第1回目の接種は先月の21日、3週間後の第2回目は今月の12日、2回目のワクチン接種から8日間過ぎました。
簡単にはワクチン予約はとれないし7月末になるだろうと覚悟はしていましたが、先月の記事で述べた通り運よく早い時期に接種が受けられました。接種予約は土曜日15時~16時の時間帯、1回目は15時10分過ぎに接種会場へ着きましたが施設内外は長蛇の列、前後の距離も不十分で密(+_+) 接種にたどり着くまで30分近く。高齢者の方といっても皆さん元気! 予定よりずっと早く来て、辛抱強く?待っておられたようです。戦後しばらくの間は早くしないと飯もなくなる、団塊の世代を含め小学校から1クラス50人+と生存競争が激しかった時代を生き抜いてきた、そんな時代だったこともあるのかなと。2回目は初回の混雑ぶりを鑑みて15時30分過ぎに着くよう出かけました。会場での待ち時間はゼロ、「接種後15分待機」の時間を含めて20分内ですみました。
ともかく無事2回目の接種は打ち終わりました。ワクチン接種も加速拡大し、一部では64歳以下の皆さんへも接種がはじまっています。巷で云われる副反応は・・・
第一回目接種した日の夜と翌日は接種部に痛みを感じましたが、体温も36度台で顕著な副反応は感じませんでした。第二回目接種はやはり副反応がありました。接種部位まわりの腫れと痛みは一回目よりやや強く、翌日(2日目)の「体温」は37℃+で「頭痛」を伴いましたがそれ以上に「倦怠感」を強く感じました。3日目にはこれらの副反応はほぼ解消。家内も同日に2回目接種、接種部の腫れと痛みは同様ですが翌日の体温は37.5℃+まで上昇し3日目まで続きました。頭痛と倦怠感がありさらに食欲不振で私よりも顕著な副反応でした。男性より女性に、高齢者でもより低い年齢に副反応が強く出るいう一般的なパターンです。これらの副反応は既に云われていたことで、ワクチンに自分の体が反応しているんだろうと前向きにとらえています。
ワクチン接種日に向けて体調は出来るだけ万全に、接種の翌日、特に2回目は出来れば翌々日もアクティブな予定を入れない方がいいと思います。また同居人の場合は同じ時期は避けた方がいいでしょう。
ワクチン2回目接種後約10日から2週間で中和抗体が出来ると云われていますが、接種中のアルコールは中和抗体の生成量に影響する可能性があるとの千葉大の発表もありお酒は控えたほうがいいかもしれません。(笑) 私もず~っと禁酒、残り1週間は控えます。・・・・・ワクチンを打ち終わり気分も幾分かるくなりました。コロナ禍に対するスタンスは人それぞれですが、私は重篤化の可能性があると自覚していますので「罹ってはいけない」し「うつしてもいけない」という意識が強い方、率直に云えば感染対策もよりタイトに対処するタイプです。ワクチンによって「重症化するリスクが大きく低減」されるのは気分的にも楽になります。でもリバウンドもあるでしょうし、まだワクチン未接種や接種できない方々も多い。集団免疫が出来るまでは今まで通りマスク着用とディスタンスの確保、不要不急の繁華街への外出もしない、私自身たぶん日常は大きく変わることはないでしょう。たまには出かけたいと思いますが、出来るだけ静かに楽しめればと願っています。
抗体は最低8~10ヵ月ほど残ると云われていますが、そのあとの接種はどうなるのでしょうかね。来年になれば武田薬品でノババックスのワクチンがライセンス生産されるようで期待していますが、今後のワクチン確保にも万全を期してほしいですね。
コロナ禍下で私たちの生活や行動様式も大きく変わってしまいました。店頭買いからネット通販での購入、現金払いからキャッシュレス決済へ、対面から非対面へ、ドラッグストア買いが増えた、外食をやめてテークアウトや宅配食サービスの普及。
会社でもテレワークが普及し、御用聞き(巡回)タイプの営業マンは売上減、プレゼンがきちんとオンラインで出来る営業マンは販売増。会議がいかに無駄であったか気づいた方の多いでしょう。先般、私がお付あいさせて戴いていた方と話す機会がありました。「『コロナの影響で売り上げが達成できなかった』とコロナのせいにするセールスマンや企業は衰退していくだろう。」「コロナはある意味で将来に向かう方向を加速させた、もう元には戻らないように思います。」「今まで通りではやっていけないので、向かっていくベクトルに合わせていくしかない。」「会社も仕事の内容やフローを見直し改善するいい機会かも。」・・・そんな会話をしました。
ワクチンの普及拡大でコロナも終息に向かい、その反動が外食・会食や街歩き、旅行・観光がどっと増えるかもしれませんが再び過去の生活様式、行動にはそのまま戻らないような気がします。
あとメンタルな面での現象。コロナ禍によって人の心の深層にある部分が顕在化してしまったように思います。コロナ禍での生活様式、会社や社会での在り方、最近ではワクチン接種やオリンピックとの向き合い方でもスタンスがばらけています。アメリカだけでなく日本でも社会の分断は潜在的に進行していたが、コロナによって分断が浮上してしまったように思えます。前向きにとらえれば、立ち止まって考えさせられる、見直すいい機会かもしれません。 来月にはそろそろ山歩きが再開出来ればと願っています。!(^^)!
追記:副反応についての富山大学と富山県衛生研究所の共同検証では:「ワクチン接種のほとんどが、感染後に抗体を一番獲得した例を、はるかに凌ぐ量の抗体を獲得しています。また抗体の量が多いだけではなく、中和抗体の働きによる感染抑制効果も、ワクチン接種のほうが高いという結果でした。ちなみに一番多く抗体を獲得したのは若い女性です。他にもワクチン接種後に発熱や倦怠感、筋肉痛など全身に副反応があったほうが、ほとんどみられないか、局所だった場合と比べ、より多くの中和抗体を獲得していることがわかりました」との記事もありました。個々のご判断ですが、副反応をむしろポジティブにとらえてもいいのかなと思います。