久しぶりに都心へ、こんな風景はまぶしいです。
- 日々の雑感
行先は米国大使館、家内のソーシャルセキュリティー番号(SSN)の申請と面談に同行。
地下鉄南北線・溜池山王で下車して、長い地下道を歩いて赤坂インターシティーから出ます。かつては、海外からのお客さんが滞在するこの近くのホテルに商談でよく来ましたが、再開発で変化し時の流れを感じます。
榎坂に米国大使館があります。
入館時のセキュリティーチェックは空港での航空機搭乗時並のレベルで、荷物はすべてスキャン、金属探知検査あり。携行品の持ち込みも厳格に制限されています。パソコン、タブレット、カメラ、スマートウォッチと云った電子機器持ち込みは禁止で預ける場所もありません。(近くのコインロッカーに預ける必要があり。持ち込み禁止されるモノは大使館のHPに掲示。)バッグは25CM以内に制限されています。マスクは着用義務あり。厳しいチェックですが、それゆえに安心感を感じます。
本館に入るとビザ申請窓口があり、いくつも受付窓口とレーンがあるビザ課の部屋はコロナ禍下でガラガラです。横にある市民サービス部門の部屋へ、日本人は我々2名のみで他は米国人が受付を待っていました。ソーシャルセキュリティー課の窓口で家内が面接、申請手続きを無事終えました。2か月ほどで米国からカードが送られてくるとのことです。
私は29歳から3年間仕事で米国に滞在。恥ずかしながら、当時はSSNの重要性を認識せず 番号すら控えていませんでした。その重要性に気づいたのは後年になってからで、年金証書にも相当する私のSSNは不明のままでした。
何年か前に時間は遡りますが、ソーシャルセキュリティー(年金)の給付資格年齢になる前にSSNの番号欄を空白のまま申請してみました。遥か昔のことなんで半ばあきらめていましたが、米国本国の年金事務所より通知がありました。ソーシャルセキュリティー番号の通知と受給資格があるので電話インタビューするとの内容でした。ビックリ!!! はるか昔の記録もきちんとトレースして確認してくれました。どこかの国で「消えた年金」が問題になりましたが、わずか3年余しか滞在していない外国人の登録、納税(Social Security Tax)履歴まできちんと管理されトレースが出来ることには驚きです。給付額はわずかですが、+配偶者にも1/2の相当額が給付されます。
***追記:日米社会保障協定で米国年金の受給要件は ①米国での滞在が1年半以上で社会保障税を納めていること ②日米での通算の年金加入期間が10年以上 ③受給年齢に達していること 以上の3点です。
アメリカはいろんな問題を抱えていますが、外国人にも前向きに対処するフェアな国だと実感しました。最近は ”A M E R I C A F I R S T” で私のアメリカに対するイメージが劣化しましたが、新しい政権でネガティブなイメージを払拭してほしいと願います。
帰りはデパ地下へ寄って夕飯代わりにお弁当、和菓子を買いました。デパ地下にはいろんな名店の美味しそうな食べものやお菓子がある。近所のスーパーやショッピングモールには買えないモノがある。平日ですが結構な人出で混雑、もっと見たい・・・もっと買いたいけど・・・長居は無用と、家路につく一日となりました。