エランの谷、エボレーヌとピラミッド [アルプスの旅2022]
”EVOLENE、One of the most beaufitul villages in Switzerland”
エヴォレーヌ、スイスで最も美しい村のひとつと云われる名所ですが、さて・・
7月10日 日曜日、ラックブルーへのハイキングを終えて、アローラからエヴォレーヌに向かいます。
エヴォレーヌの観光案内所の横にある無料駐車場にとめました。残念ながら、観光案内所は閉まっていましたので地図もなし。ランダムに散策してみました。
予備知識は「スイスで最も美しい村のひとつ」という程度で、ほとんどなし。
日曜日午後、3時を過ぎていたので観光客のピークは過ぎていたのか、人出は多くありませんでした。
エラン谷の東側の丘陵にある集落で、人口は1,600人くらいですが約8%は外国籍の住人。地元の方がほとんどかなと思ったんですが意外でした。エラン谷はフランス語圏です。
ネズミ返しの基礎と石瓦の屋根で建てられた特徴ある木造の小屋が多いです。
ネズミ返し、高床式の穀物倉庫です。
これもネズミ返し、屋根にも使われている鉄平石を挟んでネズミが登ってこれないように工夫してあります。釘も使わず楔形に削って組み上げていますね。
穀物倉庫が林立、昔のままに保存されてまわりの風景に溶け込んでいます。
石畳の通り、陽射しが強くて露出がオーバー;;
石と粘土で建てられた家
古そう、かなり昔の家と思われます。
小屋はネズミ返しですが、住居の方は石造りの基礎。
レストラン、もう午後の遅い時間なので閉店のようです。
山村風景にアクセントとなっている教会は工事中で上部がシートに覆われて、様になっていません。普段は見学できるよう様ですがNG です。
石瓦の屋根とアローラの山群。
集落自体、それほど目を見張るようなところはありません。多分、この集落を含む近辺の山や自然に囲まれたロケーションが人気なのでしょう。外国籍の住民が多いというのは、住んでみて居心地がいい村なんでしょうね。ここに2~3泊滞在して、近郊を散策・ハイクするのがいい過ごし方かもしれません。
Pyramides d'Euseigne:
シオンへの途中にあるウゼーニュのピラミッドにストップオーバー。
ウゼーニュのピラミッド近くにモニュメントがあります。
これらの奇岩は自然の営みというかいたずらで出来た不思議な景観です。
もともとヘレン谷には氷河が覆いつくしていました。その後氷河が後退する過程で運ばれてきたモレーンが堆積し融合し固形化。長年雨などにさらされて浸食されましたが、ところどころ大きな岩石があり、それが傘の役目で下に在った堆積層が浸食されずに残った。これがキノコのような奇岩となったようです。
道路は固まった堆積層を掘削して出来たトンネルを通ります。往路で気がつきましたが、そのままパスしてしまいました。
細長く柱状の堆積物(岩)の上に乗っかっている岩は「小さな帽子」と呼ばれています。
なにかバルセロナのカサ・ミラやグエル邸のガウディが作った突起状の創造物をイメージします。
回り込んだ谷の反対側の道路からとったピラミッド群です。自然のミラクルマジックですね。
翌日は東にあるアニビエ谷に向かいます。
凄い木造建築ですね。
手が込んでいますね。
確かに、スイスで最も美しい村のひとつでしょうね。
by 八犬伝 (2022-09-16 21:52)
一つ一つの建物がしっかり作られているんですね。
地図がなくても迷うこともないほどの狭い村でしょうか。
ぶらぶらするのが楽しそうです。
by nousagi (2022-09-16 22:31)
凄いとしか言いようがありません。
建物が周りの風景に溶け込み一体化しています。
住んでみたい場所です!!!
by yam (2022-09-18 10:18)
木造建築の工夫が素晴らしいですね。釘を使わないところは日本の古い木造建築と似ているところがありますね。窓辺のお花がスイスの山小屋という雰囲気で可愛らしいです。
奇岩の帽子が付いているのはサグラダ・ファミリアの尖塔を思い出しましたが、自然の造形なんですよね。
by kuwachan (2022-09-18 17:21)
ネズミ返しは何処の国も同じ感じになっていますね。
by ma2ma2 (2022-09-18 18:30)
すごい木造建築を見せていただきました。石と木がうまく融合しているのですね。今回もいいもの見せていただきました。
by JUNKO (2022-09-18 21:07)
ご指摘ありがとうございます
岸田首相は、第7波が収束すれば第5類の検討をするようですが
季節性インフルエンザ相当にするのが正解だと思っています
私は、あと少しで満86歳、健康寿命を維持し米寿までブログを
続けたいと思っていますが、果たしてどなるか!
頑固で、短気な年寄りにならないように努めています
by koh925 (2022-09-19 13:34)
「スイスで最も美しい村のひとつ」たしかに^^
なんかずーーーっと見ていられる風景です。
このあたりは、おおきな嵐など来ないのでしょうか?
雪はどうなんだろう・・・。
by achami (2022-09-19 16:57)
八犬伝さん、ネズミ返しはアイデアですね。木造で石瓦の屋根ですがしっかり立てられてますね。昔ながらの風景は安らぎますね。
nousagi さん、人口が1,600人くらいの村です。端から端まで歩いても1時間程度なので地図がなくても、ほぼ見所はみれたよう?です。ブラ歩きもいいですね。
yam さん、自然との調和が素晴らしいですね。私も住んでみたいです。!(^^)!
kuwachan さん、昔ながらの木造工法、長く保存されてますが地震もないこともあるでしょうね。ヨーロッパは窓辺に花を飾るという素晴らしい習慣があり、和ませてくれます。尖塔の石が乗っかって残っている不思議な自然のいたずらですね。ガウディににてます。
by Jetstream (2022-09-19 21:56)
ma2ma2 さん、どこの国でもネズミ対策には腐心したでしょうね。スイスのネズミ返しいいアイデアです。
JUNKO さん、石と木で出来た家、まわりの自然と調和していますね。
koh925 さん、 私も新型コロナが早く5類に移行される状況を願っています。インフルはタミフルという特効薬が直ぐ処方されますので、同様の「効く薬」が処方される状況が形成されるなら大賛成です。いつも元気でチャレンジされる大兄には見習いたいです。どうぞこれからも頑張って下さい、応援しています。
achami さん、スイスも温暖化の影響で氷河も後退し、エアコンなしでは厳しくなると聞いてます。今から30年以上前の赴任時ですが、ドイツで車を買う時にエアコンを着けと欲しいといったら、笑われました。あと、春の雪崩ですね、これも温暖化のえいきょうなんでしょう。エボレーヌでも雪崩の被害が何年か前にあったようです。
by Jetstream (2022-09-19 21:57)
かなり古い建物の集落ですね。鼠返しは懐かしい言葉ですが木造建物では必須なのですね。
仰る通り、周囲の環境や山々を含めての美しい村なのでしょう。
キノコ状の奇岩も目を引きましたが、出来た過程を知って納得です。
by tochimochi (2022-09-20 07:45)
tochimochi さん、日本にもこのようなネズミ返し基礎がつくれるといいんですが、地震国では無理でしょうね。店にしても調和がとれて、地元の方もフォローしていることです。フランス語の説明看板しかなかったんですが、グーグル翻訳。きちんと伝えられたか自信ありませんが拝見戴きありがとうございます。
by Jetstream (2022-09-20 11:23)
石瓦の屋根とアローラの山群・・・人間はこんな環境でも豊かに過ごせるんだ~と今更のように思いました。先日のTVで150年ほど昔のマッターホルンの初登頂競争(スイスとイタリヤ、ほぼ同時に挑戦)を織り込んだ老ガイドの話見て、Jetさんの堪能された景色の1ミクロンほどを味わった気がします。ネズミ返しのお話、日本の高床式も気持ちは同じと思います。
by OJJ (2022-09-21 16:24)
OJJ さん、スイスの山を歩いていると、断層帯が崩れ割れた鉄平石の元が多くありますし、木材もいっぱい。自然の授かりものを利用するのはすばらしいですね。といって住んでいる方は非文明的な生活をしている訳ではなく調和がとれてます。日本の高床式も素晴らしいアイデアですね。BSのアルプス番組、ドローンも使って迫力ある画面 私も楽しんでます。
by Jetstream (2022-09-21 19:44)
ヨーロッパでも、こうした木造の建物がきちんと保存されていて、景観を作り上げていることにうなりました。
何となく、日本と違って石造り、などという思い込みもありましたから。
また、この奇岩の群れも目を引きますね。
by 伊閣蝶 (2022-09-23 12:12)
伊閣蝶さん、日本でも古民家が保存されていますが、すぐ横に奇異な建物や看板があるところもあり調和がとれていませんね。スイスという国はダークな面もありますが、スイスという国のブランドを大切にしていると思います。
by Jetstream (2022-09-25 17:14)