4月29日、紀伊山地 最初の山は大峯奥駆道にある釈迦ヶ岳。
- 二百名山
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名阪国道~京奈和道路・五條ICで下りてR168(十津川街道)を南進すると旭橋。 ここが釈迦ヶ岳登山口へのアクセスポイント。
登山口までの林道栗平線は舗装路だが、車幅が狭く落石もあり路肩も崩れているところも何か所かあり運転は要注意。
ヤマザクラが新緑と入りまじりのどかな風景である。 旭橋から登山口までの不動小屋谷に沿って約18KM、30分余り、さらに峠に向かって約1.5KM走行。
この峠が釈迦ヶ岳までの最短コース「太尾登山口」。 歴史のある前鬼口に代って、近年は歩きやすいこの太尾コースが一般的のようです。
小屋風のトイレと駐車場があるが、既に駐車場は満杯。 数十M手前の路肩スペースに駐車。
登山口の入口。 横にあるポストに登山届を投函して出発です。
ご覧のとおり、駐車場は余すところなくびっしり車が停められています。 連休の初日、地元奈良ナンバー、大阪ナンバーがほとんど。 峠の駐車スペースはせいぜい15台程度と思われます。
路肩にも車の列。 私の車は一番左、居合わせた隣の大阪ナンバーの方に誘導していただきなんとかギリギリで停めることが出来ました。 峠到着が8時半過ぎでは遅いほうですね。
背後に見える尾根、これがこの日辿っていく尾根のようです。
沿道のシャクナゲはまだ花が咲いていないようです。 1,434Mの支尾根合流点に向かいます。
ブナ林の尾根ですが明るく歩きやすい尾根道、遠くに見える尖った峰が釈迦ヶ岳のようです。
笹に覆われた稜線は展望もよく緩やかな登り、快適な歩きが続きます。 天気も思ったより良さそうだ。
左は古田ノ森。 右手には大峯奥駈道の主脈が望めるビューポイント。
釈迦ヶ岳が近づきます。 鞍部の仙丈平には残雪あり、そこからは急登に見えます。
古田ノ森を下るシラビソの森が広がります。 仙丈平越しに見えるのは八経ヶ岳のようです。
仙丈平からの最後の登り。 途中「かくし水」と呼ばれる水場があり、テントサイトにもなっています。
太尾登山口から丁度2時間、11時に釈迦ヶ岳山頂に到着。
釈迦ヶ岳 標高1,800Mの山頂には釈迦如来像が建立、一等三角点の標石もあり。
展望は全方位360度。 釈迦ヶ岳は桜で有名な吉野山から熊野本宮まで続く大峯奥駈道のほぼ中間点。
奥駈道の北へ続く尾根の先は 大峯山の最高峰(近畿の最高峰でもある)八経ヶ岳、百名山です。
八経ヶ岳(右端)をアップで撮ります。 遠望だから霞みますが・・
テレコンバーターレンズをつけて撮ってみました。
愛用のTG-4は防水タイプのタフなコンデジ、アウトドアには最強ですが沈胴式ズーム機構ではないため25MM~100MMレンジの4倍ズームがリミット(デジタルズームはX2)。 防水仕様のテレコンバージョンレンズは小型で重さも60gと軽量、レンズフィルターアダプターにねじ込めば1.7倍=170MMとここまであれば十分です。 TG-4のレンズはF2.0と明るくコンバーターレンズを付けても画質はそれほど劣化しませんが、手ブレに注意する必要があるようです。
山へはペンタミラー一眼は重くてかさばり私には不適。 せいぜいミラーレスですが、これとて望遠レンズはかさばる。 サイズ・重さと画質は反比例するのは必然だが、ショルダーベルトにつけて携行出来るTG-4が今の私にはベストなチョイスになりそうです。
紀伊山地の奥深さと展望を楽しんだあとは、ピストンで下山します。
午後は天気がやや崩れるとの予報なのでやや急ぎ、何としたことかひとつ手前の1,465Mの分岐で尾根に下ってしまった。 少し下って気がついた。 GPSで位置を確認、そのまま下ると不動谷登山口へ下ることになる。 そこから1.5KM林道を太尾登山口まで登り返すことになる。 どっちが楽がと考えた結果、分岐に登り返した方が確実で楽と判断。 余分な労力を使うことになってしまった。(苦笑)
登山口へは13:15。 下山標準コースタイムは1:40、寄り道してしまったが復路は約1時間半で予定通り下山。
ちょっと恥ずべき寄り道のログになってしまいました。
まだ時間が早いんで十津川村の「谷瀬の吊橋」によってみました。
長さ298M、高さ54M 日本一の吊橋とのことですが、渡り心地はあんまりよくありません。
翌日は紀伊山地の参脂道のひとつ、小辺路(こへち)にある二百名山に登ります。