山頂からは360度の展望、眺めを楽しむことが出来ました。
- 百名山歩き
山頂からの動画、解像度が良くない防水コンデジに加え、私の撮り方も悪くブレて歪んでます。拙い出来ですが、よろしかったらご覧ください。
黒岳方面の荒涼たる火口群と北鎮岳、北海岳、白雲岳と云った山々の眺めは迫力あります。でも私が気に入った展望は南大雪、白雲岳からトムラウシ山への高原台地「高根ヶ原」と「神々の遊ぶ庭」、台地の間に切れ込んだ深い忠別川の渓谷が印象に残りました。
山頂からの眺めは、ほぼ全方位。大雪山の全域も眺められ、東大雪の石狩岳、ペテガリ岳と云った名山、十勝岳連峰、層雲峡越しにニセイカウシュッペ、武利岳と云った北見地方と接する山々、日高山脈や夕張山地のシルエット、暑寒別山地まで遠望出来ました。空気の澄んだ日には利尻山以外は視界に入ると云われます。北海道の山の盟主ですね。
トムラウシ山山頂から大雪山を眺めた動画がありますので、時間があればご覧ください。
風もそれほどなく登山日和、ランチを含めて1時間近く山頂で過ごし下山を開始。
姿見平へ下る尾根から原野を見下ろすと、緑のハイマツの間を縫うような紅葉のコントラスト、原生林のなかの湿原、湖沼があざやかです。低樹林の紅葉は多分、ウラシマツツジでしょう。
姿見池にくっきり映る旭岳、下山時にも再び見ることができました。間近に見る噴煙は
展望台からは夫婦池へ向かいます。
夫婦池、北側にある鏡池。20年前に裾合平から下ってきた登山道も見えます。夏は日照時間も長く黒岳への縦走が出来ると思います。体力・脚力があれば姿見~旭岳、間宮岳、中岳分岐から裾合平への周回、素晴らしいコースでお奨めですが、15KM以上の行程で小屋もなく7~8時間かかります。
もうひとつの池、すり鉢池から旭岳。
姿見平の紅葉。見ごろとしては数日早いかもしれませんが、枯れていく紅葉の下りよりはいいかもしれません。
大雪山の紅葉は9月中旬から標高の高い黒岳東面から旭岳姿見平へ、9月下旬から10月初旬に山腹の5合目から麓へ向かうようです。旭岳のロープウェイ下、黒岳のリフト区間が萌えるような紅葉になるのはこの頃でしょう。山歩きも楽しむなら、早めの方がいいと思います。例年9月下旬には初冠雪があり気温が一気に急降下することも留意する必要があると思います。
姿見駅前からの旭岳を見納めてロープウェイで下りました。
山頂から見下ろした忠別湖、大雪山を水源とする忠別川はこの忠別湖に流れ込んできます。
ここから旭岳を見納め。 この日が最終行動日で名残惜しいです。
北海道にはいい山が多いですね。百名山が9座ありますが、ハズレはありません。なかでも利尻山、トムラウシ山、幌尻岳は最難関のカテゴリーですが山歩きの素晴らしさもトップ10に入るのではないでしょうか。
体力的にもう再登は出来ませんが、霧雨の山頂しか見れなかったポロシリ岳が心残り。とても苦戦した山ゆえに記憶は鮮明です。
もう一度登ってみたかった。 晴天の下で、夢でもいいから・・