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澄んだ晴れの日、故郷の堤防から東から北へ見渡すと 恵那山、中央アルプス、木曽御嶽山、奥美濃の山々。西は伊吹山、養老の山、そして鈴鹿山脈。 そのなかでも威風を誇る山容は御在所岳、遠くからでもはっきりわかりました。
御在所岳は鈴鹿の主峰、南隣の鎌ヶ岳、北にある藤原岳とならぶ人気の山です。
藤原岳も登りましたが、御在所岳は私が登った初めての山らしい山でした。
多分私の山登りの原点の山かもしれません。
御在所岳へのルートは多彩で、①ロープウェイ ②表登山道 ③中登山道 ④裏登山道 ⑤一の谷登山道 ⑥峠登山道があります。
たぶん一番難しいのは⑤一の谷登山道、急登コース。 昔登ったのはこのコース、19歳の頃だったと思います。 RWをのぞき他のコースの難易度はほほ同じのようです。 今回は御在所岳の代表的な中道コースを登る予定でした。
ところが・・・・
日中天気が崩れ雷雨があるとの天気予報を見て、短時間で登れる峠ルートに変更しました。
懐かしい御在所岳が湯の山に向かう車窓から見えてきます。 湯の山温泉をスキップし鈴鹿スカイラインへ。
超久しぶりの御在所岳へ登るルートは峠登山道コース。 登山口の標高は800Mを超えてます。
鈴鹿スカイラインにある武平峠トンネルの東側駐車場(トイレもあり20台近くは停められそう)から峠への道を登っていきます。 10分ほどで・・
尾根に出たところが峠、尾根を北へ登っていきます。
もうアカヤシオのピークも過ぎていますが、稜線には少し咲き残っています。
西に見える残雪の山は雨乞岳。 雨は乞わないんですが・・・・
なんとこのあとゴロゴロと雷が鳴りだして雨が少しずつ降りだしました。
振り返るとピラミッドのような峰は鎌ヶ岳。 鈴鹿の槍ヶ岳とも云われます。
雨は小雨から本降りとなるような気配。 ザックカバーをつけ、レインジャケットを着ます。 岩場の急登になりストックもザックに収納。
だんだん岩場が出てきました。 花崗岩ですが、雨に濡れると滑りやすいんで早く切り抜けたいが・・・
途中ザレたところ、岩場の登りが続きます。
頂上公園にでます。 左は鎌ヶ岳。 右は御嶽大権現。木曽御嶽神社の分霊が祭られています。
御在所岳山頂です。 駐車場から1時間20分くらい、変化あるコースでしたがあっという間に着きました。
山頂の北にある展望台 ”望湖台”へ行きましたが、琵琶湖は見えず。
見えるは雨乞岳のみ、雨も降ったり止んだり。
山頂には一等三角点の標識。 昔の記憶も定かではないが、こんな立派な標識はなかったはず。
光陰矢のごとし。
アセビの花? 下りで立ち寄った御嶽大権現神社の脇に咲いていました。
御嶽大権現から見た山頂。
雨が止んで、少し青空も見えてきました。
天指し岩。(ピンボケでうまく撮れてなく、この写真は借用。悪しからず。)
登りは気づかなかったんだけど、ザレが急斜面の下り。 峠はもうすぐ。
あっという間に武平峠に到着。 GPSを見たら、わずか往復4KM余。(@_@;) 水平距離にしても少なすぎる感じ。。。 季節とルートを変えれば楽しめそうな山で、人気の山であることが察せられます。
湯の山温泉近くの希望荘の温泉に浸かりました。 露天風呂からの眺めも良くお奨めです。
このあと実家に向かい一泊し、翌朝帰宅の途へ。
今回の近畿南部の二百名山巡り それなりの楽しむことが出来ましたが、百名山で関西遠征した時のような踏破感はない。 紀伊山地の山はピークハントという楽しみ方ではなく、奥駈道、小辺路といった参詣道・古道歩きを線で歩くのが楽しむ。 そんなことに気づきました。
夢は叶わないかもしれませんが、いつかのチャレンジとしたいと思います。