グリミシュアの宿を引き払い、チューリッヒに向かいまいした。 7月15日
6日間滞在したグリミシュアの宿をチェックアウト。ちょっと長い滞在かなと最初は思いましたが、あっという間の日々でした。
若い時は数泊ごとに移動する旅行形態が多かったんですが、一ヵ所滞在型の旅がのんびりしていいと感じるようになりました。
高速0号線に乗りローヌ谷を真っ直ぐ西へ、マルティニーから谷あいを北上しレマン湖を左に見ながらモンテレーへ。
ローザンヌに向かう9号線からベルンに向かう3号線に入ります。
ベルンを通過して、1号線でチューリッヒ市内へ向かいます。
宿はチューリッヒ湖沿いのゼーフェルトという地区、表通りから横に入った閑静な住宅地の通りにありました。チューリッヒの市街地にも近く、チューリッヒ湖岸で公園、レストランも多く住宅地としては人気があるようです。
宿(アパート)の玄関です。ここは建物全体の部屋がアパート運営会社によってマネージメントされ、近くにももう1棟所有しているようです。
アパートの玄関、管理事務所がグランドフロアにありますが無人。部屋のカギをピックアップ、エレベーターで1階の部屋に入ります。
入口にキッチンと小さなクローゼット。
バス・トイレ、きれいに清掃されています。概して、スイスの宿はメンテナンスと清掃が行き届ている印象です。
リビング・ダイニングルーム。もう一部屋は寝室で、合わせて60m2と十分なスペースです。
リビングルームからは中庭に面したテラスにも出られます。
このアパートに出発日まで3泊滞在します。もともと出発日の前日にチューリッヒに入る予定でしたが、PCR検査もあり週末も重なるので余裕をみて3日間滞在に変更しました。
この日は金曜日、チューリッヒ空港にあるPCR検査場チェックポートへ電話し混雑状況を確認。チェックポートはスイス在日本大使館認定のPCR検査機関です。明日の土曜日は週末でより混雑が予想され、この日の検査を勧められましたので夕方でしたが出かけることにしました。レンタカーは翌日が返却日でクルマでも行けますが、不慣れな市街地を運転しなければならないので、電車にしました。
宿から数分でトラム(路面電車)の駅あり。ここから4つ目のオペラハウス前で下車します。
数分歩いてSバーン(近距離郊外路線)のシュターデルホーファー駅へ、ここからチューリッヒ空港まで直通の電車に乗車します。
チューリッヒ空港駅(Kloten)まで乗継を含め約30分で到着。(一部移動中の写真が撮れなかったため、ストリートビューでスクリーンショットした写真を掲載しています。)
空港ターミナルへ向かいます。
ターミナル2にあるチェックポート。並ぶ列もなし。書面で申請し、入力されたパスポート情報を端末画面で確認し、検査料を支払って手続きは完了。PCR検査を受けます。
検査結果は3時間後にメールで連絡があるとのこと、検査結果(日本入国用の検査結果証明書)はレンタカーの返却もあるので翌日午前中に再度出向いてピックアップすることにしました。
帰路、アパート近くのスーパーマーケットで夕食と翌日の朝食分を買出し。夕食を終えてしばらくするとチェックポートからのメールあり。検査結果は陰性との通知あり、検査証明書が添付されていました。数分後に家内宛てにもメールで同様の通知があり。新型コロナへの感染対策は一貫してとっていたので罹るはずはないと確信はしていたものの、「絶対はない」ので検査結果に安堵しました。
日は変わって7月16日、土曜日
レンタカーで空港へ、空港のガソリンスタンドで満タンに給油して空港内にあるレンタカー会社の指定駐車場で返却。その場で車輛の外観をチェックしてもらい返却手続きは完了。(たとえ小傷でも修理代と車輛不使用賠償で30万円くらい請求される可能性があります。)返却証明書を見ると、走行距離(マイレージ)は1,286となっていました。なんとか14日間無事に無事故で運転出来たのは幸いです。
3年まえに運転した時の感覚が蘇って、今回は比較的スムースに運転できましたが、チューリッヒのような街中での運転には気疲れします。もう高齢者の域ですので、海外での運転は今回が最後になるかもしれません。マイペースで、自由気ままに個人旅行を楽しむにはクルマがあればとても便利ですが・・・
このあと、空港内のチェックポートでPCR検査証明書+日本政府指定フォームの証明書を受領し、空港での用事を済ませました。これで帰国出来ます。
帰りはSBB(スイス鉄道)でチューリッヒ駅へ。
スイスでは3月以降公共交通機関でのマスク着用義務は撤廃されていますが、旅行者らしき方の中にはマスク着用されている方々も少なくありません。旅の終わりに新型コロナに感染してしまっては元も子もなくなりますので、屋外と云えどマスクは着用を徹底し警戒レベルを上げます。
買い物もあるので、チューリッヒの駅前のあたりを歩いてみました。たぶん、15年ぶりです。
7月中旬の新型コロナ感染者数は週平均で見た一日の感染者数は、日本で103千人に対しスイスでは8千人です。人口比で見ると感染者率はほぼ同等ですが、潜在的には規制が弛んだスイスの方がはるかに高いと思われます。日本では感染者数がうなぎ上りでピリピリした状況でしたが、駅前通りの風景はふつうの夏の日と云った感じです。
この時期のデータからだけみてもスイスでの感染状況は日本と同等に高く、感染対策のギャップ感が海外からの帰国困難者を続出させたように思われます。それでも日本はマスク着用を含む感染対策を実施、片やスイスは感染対策を撤廃した状況を考えると本当に不可解ですね。
駅前で買い物を済ませ、路面電車で宿に戻りました。街なかは電車・バスがいいですね。
赤ワイン、コクのある私好みのワインでした。スイス産と思って買ったんですが、後で調べてみたらフランス産でした。残る日もあと2日となりました。
翌日は行動出来る最後の日、チューリッヒ市街を散策してみることにしました。
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今週5回目の新型コロナワクチンの接種を受けてきました。
4回目の接種券は6月下旬に到着、急遽予約なしでも接種が受けられる都庁の接種会場に出向き、モデルナでの交差接種が出来てなんとか旅行に間に合わせました。都庁であればすぐにVRSに入力され、翌日には接種アプリの記録をアップデート出来ます。
5回目も地元の集団接種会場や病院ではオミクロン株対応ワクチンでもBA1かBA4-5どちらか、直近にならないと確認は出来ないようでした。東京都下でも自治体によって接種への対応が不均一です。ワクチンの種類を選択出来る東京都のワクチン接種サイトで予約し、都庁北展望室でBA4-5対応ワクチンを接種しました。
ワクチン効果の持続は3ヶ月とのことですが、3ヶ月毎の接種インターバルはちょっと短すぎるように思えます。いつまで接種し続けなければならないんでしょうね。感染の波が押し寄せるたびに同じことの繰り返しでうんざりです。