この日はシオンからローヌ谷の上流域へ。
アレッチアレーナ、ベッテン駅(Betten Talstation)にあるゴンドラステーションの前を通過します。3年まえ(2019年)に歩いたアレッチ氷河沿いトレッキングの始点です。
ローヌ谷北東域のアレッチ氷河をとりまく地域がアレッチアレーナと呼ばれる山岳リゾートです。
フュルガンゲンFurgangenという小さな駅の手前で左に入ります。といっても、この路線はあの有名な氷河急行 Glacier Express が通過します。いつもクルマでパノラマ展望車の氷河急行はまだ乗ったことがないんです。もう乗れる機会はない?かもしれませんね。
標高1,560MにあるベルワルトBellwaldの村落に向かいます。
ベルワルト入口の駐車場に停めて、リフト駅に向かいます。
ベルワルトの集落。木造の家屋、ここにもネズミ返し。
ところが、リフトは工事中。リフト駅舎も含め全面改修で運休。なんてこった! これでは本日のプランは万事休す。夏シーズンだから、運休はないと思い込んでいた。事前に確認すべし! またも失態。
後に観光事務所で戴いたパンフレットにも今シーズンの運航停止が記載されていました。2人乗りのリフトを6人乗りに変えてリニューアルされるようです。運休期間は今夏シーズンで、冬のスキーシーズンには運航される予定。リストの最上駅フルグルティまで上がって、フィッシャー氷河を見てから湖を巡って中間駅のフィッシャー湖まで歩く予定でした。標高差1,000Mもの登りは無理、たぶん4時間以上はかかるので断念、残念。
このまま帰るのももったいないので、少しのぼって散策することにしました。
花には癒されます。
南斜面を登るハイキングコース、樹林帯で涼をとります。
ローヌ谷を挟んで南面の展望。
途中で山腹を巻く道で出ました。ここで西側から下ることにしました。大きな山はエギッシュホルンEggishorn 2,926M、そしてフィッシャーアルプFiescheraplp。
ヤナギラン? のようですが・・
ここからベルワルトに下って戻ります。
民家の通りに咲いていたバラ。
牧草地と樹林帯のハイキングコース、道端の花々を眺めてローヌ谷を見下ろしフィッシャーアルプを眺める散策もそれなりにいいんですが、予定した天上のレークトレイルが出来なかったのは残念です。
ベルワルトからのクライネ・ヴァンネンホルン Kleine Wannenhorn 3,706M、アレッチ山群では他の高峰に混じって目立たない山ですが、ここから眺めると存在感のある精悍な山に見えます。
ピンク・プリムローズ
マリンブルー・ローズマリー
ボナシナ・ルペストル(伊)、ベンケイソウ科。変わった茎ですね。
いいアングルなんで、さっとシャッター。#59009;
ベルワルトの教会とクライネ・ヴァンネンホルン。
村内にある観光案内所に立寄って近辺の見どころを尋ねてみました。様々なトレッキングコースがあるようです。ここから下って渓谷に架けられた長い吊り橋を歩くトレッキングコースを勧められましたが、時間も不十分で駐車場へ登り返すことは到底不可。もう昼ですし、中途半端な時間でこれ以上奥には行けません。
と云って、これでアパートに帰ってしまうのも中途半端。
観光案内所でもらった地図を眺めてみました。さあ、どうするか。
「またベルワルトで会いましょう」という掲示板を見ながらローヌ谷を西へ下ります。
アレッチアレーナのメーレル Moerel に向かいました。(石造りの橋脚の上は氷河急行の線路です。)