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参考までに、前回の地図を掲載しておきます。
懐かしい想い出の詰まったチューリッヒ中央駅をあとに、リマト川の西岸沿いを歩きます。
東岸にはプロテスタント教会の鐘楼、高台にはチューリッヒ大学が見えます。
ウラニア通りを横断し、ウラニア公園の坂を上がります。
リンデンホフの丘です。ここはリマト川沿いの風景を眺められる公園、ここのベンチでランチ休憩です。
北東~東方向のアングル。川沿いにはホテルやお店が立ち並びます。青緑色の尖塔はプロテスタント教会、その後ろの建物がチューリッヒ大学です。上の写真をトリミングします↓
チューリッヒ大学の北隣(写真では左)にある建物がチューリッヒ工科大学(ETHZ)、スイスでNO.1ランキングで世界でも9位に位置づけられています。多くのノーベル賞受賞者を輩出し、アインシュタインもここで学びました。(前回の記事も訂正しておきます)そしてその奥にはチューリッヒベルクの丘陵が遠くに望めます。
東~南東方向のアングル。川沿いにはチューリッヒ公会堂、グロスミュンスター、裏露地を午前中に歩いたコースです。奥の山手にはホッティンゲンの小高い住宅地が視界に入ります。アルトスタット地区を除けば、リマト川の西側は商業地帯、東側は閑静な住宅地です。
リンデンホフの丘から南へ下る石畳の道を歩きます。
シュテールガッセ(通り)、狭い路地の建物越しにセントピーター教会の時計台とフラウミュンスターの鐘楼の尖塔が目に入ります。
シュテールガッセを進むとブティック、靴、アクセサリーの店が立ち並んでいます。
アルトスタットでも東側はレストラン、居酒屋、ホテルが多いのに比べ、西側はハイファッション、ブランドショップ、ブティックが目立つ通りです。日曜日だったのでお店は除くことは出来なかったのですが、ブランドものは高そう、さらに円換算したら(+_+)でしょう。
シュリルガッセとの分岐、真正面にセントペーター教会の時計台が見えます。
ここから左手に折れて下るシュテールガッセを進むとリマト川沿いにホテルがありました。某社の海外担当役員様の定宿であったことを思い出しました。5ッ星の伝統的な格式あるホテルです。私が定宿としていた中央駅北のリマト川沿いのホテルはモダンなビジネスホテル・・・・・今調べてみたら、現在5つ星(+_+)でした。当時は3~4つ星くらい?・・定かな記憶はありません。(笑) 当時若輩の私には3ツ星で十分なのに身分不相応でスイマセン。列車もソロの場合は1等車に乗車、自分の独断と裁量で良き?時代でした。遡ってザンゲm(_|_)mです。(笑)
一般の店にも多くのスイス国旗が堂々と立てられています。国に強い誇りと愛着を持っているのでしょう。またスイス国旗をブランド化する観光立国のしたたかさなのか? サッカー観戦の応援ならともかく、祝日でもないのに我が国の商店街でこのように日の丸を積極的に掲揚することには躊躇するでしょうし、異様に映るかもしれませんね。この差はなぜなんでしょう? 永世中立国と過去の歴史に翻弄された国との違いなのか?
フラウミュンスター(聖母聖堂)とミュンスターホフ広場にでました。ブルーグリーンの尖塔が鮮やかで印象的で、堂々たる造りですね。もともと9世紀ごろに女子修道院付属の教会として建立され、その後ゴシック様式の教会として増改築され、さらにロマネスク様式部分が加えられ現在に至っているようです。
フラウミュンスターの中庭側、中にも入れるようですが事前予約が必要なのでスキップ。20世紀なってシャガールが手掛けたステンドグラスで有名なようです。聖堂・教会といった史跡巡り愛好者の方には外せないスポットです、事前に予約をお願いします。(礼拝中は入場不可のようです。)
広場の北側、パラソルの下でカフェ、ドリンクを飲んで楽しんでいる光景はいいですね。
広場の南側、思ったより人出は少ないようです。天気がいいので郊外にでかけているんでしょうか。クリスマスシーズンの今頃は多くの露店が軒を並べているでしょう。
対岸にはグロスミュンスター大聖堂の鐘楼がひときわ目立ちます。リマト川を挟んで聳え立つグロスとフラウミュンスター、双璧の聖堂です。
リマト川沿い西岸をチューリッヒ湖に向かいます。
カイブリュックからのゼーフェルト地区。 約4時間のチューリッヒ旧市街巡りを楽しむことが出来、チューリッヒという街を再認識しました。山歩きはそれほど疲れは感じませんが、概して街歩きは疲れます。この日は心地よい疲れを感じながら、ゼーフェルトの宿に戻りました。
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7月18日、月曜日 旅行カバンのパッキングを終え、ゴミも分別しておきます。ここのゴミはアパート管理会社が処分してくれるとのことですので、そのまま部屋の入り口に置いてチェックアウト。3泊ですが快適に過ごせました。
予約しておいたリムジンは、ほぼ定刻に到着。
空港までのリムジン送迎はエミレーツ航空・ビジネスクラスの付帯サービス、無料です。チューリッヒ到着時にも利用できたのですが、レンタカーなので利用機会はありませんでした。チューリッヒ空港から50KMまでの走行距離という制限がありますが、ルツェルンあたりまでならカバーされるので使い方によってはお得です。
ワンボックスタイプで定員6人座席の大型リムジン、身なりを整えたドライバーはマスク着用し、安全への気遣いが感じられます。空港まで約30分ほどですが、リラックスして移動出来ました。旅行カバンもチェックインがウンター前まで運んでくれますので、大変助かります。(無料とは云っても相応のチップはマナーとした方がいいでしょう、)
空港カウンターでEチケット、パスポート、PCR検査陰性証明書を提示、スムースに搭乗・出国手続きを終えました。
シャトルでターミナルに移動し、搭乗時間までラウンジで過ごしました。
ドバイまでの機材はエアバスA380、総二階建ての大型機。搭乗は2階席への直通ゲート。
エンジンも4発あり、バカでかい。
2階席といっても天井は高く昔のB747の2階席のような閉塞感はありません。往路では中央の2列席をとりましたが、復路のチューリッヒ~ドバイ区間は窓側の座席をとってみました。窓側は縦方向に1席、スペース上互い違いの配列でコンパートメントスタイルになっています。窓側列ですが席は通路側、家内の席は、私の前列の窓側です。この互い違いの隔離感のある座席レイアウトは最近のトレンドで、とくに新型コロナ禍以降のビジネスクラスに多く採用されているようです。
ビジネスクラスでの食事やいろんなワインのセレクションも楽しむことが出来ますですが、なんといってもフルフラットになる広い座席と空間です。長時間のフライトでも横になってゆっくりと休めて、もっと乗っていたいという気分。贅沢かもしれませんが、人生は一度っきり。いままでの自分と家内へのプレセントということで奮発しました。
ドバイには深夜到着、約3時間の乗り継ぎをラウンジで過ごし東京への便に搭乗します。
東京(成田)行はB777-300ER、トリプルセブン。(12月初旬現在、成田~ドバイ間の航空需要が復活してA380で運航されています。)
約10時間のロングフライトの後、成田上空が見えてきました。旅のエンディングです。
3年ぶりの海外旅でしたがお天気にも恵まれ、素晴らしいスイスの山岳風景のなかを歩き、心躍らせ、癒され、楽しい日々を送ることができました。敢えて出かけて良かったと思います。コロナ禍での心の痛みが癒され、閉塞感が拭い去りました。旅の記事を書きはじめた頃は、感染が蔓延し入国制限下での海外渡航でした。「このご時世で、スイス旅行? アルプス山歩き?」という空気を感じとりました。加えて世の中の分断が広がっています。こんななかで、自分の気持ちをどう表現していいのか些か戸惑いもありました。ネガティブな受取り方もあるだろうとは重々~察知しながらも、ありのまま素直に表現するのことが、自分にも皆様にも偽らないことと思いました。その点はどうぞ悪しからずということで、お願いいたします。
ご訪問戴いた皆様、NICE、コメントまで戴きました皆様には、重ねて深く~御礼を申し上げます。ありがとうございました。