先月一部メディアで報道されましたが、5月連休前に小宅にも突然米国財務省からの小切手が舞い込んできました。
- 日々の雑感
私名義と住所宛に振り出された小切手#59122;、いったい何だろう? 紙幣のように印刷された自由の女神が背景で、米国財務省発行の本物チェックのようです。
Wah! 金額はUS$1,400-、Economic Impact Payment ・・と記されていたので、多分コロナ給付金だろうと察しました。
連休明けには
ホワイトハウス、バイデン大統領からの書簡が郵送されてきました。給付金の趣旨と通知です。
$1,400-は15万円相当、米国政府はさすが、なんと大盤振る舞いなのかと思いましたが・・・ぬか喜びでした。#59123;(笑) IRSのホームページでチェックしてみると、受給資格があるのはアメリカ国民か米国在住者のみ。給付金の迅速な支給を優先した過程で本来給付対象でない人へも送ってしまった誤配です。かつて米国で働いて社会保障税を支払ったことにより米国年金を受給する外国人にも誤って送付されてしまったようです。まず小切手の送付を優先し、支給通知は事後・・ある意味では政策実施の速さには敬服します。
外国小切手取立てを行っている某信託銀行の都内窓口に多くの高齢者が殺到したとのことですが、取立てに出しても無効のはず。よくよく考えてみると、年金生活者の大多数は「コロナの影響で減収」なんてことはないように思うんですが・・・。 私宛のVOID(無効化)した小切手と大統領書簡はこんなこともあったんだという「記念」にとっておきたいと思います。
追記 6月11日:当該小切手の取立手続き或いは既に換金されてしまった方へのご注意 → 返金された方がよろしいかと思います。不正換金と見なされ米国年金受給停止になる可能性も指摘されています。
日本でも昨年度すべての国民に特別定額給付金(非課税扱い)が支給されました。本来はコロナの影響で減収・困窮した方々を対象として救済するのが筋。迅速性と漏れ回避で給付金の一律支給は已む得なかったかもしれませんが、年末調整や確定申告の段階で給付金を所得に合算して課税すればある程度バランスがとれ、減収・困窮した方により手厚い給付が出来たのではないかと思います。例えば2/3の方は収入面で顕著な影響がなかったら、その部分を減収・困窮した方に充てれば3倍の額が給付出来ます。ある意味で、一律の平等は不平等とも云えます。片や定額給付金・休業補償金協力金、GO TO ・・の原資は、ズームを引いて広角で眺めれば、すべて国=国民の借金です。実効性を重視して適切に使って欲しいですね。何よりも、まずはコロナを収束させることですが、そのあとのツケは・・・先送りになるのかな?
バイデン大統領からの書簡の最後の段落、「明るい未来は目前」と踏み込んだメッセージとともに「一致団結すれば、国として出来ないことは何もないと信じてやみません。」と結んでいます。・・・分断の進んだ米国の苦悩の深さも垣間見えますね。本当に実現可能かは?ですが、リーダーとしての意思を込めたメッセージはなんとなく伝わってきます。
さて我が日本が待ち受けているのは、持続可能な明るい未来なのか? そう願わざるを得ません。