SSブログ

鷹見岩-孤高の眺め [山歩き]

11月17日 瑞牆山荘から鷹見岩へ。標高2,092Mの岩上に立つとぱっと広がる大展望。

C00DSC01064.JPG

ただひとり静寂感が深まる、孤高の眺めを満喫出来ました。


久しぶりに中央道を走行、双葉SAで仮眠。後席をフルフラットにして初めての車中泊にトライ。フルフラット化はほぼ完ぺき。思ったより寒くなかったのでマットと毛布、フリースズボンでいったん寝入りましたが夜半になり気温が一桁台になり寝付かれず。こんな時はダウンを着て寝袋に入ればいいものを、面倒だからそのままでズルズル睡眠不足。朝方瑞牆山荘へ向かいましたが、着いた途端眠くなり結局1時間ほどぐっすり。結局、出かけたのは8時過ぎ。なんのために前夜出掛けたのか・・・(笑) 順調であるなら金峰山までの日帰りをもくろんでいましたが、途中にある鷹見岩か、瑞牆山に変更することにしました。

C01DSC01045.JPG

平日にもかかわらず、30台ほど車が駐車。ナンバーを見てみると広島、姫路、横浜、岡崎、福島・・もあり百名山ハンターも少なくないようです。8割くらいは瑞牆山か? 山荘前にある登山口から出発8:15。瑞牆山は10年前に百名山として踏破済ですし、この日は入山者が多そうです。今回はまだ歩いていない鷹見岩まで下見?に行くことにしました。

C02DSC01046.JPG

紅葉はとっくに終わって枯れ木、落葉の登山道を上ります。

C03DSC01048.JPG

富士見平小屋への尾根に上がると瑞牆山が一望できる休憩ポイント。

C04DSC01053.JPG

金峰山・大日小屋への標識に沿って富士見平小屋前を抜けていきます。

C05DSC.JPG

樹間から鷹見岩らしきピークが見えます。デジタルズームでアップ。山頂部は岩々でちょっとヤバそう。

C05DSC01055.JPG

大日岩への尾根沿いに歩きます。落葉した樹林帯、日も射して明るい雰囲気の登山道です。

C07DSC01060.JPG

鷹見岩分岐。もう少し進むと大日小屋があるはずですが、目的地である鷹見岩へ。

C08DSC01061.JPG

鷹見岩までは狭小でシャクナゲのトンネル、大きなザックの方は分岐付近にデポしておいた方がいいかも。

C09DSC01062.JPG

最後は鎖場。脚の懸け場がなく仕方なしにクサリに頼ってよじ登ります。

C10DSC01112.JPG

WAH! 上がってみると、遮るものがない全方位パノラマビュー。 真正面には南アルプス 甲斐駒から赤石岳まで視認できます。中央アルプス、木曽御嶽も。10時10分前に着いたのでここまで1時間55分。

石柱には「鷹見岩 標高2,092M 」と記した小さな手製の標識がつけられています。 

C12DSC01088.JPG

西は八ヶ岳全山、瑞牆山との間には北アルプスの遠望。 今回もミラーレス一眼は車に置いてコンデジRX100M3で撮ります。スナップ撮影はいいが望遠端は70㎜なのでズーム撮影は非力でダメですね。

C13DSC01096.JPG

金峰山から南に下る八幡尾根越しには雲上の富士山。

C14DSC01117.JPG

大日岩から金峰山に至る尾根の風貌は圧巻、この鷹見岩だけから見れるアングルです。 長城のように岩稜帯が続く尾根はヤバイです。

C16DSC01081.JPG

大日岩から先は岩場が続く尾根。

C17DSC01083.JPG

尾根の上部。アングルが変わると五丈岩も細長く見える。 コンデジのデジタルズームなので解像度は落ちます、こんな場面ではやはり一眼があればと思いますが二兎は追わず。

目を凝らして尾根を眺めるほど、厳しそうな岩稜の上りで本当にヤバそうです。体調を整えて朝早出しなければ日帰りは出来そうもない。とくに今頃の季節は日没が早くバテたら悲惨な下山となりそう。 雲取山と同程度のコースタイム、距離も標高差も少ないが岩稜の尾根が山頂まで続くルートははるかにタフで厳しそうです。 夏場の尾根は暑そうで登山適期とは云えない。多分ベストな時期は9月下旬なのかな、来年チャレンジしてみよう。 来年のことはわからないが・・・(笑)

C19DSC01067.JPG

瑞牆山の岩稜帯、その向こうには冠雪の後立山。 拡大してみると爺ヶ岳、鹿島槍、五龍岳、白馬三山、蓮華岳のシルエット。

孤高のピーク鷹見岩。名山の山頂での喧騒とは無縁、静寂感で充たされます。その岩上にひとり立ち眺めを楽しむことが出来ました。

10時45分頃に下山開始し往路を折り返す。

C20DSC01133.JPG

富士見平小屋からの鷹見岩。

スクリーンショット 2020-11-17.jpg

復路は1時間半ほどで瑞牆山荘前(登山口)に到着。

C20EM571862.JPG

みずがき山自然公園に寄り道、ここで本日のランチ。 駐車場下にレストランもあったが、今は屋外で風景を眺めながらマイランチを食べたほうがストレスフリー、粗食でも美味しいです。(笑)!(^^)! 「マスク会食」・・はずして口に入れて、掛けてモグモグ・・その繰り返し、御免です。(笑) 

「浮き世」だなと思っていたら、案の定「憂き世」になりつつあるようです。 ワクチン接種で国民が集団免疫をもつ段階にならない限りはこの状況が繰り返される。 自分のコロナに対する基本的スタンスを保持するとともに、感染リスクを低減できる行動パターンが能動的にとれるよう工夫してアウトドアを楽しみたいと思っています。  

C21EM571869R.JPG

信州峠分岐からの瑞牆山と金峰山。  山麓の紅葉は朽ちはじめ、晩秋に向かう山里風景。予期しない構図にめぐり逢いました。!(^^)!

nice!(43)  コメント(25) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 43

コメント 25

kazeneko

瑞牆山とカラマツ黄葉のコラボも見てみたいものです。
by kazeneko (2020-11-20 18:44) 

斗夢

わたしも散歩のときはM3を持ち歩いています、デジイチは重く煩わしい、
体力が衰えているんでしょう^^。
M3でも200mmくらいは欲しいと思うことがありますだ、せいぜいブログ用ですので
トリミングしてごまかしています^^。
by 斗夢 (2020-11-21 05:45) 

のら人

信州峠を超えると、甲斐と信濃の違いを感じます。
文化も自然も。良い峠ですね。但し、峠を越えて悪しきモノも進入して来ます。完全を期すのであればやはりロックダウンでしょう。^^

by のら人 (2020-11-21 06:00) 

takenoko

瑞牆山は登ったことがありますが、今から思えばこんな山によく上ったなと感じます。
by takenoko (2020-11-21 06:04) 

kuwachan

鷹見岩からのパノラマビュー、富士山も頭をのぞせて爽快感たっぷり素晴らしい眺めですね。最後の晩秋に向かう山里の風景も素敵です。
by kuwachan (2020-11-21 11:51) 

achami

すごい眺めですね!!!
この場所は知る人ぞ知るパラダイスなのでしょうか。
いや〜〜一緒に深呼吸しました。
by achami (2020-11-21 12:21) 

ma2ma2

標高2000mも越えるとかなり寒そうですね!
空気が澄んで気持ちの良い感じですね(^^)
by ma2ma2 (2020-11-21 13:08) 

koh925

山の景色は清々しいですね、コロナも敬遠でしょう
明日から宮古島へ行ってきます
by koh925 (2020-11-21 13:43) 

nousagi

Jetさんは綿密な計画を立てて取り組まれるのに
たま~に、寝すぎ、とかありますね。(笑)
まあ、それも愛嬌ですね。
鷹見岩、私は素通りでしたが、
凄い景色が見られるんですね。
by nousagi (2020-11-21 16:00) 

JUNKO

山頂の眺めは私だけのものですね。さぞやいい空気を満喫したことでしょう。2、000メートルの標高の山の眺め、今日も楽して見せてもらいました。
by JUNKO (2020-11-21 16:45) 

よしころん

お寝坊は座席でだったのかしら^^;
鷹見岩すごい景色!!が、その先は瑞牆山同様キレッキレなのかしら…
怖~~^^;
by よしころん (2020-11-21 21:12) 

OJJ

瑞牆山、厳しい山容ですね~TVでは何回か見ましたがゴツゴツというか突き刺さるような形は印象深いです!寝過ごし?良いじゃないですか、でも風邪を召したら、それは詰まらん!その後の臨機応変の対応が素晴らしいです。
by OJJ (2020-11-22 07:10) 

Jetstream

ご訪問戴きありがとうございます。NICE、コメント戴き多謝! 後ほどレスさせて戴きます。
by Jetstream (2020-11-22 09:46) 

tochimochi

DIYのフルフラットは快適だったようですが、寝坊してしまいましたか。
いつも用意周到なJetさんですが時々やっちゃいますね。
私が瑞牆山で見たのと同じ眺めです。
思い出してしまいました。
この山域は岩ばかりですね。
近寄りがたい風景です ^^;
by tochimochi (2020-11-22 09:51) 

Atwight

先日瑞垣を訪れましたが、近くにこういうポイントがあったとは。
眺めも良く、今回の様な晴れの日は最高のビューポイントですね。
ラストの写真も山と人の営みが写っており、雰囲気ありますね。
by Atwight (2020-11-22 15:10) 

Jetstream

kazeneko さん、 カラマツの黄葉、既に落葉してましたが、標高の低い麓では見られました。

斗夢 さん、 M3は70㎜までなので、アップはダメです。でも、描写力が高いので切り取れば使えます。!(^^)! 一眼は綺麗に撮れますが重いし・・

のら人 さん、信州峠の向こうは川上村?秘境感がありますね。ロックダウン、防疫からみれば一番有効でしょうが・・・
by Jetstream (2020-11-23 14:14) 

Jetstream

takenoko さん、沢を渡ってから山頂までが急登の岩場になりますね。一度登ればいい山です。!(^^)!

kuwachan さん、孤高の眺めを楽しみました。帰路途中で紅葉の場所で一時停止、振り返ったらいい眺め。ラッキーでした。

achami さん、鷹見岩の山頂、眺めは抜群です。!(^^)! 横道にそれるんでほとんどの方は素通り、穴場です。

ma2ma2 さん、意外に風もなく日差しもあったんで寒くはなかったです。天空に近づくと爽やかになります。!(^^)!

koh925 さん、宮古島 いいですね。 記事楽しみにしています。
by Jetstream (2020-11-23 15:51) 

Jetstream

nousagi さん、無理だなとおもったらサッと諦めます。寝不足が一番よくないと思ってます。それと気合が入ってなかったです。こんな時も・・たびたびあります。(笑) 金峰へ行くときはここはカット、まず直行した方がいいでしょうね。

JUNKO さん、誰もいない山頂を独り占め、のびのびと休みました。!(^^)!

よしころん さん、 しっかり、後席で寝坊しましたよ。(笑) 鷹見岩、切れてます、末端には怖くて行けません。
by Jetstream (2020-11-23 15:59) 

Jetstream

OJJ さん、瑞牆山、登山道は見た目ほどの険しさはありませんので、大兄ならまだ登れると思いますよ。寝不足はよくないです。(笑) あきらめて寝坊して出直し、これも臨機応変です。( ´艸`)

tochimochi さん、上述どおり、寝不足で登山は出来ませんので目的地変更です。(笑) いいコース取りの瑞牆山登山、よかったですね。金峰山の大日岩コース、来年チャレンジします!

Atwight さん、鷹見岩、ほとんど知られていない穴場です。信州峠分岐で振り返ったら瑞牆と金峰、こんなアングルはめったにないので坂道を上がって撮ってみました。みずがき山自然公園を含めて山の雰囲気を楽しめた一日でした。
by Jetstream (2020-11-23 16:43) 

テリー

みずがき山周辺は、紅葉の時期、撮影に行きますが、今年は、結局、いけませんでした。
鷹見岩って、行ったことがありませんが、眺望がいいですね。


by テリー (2020-11-25 22:55) 

michi

この時期の車中泊は寒さ対策ですね。面倒でも寝袋には入った方が良かったですね。日が短いときは早めの行動がだいじなので、朝寝坊は予定外だったでしょう。信州峠分岐からの晩秋の瑞牆山と金峰山の長めは抜群ですね。
by michi (2020-11-27 09:59) 

Jetstream

テリー さん、このエリア、紅葉を楽しむにはいいですね。もう少し早く出かければよかったです。

michi さん、仰せの通り、最初から寝袋に入ることですね。(笑) 予定通りなら金峰山まで往復出来ましたが・・ 体調を整えて、チャレンジすることを楽しみにしています。
by Jetstream (2020-11-27 11:04) 

momotaro

>ただひとり静寂感が深まる、孤高の眺めを満喫出来ました。
素晴らしいですねぇ!
写真でお裾分けしていただきありがとうございました。
by momotaro (2020-11-28 06:17) 

g_g

山域の場所により抜群の景色が望めて登った甲斐がありそうですね。
こうして見ると若い内から山歩きがしたかったです。
by g_g (2020-11-30 11:13) 

Jetstream

momotaro さん。下界の喧騒とドタバタから離れるのはいいです。一時的でも。(笑) 拝見戴きありがとうございます。!(^^)!

g_g さん、私も山歩きのブランクが長すぎました。歳を重ねては取り戻せないものが多いです。でも、歩けれるうちはがんばりたいです。
by Jetstream (2020-12-03 13:12)