シュヴァルツゼーからフーリへの稜線を下る [アルプスの旅2022]
7月7日 シュヴァルツゼーを散策し、フーリへ下ります。
フーリに下る稜線は花がいっぱいでした。
シュヴァルツゼーでは、マッターホルンが真正面に見えるベンチでランチ。お天気も良く、風通しのいいレストランのテラスで地元のものを食べようかと思ったんですが・・・持参してきたパンですませました。混んでいない屋外のテラスレストランなら風も通って感染リスクも低いと思われますが、事前にどんな場所かもわからないので仕方がないですね。
山頂をズームアップして、100%で切り出してみました。
さらにヘルンリ小屋(白い建物)から上部のヘルンリ稜を切り出し。尖った稜線で急峻なロッククライミングの世界です。TV番組で見ましたが、クライマー達は朝の3~4時頃に小屋を出立し昼頃に戻って来るようです。
午前のクラインマッターホルン(グレイシャーパラダイス)はいわゆるツーリズムのポイント。氷河宮殿や展望台にはそれほどの感動もなく、フェードアウトしていくような印象です。グレイシャーパラダイスは止めて、午前中からヘルンリ小屋まで往復した方がよかったかも・・・と思いながら眺めていました。
シュヴァルツゼーを散策し、フーリまでの尾根を下ってみることにしました。
シュヴァルツゼーと昔からの避難小屋、31年前と同じ風景です。
湖のまわり一帯はお花畑、いろんな種類の花々が咲き誇っています。
Campanula ホタルブクロ
Lotus corniculatus 西洋ミヤコグサ
ワスレナグサ
クワガタソウ
Black Bog-Rush ?
フィテウマ Phyteuma Orbiculare
シャジクソウ Trifolium(トリフォリウム)
フーリへの稜線を下ります。
これもシャジクソウの種のようです。
昔の小屋のようです。背景はモンテローザとゴルナー氷河。
シラタマソウのようにも見えますが・・
ヨモギの一種?
ゲンティアネラ? 和名はオノエリンドウ
センプルビブム Sempervivum ベンケイソウ科の花?
Silene Nutans マンテマ属 ?
アスターアルピナス(シオン属)?
右手に見えるのはリッフェルアルプからゴルナグラート、雲が少しずつ出てきたようです。
??? 検索しても識別が難しいです。
Arnica Montana セイヨウウサギギク
Pedicularis シオガマギク ?
Gold Crepis フタマタンポポ
Carduus ヒレアザミ?
フーリまでの中間点、一度にアップしようと思っていましたが、まだ多くの花が残ってますので本日はここで切り 次回Ⅱへ続くこととします。
追: 水際対策(入国制限)が緩和されて一日2万人から5万人にまで入国が拡大、ワクチン3回接種証明があれば「現地出発72時間以内のPCR検査」は9月7日から免除されるようです。海外渡航される方には朗報だと思います。 但し、新型コロナに感染してしまった場合は、滞在国のルールや航空会社の指針に従って対応することは変わりません。 PCR検査がない場合は、無症状感染者も航空機に搭乗することになるし、発症していても申告せずに搭乗=「すり抜け」てしまう可能性もあります。とても厄介なPCR検査ですが現時点では「自制」「歯止め」になっているのは事実でしょう。 水際対策の緩和で良かったねというだけでなく、同時に渡航者・国民がその分感染リスクを受け入れるという事になることです。 もうしばらくはPCR検査があるという前提でしか考えていなかったんですが、水際対策緩和に伴う負の部分も気づかされ、複雑な気持ちになります。 PCR検査があるナシに関わらずきちんと感染対策をして「新型コロナに罹らない」ということが基本だと私は思いますが・・
感染しないように神様に祈りたい気分です^^。
by 斗夢 (2022-08-27 05:22)
マッターホルンを正面にランチ…
もう、食べるものは何でもいいですね。景色が最大のおかずです
by asa (2022-08-27 14:34)
高山植物には、癒されますね!
もし、なかったら何が癒してくれるのでしょう、
考えたら夜が明けそうです。
by ファルコ84 (2022-08-27 15:05)
マッターホルンが正面に見えて迫力ありますね。
ランチも楽しくなっちゃいますね。
by ma2ma2 (2022-08-27 16:40)
ヘルンリ小屋は写真をじっくり見て分かりました。随分急峻なところに建っているんですね。そしてそこから延びる角稜がヘルンリ尾根なのですね。ノーマルルートとはいいながらとても近寄れそうもありません。
ここからクライマー達を眺めるのは圧巻でしょう。
シュバルツゼー周辺は素晴らしいお花畑ですね。日本のと似たような花を見ると安心します。
まだお花畑は続くのですね。次回が楽しみです。
by tochimochi (2022-08-27 21:15)
岩肌がスゴイですね!!!
あ〜〜お花にココロ奪われます♪
by achami (2022-08-27 21:25)
迫力のマッターホルンですね!
お花が見事に咲き乱れていて素晴らしいですね。これではなかなか先に進めませんね(笑)
by kuwachan (2022-08-28 06:01)
地元の老人クラブを含め、立川市全体の老人クラブの人たちと
何度お接しますが、皆さんは感染予防に知恵がつき、知ってる限り
感染した人はません、家族が感染し濃厚接触者になった人も大丈夫でした
3世代同居の知人は、自宅内でも一日中マスクをしています
皆さんには、健康寿命を保ち施設には入らないように呼び掛けていますが
失われた3年間は大きいです、私もあと3か月ほどで86歳です
by koh925 (2022-08-28 10:50)
マッターホルンはどう見てもやっぱり神の山ですね~この尖った岩の山は悪魔では住めんやろ・・と寝ぼけ頭で拝んでいます。それにしても沢山の花を写されましたね~図鑑が出来ます!(名前のフォローはOJJには到底無理)
私も心が洗われます。じっくり見たら薄い頭がくらくらします。感謝感謝
by OJJ (2022-08-28 11:53)
この景観を眺めながらであれば、どんな食べ物でも
最高のランチとなりますね。
十字架にはりつけられたキリスト像
この景観の中で、登山者を見守っているのでしょうね。
by 八犬伝 (2022-08-28 12:09)
ご訪問、NICE、コメントまで戴きありがとうございます。
by Jetstream (2022-08-28 14:47)
斗夢さん、神に祈る方は、神に見守られるでしょう。ご加護祈ります。
asa さん、素晴らしい景色に美食はいりませんね。真正面に聳えるマッターホルンを眺める、風景も変わらず。変わったのは年を重ねた自分です。(笑)
by Jetstream (2022-08-28 14:48)
ファルコ84さん、日本では見られない稀有な花、珍しい花もあり。アルプスの花には癒されますね。
ma2ma2 さん、超弩級の風景ですね。上にヘルンリ小屋へ行けば映画館で一番前の席でみれますが、広角でも撮りきれないでしょう。ここらあたりが丁度眺める、撮る適距離だと思います。こんなところでのランチは最高です。
by Jetstream (2022-08-28 14:49)
tochimochi さん、山好きの方なら多分すぐわかるでしょう。クサリも付いているようですが、多くの方はガイド同行登山のようですね。登らなくてもいいので、小屋で1泊するだけでも楽しいでしょうね。
シュバルツゼーやフーリへの尾根は花が多いだろうと思いましたが、尾根自体が花畑でした。
achami さん、遠くから見るとキレイな三角錐ですが、岩山の世界ですね。素晴らしい花々に心が躍ります。
by Jetstream (2022-08-28 14:50)
kuwachan さん、下りだから1時間半くらいだろうと思いましたが、時間がかかりました。(笑) でもいい時間を過ごせました。
koh925 さん、コロナ感染へはワクチンもありますが、やはり罹らないという感染予防と対策がいちばんですね。所属されているクラブの方は意識が高いと察しいたします。
齢を重ねるほど1年の重みが大きくなります。大兄もまだご健勝のこと、私も見習いたいです。
by Jetstream (2022-08-28 14:51)
OJJ さん、マッターホルンは霊山として崇められていたようです、ホント。多くの写真を撮りましたが、失敗もおおいです。;; 花はピンぼけが多いですが、ご容赦のほど。こんなところに居ればいるほど去りがたし。内向きの2年半が、心のなかであっという間に相殺されました。旅は日常からの脱却であること、今回ほど感じたことはありません。感謝感謝です。
八犬伝 さん、最高のランチ、目の前の絶景にはどんな美食も要りませんね。
とは云うものの、やはりおにぎりでもあればいいです。(笑)
キリストはどんな面持ちで現生を眺めているんでしょうね。
by Jetstream (2022-08-28 14:53)
やはりマッターホルンが圧巻です。
ヘルンリ稜をこのようにつぶさに見ることができるとはすばらしいことです。
一般ルートと言われてはおりますが、基本的にガイド登山というのも頷けます。
それにして花のお写真の充実に目を見張りました。続編のアップも予定されているとのこと。楽しみにお待ちします。
水際対策の緩和、やはりきがかりです。
感染者数は日本が世界でもダントツという報道もありましたし、結局のところ、個人レベルでもきちんとした感染対策を採っていくよりほかはないのかもしれません。
by 伊閣蝶 (2022-08-28 21:14)
伊閣蝶 さん、あの急峻な岩場を必死で登りきれたとしても、下りはかなりの登攀技術がないと難しいでしょうね。Qのイモトが山頂からヘリで下山したのも頷けます。
新型コロナ、もう2年半も経っているのに相変わらず目詰まり。連日朝から深夜まで救急車のサイレン。先日の深夜には小宅のすぐ近くまで。政府も前に策を進めることができないので、経済を動かすという名目で制限疾止・規制緩和、手抜きと丸投。その分リスクは我々国民が背負うことになります。仰る通りで、私もそう思います。
by Jetstream (2022-08-29 01:05)