仕事で何度も訪れたドバイ。今回は空港でのトランジットですが、最後にドバイを訪れたのは約15年前。もう訪れる機会はないだろうと思っていましたが、こんな形でドバイに寄るとは思いもしてませんでした。コロナ禍でなければドバイで往路か帰路に数日滞在し、昔訪れた懐かしのオールドドバイ（旧市街）、クリーク、バザール、ゴールドスークに寄ってみたかったです。 2022年7月3日
出発予定時刻3時間前に成田空港に到着。事前に空港宅配便で送ったスーツケースをピックアップしてチェックインカウンターに向かいました。閑散としていますが、エミレーツ空港のカウンターには列をなしています。ビジネスクラスのレーンですぐチェックイン出来ました。 7月2日
時間を過ごす場所もないので、出国手続きを終えラウンジへ。JALさくらラウンジ(コードシェア便）が使用出来ました。ラウンジも比較的空いていました。飲み物はセルフサービスですが、食事は注文し配膳されたトレイでピックアップします。以前はお好みでライスとカレーを自分でテークアウトする方式でしたが、新型コロナ感染防止対策として変更されたようです。ラウンジでは3年ぶりのJALカレーを戴きました。味が懐かしくて昨年通販で１KGのJALカレーパックを購入、ビーフがいっぱい入っていました。味は変わらず美味しいですが、このラウンジのカレーはビーフが少ない。(笑)
搭乗開始時間5分前にゲートに到着。やはり、思ったより混んでいるようで航空需要は回復気味なのか？ 減便で選択肢が狭まったのか？ N９５規格のマスクを着けて搭乗します。
私どもの席はちょうどここ、ビジネスクラス前方から2列目、窓側2席シート。（写真を撮りそこなったのでこれは借り物ですが、まったく同じスペックです。）家内が窓側の特等席、私は通路側です。(笑) 私の背丈では完全にフルフラットになります。ほぼ満席でしたが、座席の距離感と隔離感がありリラックス出来ます。搭乗も終わって、まわりもながめて・・・Ｔ．Ｐ．Ｏ．ふつう不織布タイプに着けかえました。機内ではマスク着用となっています。
ウエルカムドリンクのシャンペン。最後にビジネスクラス国際線に乗ったのは12年前ですが、最近のビジネスクラスのスペースの拡大、プライバシー空間の充実ぶりには驚きます。モニターも２５インチくらい？ 定刻通り２２：３０出発です。
搭乗してすぐ出される軽食。お寿司を選びました。シャンペン、ワインは飲み放題ですが、赤ワイン、白ワインを各1杯。
消灯。フルフラットのシートに布団を敷いてもらって就寝、「夜空」を見ながら眠りにつきます。
ドバイまでは約10時間弱のフライトです。
朝食は和懐石を選びました、味はふつう。食事はやはり日系航空会社がいいですが、ヘビーな食事でなければあまり機内食にはこだわらない私です。
ブルガリのポーチ 男性用と女性用、なかにはブルガリのアメニティーが入ってます。マスクやアルコールジェルの配布もあり、ＣＡさんもしっかりとマスクを着用し感染対策の徹底が伺えます。
7月4日 ドバイに到着です。現地時間朝の4時前。私は通路側なのでモニターで着陸を見ます。睡眠は時折目を覚ましましたが、体は十分休めました。
ドバイ空港。24時間稼働、トランジット客が往来する眠らない空港です。昔ながらの免税店が軒をならべ、バブリーな感じであふれています。通りすがり眺めてみましたが、ほしいものはなし。もうモノは要らない。
エミレーツ航空のビジネスラウンジの入り口。搭乗券のバーコードをかざせば入れます。とにかくデカい、世界でも最大規模のビジネスラウンジと云われます。フードコートも洋食、中東系、アジア系と3カ所、それ以外にドリンクコーナーもあり。中東のお金持ちの国の空港、航空会社のラウンジ。
ゆったり座れるチェア、ソファーが並び、座席間のスペースも広めで寛ぐことが出来ます。日本の狭いラウンジとは比べ物になりません。ここで数時間過ごしました。ほぼフルフラットで休めれるシートもあり、シャワールームもあります。一度は乗ってみたいと思っていたエミレーツのビジネスクラス、ゆとりを感じリッチな気分になれます。
空港内はマスク着用義務となっていますが、やっぱりダメなのは欧米系。空港内はＮ９５タイプで移動します。
ラウンジは2階にありますが、大半のフライトはゲートにアクセス出来、エレベータで直行できます。チューリッヒ便は別のターミナルですので早めに移動します。
チューリッヒへのエアバスＡ３８０。２階建でデッカイ、クジラのようなずんぐりした機体です。搭乗は上階のタラップから直接２階席ビジネスクラスへ。
シート配列は１（窓側）－２（中央）ー１（窓側）(←クリックすると３DViewできます）、往路は中央の２席シートをとりました。コンパートメントのように仕切られた感じです。窓側も中央も一列ごとに互い違いにシートが配列されているので、隣の乗客が見えない様プライバシーに配慮されています。コロナ禍になってからはこういったシートが流行のようです。
食事は２回でますが、メインはビーフステーキ。ビーフは食べない国のケータリング食、硬くてダメでした。フルーツはフレッシュで美味しいです。ワインも飲みたかったのですが、到着後は運転しなければなりませんのでＮＧです。
ドバイからチューリッヒまで約6時間。成田空港出発からドバイ乗継４時間を含め約２０時間です。露のウクライナ侵攻でロシア上空飛行が出来なくなり、JALでヘルシンキやロンドン乗継でもチューリッヒまでは１８～１９時間と大きな差はありません。ロンドンやヘルシンキまでの飛行時間が数時間伸び、欧州内の機材は中小型機になるので、快適なラウンジと大型機のドバイ経由の方が楽かもしれません。
今までビジネスクラスは海外出張やアップグレード特典でしか搭乗したことはありませんでした。自腹で乗ったことはないのです。庶民の私には高嶺の花でしたが、もう残り少ない機会、たまにはいいでしょう。いままで一緒に頑張ってくれたパートナーへの慰労でもあり、自分自身へも。
３月初旬にエミレーツ航空の航空券Business Saverを購入しましたが、同等条件のＪＡＬのビジネスクラスの半額でプレミアムエコノミー運賃以下でした。いままでJALにお世話になったJetstreamとしては日本のJALやANAに少しでも貢献したいのですが、この差では無理です。しかもチューリッヒでのリムジン送迎サービスが付いています。到着時はレンタカーなので利用しませんでしたが、帰国時にチューリッヒ市内のアパートから空港まで利用しました。空港から５０KMの距離まで無償ですので、場所によってはかなりお得です。中東の他のカタール航空、エティハド航空といった選択肢もあり、ロシア上空飛行が出来ないならいい選択肢だと思います。
ところでいくらだった？ 円安とサーチャージ（燃料付加料金）の高騰でダブルパンチの今なら、最安のJAL往復エコノミー個人向け割引チケットすら買えません。急騰というか暴騰しています。今、個人向け航空運賃を検索されたら、たぶん皆さんビックリするでしょうね。手が届かないです。
行き過ぎた円安が是正され、ウクライナ紛争が終結して燃料代が元のレベルに戻らないと海外への旅は遠ざかります。国民は円安と物価高に苦しみ、インバウンドだけがメリットを得る。こんな日本だといずれ、近隣国からも見下ろされる日本になりかねないでしょう。
チューリッヒ空港へ到着。シャトルでメインターミナルへ移動。入国審査を済ませてから、荷物をピックアップし税関を出ます。
マスクを着けている方はほとんどいませんが、欧米以外からの旅行者と見受けられる方はマスクを着用しているかたが大半。もちろん、私どもはＮ９５マスク着用のまま弛めず！ 日曜日なのでしょうか、空港は混んでいます。まったく「別世界」です、それとも日本が別世界なのか？
まず空港ビル内のATMで①キャッシング。デビットカードでスイスフランを引き出します。決済通貨は日本円とスイスフランが表示されますが、当然スイスフランを選択。日本円だとその時点での為替レートが適用されます。スイスフランだと日本でのスイスフラン口座からデビットされ、残高がないと時価の円レートで引落となります。街中のデビットカードでの買い物も同様です。
次に②スマホのシムカード、SUNRISEという電話会社の安いシムを予定していましたが最低５０フラン、高いので反対側にあるTALKTALKという会社に行って見ました。結局同じ値段でしたので、そこでシムを購入し設定してもらいました。通話確認はOKでした、1ヶ月間スイス国内通話は無制限ですがデータは１０GBと割高です。
③レンタカーのカウンターへ向かい手続き。国際免許証と国内免許証の翻訳を提示。手続きを終え駐車場の車両を確認し、荷物を収納。
空港ビルの一番下にあるSBB（スイス鉄道）空港駅で④スイストラベルパス（1ヶ月有効ハーフプライスカード）２名分を購入。帰国時のＰＣＲ検査検査場所も確認したかったのですが、空港内の見取り図から容易に推測出来ましたのでこれはカット。
空港でのやるべきことをすべて終えレンタカーに乗り込みます。最初にアルコールシートでハンドウォッシュ、ハンドル、レバー、ドアノブ等々もクリーンアップ。一息つき、ペットボトルの水で喉を潤し出発です。#59120;#59120;#59120;
本日宿泊予定のラヴォー地区に向かいました。