元の職場の先輩が経営するライブハウスで懇親会。
定年退職されてから ライブハウスをはじめられました。
お店を切り盛りしていく御苦労もあるでしょうが、 自分の好きな音楽を楽しむ。
先輩にとっては まさに人生の楽園ですね。
現役メンバーも参加して盛り上がり 旧交を懐かしむ。
苦楽を共にした仲間との話しは尽きることなく あっという間に時間が過ぎる。
OBは早寝早起きの方が多いのか?(笑) 程々に帰っていきます。
最後に残ったOBは私ひとり。 あとは現役 メンバーとなりました。 ↑
赤坂の夜は更けていく。
*メトロ赤坂駅の赤坂サカスへの出口省みれば 時の経つのも長いようで速い。
私が社会に入った70年代、1ドル360円という固定相場のスミソニアン体制が崩壊し変動相場制へ。
これが波乱の幕開けとなり、 どんどん円高が進んでいきました。
メーカーに入社し 海外市場開拓と販売に携わってきた私も円高という嵐の中に巻き込まれました。
アップダウンはあるものの、円高基調で1㌦が300円から80円台へ。
これでもか、 これでもかという円高 に嘆きながらも、切り抜けてきました。
些か円が行き過ぎて評価されたこともありますが、その過程において日本の産業構造は大きく変わりました。
円高に対するアキラメ(笑) と抵抗力が出来てきました。
そして 「円高が”悪”である。」 とする時代は終わったように思えます。
奇しくも約2年前に 以下ページ ”円安に思うこと” でつぶやいたシナリオが進行。
#59098;http://jetstream777.blog.so-net.ne.jp/2013-01-26*2004年FRANKFURT1㌦100円くらい程度の円安ならば、ほどほどの適正値であると個人的に思っていましたが、追加金融緩和で円が暴走気味で下落。 現時点では、
行き過ぎた円安状況になっている。
円高に散々苦しめられた私でさえ、産業構造の変化※と長期的視点から見ると 現在の円安は日本にはプラスと思ません。
※企業の海外生産シフトと輸入の拡大で$依存が増す。グローバルな視点でみるとやはりドルが基軸として動いているのであり、 違った視点で見ることも必要です。
大半の方が気づいていないようだが、 ドルベースで見たら、2年前と比較すると日本の資産は約30%以上目減りしている。 わかり易く云うと、 1千万円の貯蓄をもっている方は1㌦¥80であった時は$125,000-、いまは1㌦118円で約$85,000-。 $40,000-も目減りしているのである。
株式等の金融商品で潤っている方も 海外展開している企業も ドルベースで総資産をみると大きく目減りしているのである。 海外から日本を見ると別の面が見えてくる。
際限のない金融緩和を先行し 実体経済を二の次とする今のシナリオの先を読むと恐ろしい。
杞憂であってほしい。
*2006年シドニー・ハーバーブリッジ市場を世界に求め 数量拡大、シェア拡大を追い求めた我々の時代は終わった。 これからの世代は規模の拡大は追わず高付加価値化とアイデンティティーを指向する時代に変わりつつある。
高度成長下で仕事に没頭し、 自分のやりたいことも封印し 休日は体を休めるのみという働き蜂のような方も多かったと思います。 ”サラリーマンは気楽な稼業” ? ではまったくありませんでした。
それでも あらゆる方策を尽くし 必死に頑張れば何とか成果がでた時代、世代はある意味では幸せであったかもしれません が。。。。。 これからの世代は新しい生き方を模索してほしいと願います。
高度成長とバブルの時代を通り過ぎた一人の人間としての つぶやきです。