
ワタシは常にユルユル登山です(^^;;
バリルートは一人では自信が持てないので、ワタシは一般ルートを選びますね〜。
なのでノーマルなハイカー(笑)
by achami (2019-04-27 20:47)
登山詳細図とはバリルート集ですか。
色んなエリアがあるようですね。
そういえば以前にも紹介されていましたよね。
尾根が見えてトラバースしたくなる気持ちは分ります。
詰めたところが山頂部直下の崖で焦られたことでしょう。
さらに下山もバリルート、ガツンと気合が入りましたね。
by tochimochi (2019-04-27 21:29)
登山詳細図、楽しいですよね^^
わたしたちも高尾山周辺のものを保有していて、ここ2年ひとつひとつ歩いています♪
泊りで山に入ると寝ずに撮っている自分は変なヤツだとちょっと自覚しています(笑)
by よしころん (2019-04-28 07:06)
変態様こんにちは!^^
僕はノーマルタイプですので真似ができません。^^;
次回はテント泊変態も見てみたいです。
by のら人 (2019-04-29 11:40)
御訪問、NICE、コメント戴きありがとうございます。
by Jetstream (2019-04-29 19:58)
teppan さん、 国際興業バスは希代の政商だった小佐野賢治が国際興業のオーナーということで名前を初めて知りました。飯能の地元のバス会社を買収したようです。いまの山ガール様はあまりにもフレンドリーで参りました。(笑)(笑)
achami さん、 ノーマルなハイカーですか。!(^^)! 海の中は無限のバリエーションだと思うんですが‥(笑)
tochimochi さん、 登山詳細図は東京近くの高尾陣馬、奥多摩。奥武蔵の一般道でないルートを紹介した地図ですが、便利です。でも、引かれたルートと変わっている場合もあります。一般的には尾根は詰めやすいんですが、伊豆ヶ岳の東面は結構急峻であることがありました。最後は気の抜けない登りでした。
by Jetstream (2019-04-29 20:39)
よしころん さん、結構皆さん詳細図お持ちですね。とくに低山は一般道では物足りないです。いい写真を撮るには日没時か夜明けですね。!(^^)!
のら人 さん、 マニアックな登山もいいです(笑)、とにかく楽しみましょう。 バリで迷ってビバークなんて最悪、乗りません! マニアックというならまだしも、「変態」というのは適切な言葉ではないんで、一笑にふしておきます。(笑)
by Jetstream (2019-04-29 20:55)
行きも帰りもバリルートと云えばやっぱりアブノーマルですか・・メモメモ。
Jetさんもそろそろエンジンが掛ってきたようですね、楽しみです!
by OJJ (2019-04-29 20:57)
OJJ さん、たまにはエンジンかけないと、さび付いてエンスト起こします。(笑)
by Jetstream (2019-04-29 21:20)
おはようございます^^
伊豆が岳の通常ルートでも結構ありますよね。きつかった思い出があります。
やはりJetstreamさんにはバリルートの方が面白いでしょうね~わたくしもそんなことやってみたいですが(若いころの夢)です。
by mimimomo (2019-04-30 07:12)
mimimomo さん、おはようございます。伊豆ヶ岳は低山ですが一般道でも尾根に上がるところは急登ですね。沢コースは見透しがないんでちょっと張り詰めますがわかりやすく突き当り以外は無理なく登れます。伊豆ヶ岳のような人出の多い山はバリだと静かな歩きが楽しめていいですね。!(^^)! どんな山歩きのスタイルであれ、楽しんで歩きましょう。!(^^)!
by Jetstream (2019-04-30 10:28)
花桐ルート、計画ありでした。(^^)
伸び伸びになってそのうちに・・・。
参考にさせていただきますね。
by nousagi (2019-04-30 16:52)
nousagi さん、 こんばんは、最後の沢の二股になったところ、その真ん中の尾根を上がっていけばいいと思います。私のように右尾根へ逃げなければ大丈夫のはず?伊豆ヶ岳山頂東面は案外気の抜けないところです。
by Jetstream (2019-04-30 21:50)
これからは気候も良くなりますし、更にパワーアップされそうですね(^_-)-☆
by kuwachan (2019-05-01 11:19)
バリルートは良いですよね。
けど歩きにくいぶん。達成感がありそうです。
伊豆方面はなかなかいけません。
行ってみたいですね。^^
by ひろたん (2019-05-01 17:48)