自動車保険の更新を期に、今回「ドライブエージェントパーソナル」という特約を付けてみました。
*守屋山Ⅱ東峰の続編(西峰)は次回に掲載いたします。突然の変更ご容赦を・・・
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最近道路上での事故やトラブルでドライブレコーダーの映像はTVやネットで頻繁に流れています。事故やトラブルに巻き込まれた場合、どちらに過失責任があるのかということが問われます。映像や音声があれば、客観的に判断できる証拠となります。
そろそろドライブレコーダーを取り付けようかと考えていた。現在契約中の某損保会社の「トータルアシスト自動車保険」に「ドライブエージェントパーソナル(DAP)」という特約を付ければ、DAP専用ドライブレコーダーを契約期間中貸与してくれるということを知った。最近のご時世、どんな災難に巻き込まれるかわからないので万が一の為。そして年を重ねていくほど安全運転への意識向上と注意喚起は必要になる。ということで、今回DAP特約を付けました。さらに今回自転車傷害補償特約・個人賠責補償特約(自分や家族が自転車に乗って偶発的に事故を起こした場合の賠責補償)も追加。
このDAP専用ドラレコは損保会社の事故受付センターとドコモのLTE回線でつながっていて双方向の通信が出来るとともに、事故などでドラレコ端末が強い衝撃を感知したら事故受付センターに自動的に映像と音声が送信される仕組みになっている。受付センターがドラレコを通してドライバーの状況を確認して、必要に応じて救急車を差し向けてくれる。GPSが内臓されているので受付センターは位置も把握できます。 上述の事故対応以外にも、端末には事故防止アシスト機能あり。 ①車線逸脱片寄り走行 ②前方車両接近 ③急アクセル、ハンドル、ブレーキ に対して端末がドライバーに音声で警告するという機能がある。
また契約更新時に、安全運転診断レポートなるものを提供してくれる。走行距離、走行時間、速度、位置情報、加速度センサーによる計測値等の情報が端末経由で提供される。端末はカーナビでは有名なP社の日本製、二百万画素である。取り付けは自分で行いますが取説や動画を見ながらやれば難しく無いと思います。
走行中はモニターに映りませんが、こんな感じ。接近している車の車両番号は識別できる。年月日、走行スピード、位置情報が記録されてます。
特約保険料は月650円、年間7,800円。一般的なドラレコを購入すると1~2万円程度ですがドラレコも進化していくので買替もあるかもしれないし、このDAP端末パッケージを2~3年使ってみるというのなら割高感はない。記録することによっての過失責任が明確になることは相手に対してだけでなく自分にとっても同じです。ともかく、事故受付サービスのお世話にならないよう安全運転したいと思います。
欠点というかデメリットは、駐車中の録画は不可(携帯端末等の充電器に切り替えれば出来るかも)、前方録画のみという二点。事故防止アシスト機能に関しては、カメラセンサーの認識レベルは自動車メーカー純正の安全運転支援機能に比べると低そう。これはオマケ程度であまり期待しない方がいいというのが私の感想です。
また個人情報の提供が気になる方も多いでしょうが、一応は大手損保なんで信用するしかない。気がついたのだが、端末を通して提供されるデータはいわゆる「ビックデータ」と呼ばれるものにもなりビジネスとなる。この損保会社と端末開発したP社には大きなメリットがある。第一に事故対応処理が効率化出来る、第二にドライバーの安全運転意識を向上させて事故率を低減出来る、第三は車種のみだけでなく行動範囲、行先、時間帯等の情報を把握でき、マーケッティングデータとして活用出来る。 なかなかうまいアイデアを考案したと思います。昨年のあおり事故以来特約が急増しているようです。最初送られてきた端末の調子が良くなく交換してして戴いたが、迅速な対応で代替品は問題なく機能しています。今乗ってる車は急発進防止、低速時での追突防止ブレーキ程度の安全運転アシスト機能くらいなので、もっと高い精度と認識度のドラレコがあればいいんですが・・。最近の自動・安全運転支援システムのついた車にもドラレコ機能が内蔵されればいいですね。現時点ではこの特約サービスは魅力的に見えますが、車自体の自動・安全運転支援システムが進み、ドラレコ端末はメーカー・ディーラーオプションになると推察されるので、DAPが今後普及するのかどうかは未知数のように思えます。
■自動車保険の付帯ロードサービスですが、事故・故障・トラブルによる走行不能への応急対応が含まれています。ただし、万能ではありません。(保険会社によりますのでご確認下さい)30分を越した場合の作業量は自己負担、パンク応急修理は対象外、タイヤチェーン着脱、雪道・泥濘からの引き上げも対象外、自然災害も対象外。実は2月に山梨の三つ峠へ出かけましたが、登山口への日陰になった坂道の残雪(+下が凍結)。スタッドレスタイヤなので何とかいけると思いましたが途中で立ち往生し脱出不可。保険会社に連絡しましたが、雪道のスタックは対象外なのでJAFに頼んでくださいとの返事。幸い?付近にもスタックした車の方がJAFを呼んでいたので、便乗させていただき所定の半額程度でレスキューしてもらいました。登山口前で撤退、余分な出費は強いられ散々でした。このことがあったんで、後日JAFに入会しました。JAFは上述下線の事案は無償でカバーされます。保険会社のロードサービスは対象外があるんで、この点留意すべきと思いました。