近所の桜は3月末で散って葉桜となりオワリ。桜を追っかけて奥多摩湖に出かけましたがまだつぼみでした。なかなかタイミングが合わないですね。帰路海沢大橋近くのカタクリ群生地に寄ってみたら、ここはカタクリがちょうど旬。御嶽渓谷の桜がほぼ満開でしたので、渓谷に下りて渓谷沿いの桜を撮ってきました。*写真は奥多摩海沢で撮りました。4月1日の記事です。
- 日々の雑感
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今年の桜開化は超速。ラジオの番組で耳にしましたが、桜の開花時期は2月1日からの累積最高温度が400度に達する頃。東京では桜(ソメイヨシノ)の開花は3月20日と累積温度400度に達した頃とほぼ一致。一旦開花したあと寒が戻って低温が続くと長い期間花見が楽しめるようですが、今年のように開花後温かい天候が続けばそれだけ早く満開となり早く散っていく。私の住んでいる地域でも3月末で桜が散ってしまいました。
奥多摩湖畔の桜の見ごろは4月中旬ですが、都内の開花状況の推移をみると奥多摩がちょうど見頃だろうと察しでかけました。新青梅街道を進むと奥多摩駅あたりでも桜が開花、奥多摩湖畔でも見られるのかなと期待しましたが、まだつぼみでした。(4月1日時点)
満開になると湖岸の桜は見事で、小河内ダムから熱海(あつみ)の湖岸から山あいにかけての桜は綺麗ですが、残念。1週間早かったようです。
いつも湖畔から見る山の中腹にある水根集落に上がってみました。たまにTVドラマの舞台になる奥多摩「水根」とはちょっと雰囲気が違いますが、奥多摩湖と御前山、月夜野尾根の眺めがいいです。
六つ石山への登山道入り口もあり。
山を登るほどの時間もないので食事を摂って折り返すことにしました。奥多摩駅あたりは桜は咲いてます。バイパスを通りトンネルを抜けると海沢です。海沢神社へ向かう道にはいり途中凸のある路肩帯に駐車し放水路に向かいました。
カタクリ、咲いていました。
地元の方によると例年より1週以上早いとのことです。
しかも、丁度見ごろ。
バックの桜とのコラボレーション。
放水路に沿って上に登っていきます。鉄塔のあたりにも密集、通称カタクリ山。
これだけの数のカタクリは見事で圧巻、しかも野生のカタクリ。無造作な物見遊山の観光客には知れないほうがいいと思いますが・・。スポーツシューズ程度では滑ってカタクリを荒らす結果になりますので、入山されるのならきちんとした登山靴で、荒らさないよう細心の注意を払ってください。またカタクリ山上部は道が細く急峻なのでは登山に慣れた方以外は入らないことを御勧めします。危険です。
さらに御岳へ下る。
御岳駅あたりの渓谷沿いの桜は満開。
沢井の特設?駐車場に停めて、澤乃井園へ。
沢乃井橋へ向かいます。
橋の上から上流を眺めると渓谷沿いに桜、サクラ、さくら。絵になりそうなシーン、もう少し近くで見たい。
対岸の寒山寺を通って渓谷へ向かいます。
途中フリークライマーがトレーニングしていました。この辺りは御岳ボルダ―と云われいろんな岩があります。この日もマットをしいてやってました。
ボルダ―岩の近くの湖岸に下りて見ると、満開のさくら。 釣りをしている方もいます。
今回は小西酒造さんは素通り。
駐車場横のわら葺屋根の古民家。
今年の春の桜は早い、あっという間に開花し散っていった。TVで見た桜花賞、阪神競馬場の桜も葉ざくらで「葉桜賞」であった。先日訪れた「〇〇城千本桜まつり」はほとんど「葉桜」まつり。桜の早い開花は番狂わせとなったが、MLBエンジェルスの大谷選手の予想を覆す大活躍、これは嬉しい番狂わせですがアップダウンはあるでしょう。もう少し長い目で見守ってあげたいと思います。
今年は国内外で番狂わせ、波乱の年になる予感もする。いい番狂わせになってほしいと思います。そしてもうひとつ、我々が惹かれるのは桜の散り際の美しさと潔さである。人の引き際も大事である。私もそうありたい。
『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の花も花なれ 人も人なれ』