- 二百名山
********************
朝3時に起きて出発#58974;。
普段眠い目をこすりながら職場へでかけるのに、山へ行くときはパッチリ。
この矛盾。(笑)
諏訪南IC~三井の森、夏沢鉱泉との分岐を左手へ。
未舗装ですが、整備された林道、ほっとしました。#59120;
(美濃戸山荘への林道は、車体の底がするほどのデコボコの酷い道、同様に覚悟してましたが(笑))
唐沢鉱泉へは6時20分に到着。
駐車場の脇には、残雪があります。
晴れ時々曇りのスポット予報だが、すっきりしない空。
天狗岳のピークポイントは西天狗岳2,648M。
最短コースの西尾根からピストンを予定。
その代り、西尾根に取付くまで、急登があるようです。
唐沢鉱泉の右手にある’しゃくなげ橋’を渡って、西尾根登山道へ。【06:45】
少し登ると、雪がシャーベット状態、木の根元はアイスになっています。#59122;
この日は下界は温暖ですが、唐沢鉱泉はなんと標高1,870M。
しかも西尾根までの登りは日陰の北斜面。
駐車場の登山者の一部は、ピッケル、12本爪のアイゼンをザックに。
これを見て、ちょっと厳しいのかな?
ピッケルは持っていませんし、4本爪の軽アイゼン。
ストックのラバーを外し、アイゼンを着けます。
念のためフラットな凍った部分で試歩。
足全体で脚をおけば、しっかりと利くようです。
とりあえず、展望がある第一展望台までいこう、
無理をせず、山に逆らわず。
途中撤退を覚悟し 登り始めました。
いつもは、各スポットで写真を撮りながら登りますが、今回カメラはザックへ。
*写真は下りに撮ったものです。
とにかく登りに傾注です。
場所によっては、風もありやや寒い。
下界の温暖とは別世界。
でも登山道はわかり易く、しっかり踏み固められていますので登りやすい。
雪は場所によっては1M近くあります。#59122;
新雪でなく、腐った雪です。
ところどころ、踏抜かれた跡があります。
太腿くらいまでがズボッという感じです。
凍結した部分は、避けて、避けて、避けて通ります。
【07:35】コースタイム通り、西尾根分岐2,138Mに着きました。
急登があった割には、標高は稼いでない。 頂上までの標高差は残り約500M。
ここは雪が少ないのですが、日中は陽があたるのでしょう、ご覧のようにシャーベット状態。
尾根沿いをここから登っていきます。
尾根の背に上がると、八ケ岳の峰々目に飛び込んできます。
風がつよくなり、風よけにレインジャケットを着けます。
上空は青空がなく、遠くはかすんでいます。
モノクロ調の世界です。
第1展望台2,138Mに【08:25~08:30】到着、ここまではほぼ予定通り。
ここから南北アルプスが見える場所のはずですが、この日はNG。
軽アイゼンだがしっかりフィットし、利いている。
ガスっぽいが、今日1日はもつとの天気予報を信頼。
左手は、蓼科山(上の写真)、北横岳
正面には天狗岳
右手に阿弥陀岳、中岳、赤岳、横岳、硫黄岳。
この景観に元気をもらった。#59120;
なんとか行けそうだ。 第2展望台に脚が向いた。
歩きにくいところもほとんどない。
第2展望台【08:55~09:00】到着。
ここからは尾根のピークに上がる。
正面に西天狗岳が大きく見える。
鞍部に下り、岩石帯となる。
ストックをザックに装着し、最後の急な岩場を登っていく。
前を行くご夫婦の奥様が登りにくそうである。
8本爪アイゼンのようであるが、先に通して戴く。
4本爪だが、靴とアイゼンのフィット感よく、意外に登りやすい。
急がず、ゆっくりと凍結部分を避け、急こう配は3点支持で登ります。#59124;
白い山頂が見えてきました。
西天狗岳山頂2,646Mです。#59120; 【09:35~09:50】
2時間50分の登り。 無雪期のコースタイムより10~15分遅れ。
なだらかな広い山頂で、意外と風が強くなく穏やかです。
東天狗岳と鼻が正面に見えます。(下の写真:西天狗山頂より)
ほぼ6Mのわずかな差なので、どちらが高いかわかりません。
どちらかというと、西が女性的な峰で、東は男性的な岩峰です。
ここでおにぎりを食べながら、帰路を思案。
① このまま、ピストンで西尾根を下る。
② ここから、東天狗岳を往復し、西尾根を帰る。
③ 東天狗から中山峠~黒百合平を周回して鉱泉へもどる。
以上、3つの選択肢があるが、西尾根経由の方が早い。
でも、大きな登り返しが2回もあるのが厄介だ。
先ほどのご夫婦は東天狗へ向かわれました。
(今回が2回目。黒百合平から唐沢鉱泉2時着の予定とのことです。
チョット遅い? やはり折り返しが正解か?)
ともかく、許容時間内なので東天狗岳に向かう。
鞍部までの下り東斜面は一面が雪。 鞍部からは岩場を登りかえしていく。(下の写真)
*** 後記: この写真見ると、一見スゴイ、私も後から見てそう思いました。 (笑) が、実際には道筋がはっきりして、ジグザグに適度な斜面になって、急斜面ではありません。 いわゆる本当の岩場でなく、岩稜の登りです。 ご心配なく。
東天狗岳山頂2,640Mへは15分で到着。【10:05~10:15】
根子岳・硫黄岳が至近に見えます。
風が強いので、証拠写真を撮って西天狗(下の写真の山)へ早々に引き返すことにした。
(この選択が妥当ではなかったと、あとで気がつきました。←コースタイムをチェックすべきであった。)
下りは急がず、ゆっくりと降ります。
鞍部からまた登り返し。#59124;
西天狗岳山頂【10:30~10:35】を通過。
また、岩場を下り鞍部へ。
再び第2展望台への登り返しです。#59124;
第2展望台【11:00~11:05】
アップダウンの細い尾根を下り、
第1展望台【11:20】から分岐に向かいます。
ここから雪が深いところ、やや気温が上がったのか、緩んでいます。
2回踏抜いてしまいました。#59122; 一度は股まで。
なぜか右足です。 右足にウェイトがかかっているのか?
西尾根分岐【11:40~11:45】を経て
最後の区間を下っていきました。
唐沢鉱泉に無事到着。#59120;【12:20】
早い時間の下山で、鉱泉で湯に浸かっていきたかったのですが、この日はGWで渋滞を予想。
そのまま家路に向かいました。(渋滞前に抜けられました!)
自宅での#58994;が喉を潤してくれました。 #59120;
*** 帰路、八ヶ岳山麓の桜は満開。#59130;
後記:
1)東天狗岳から黒百合平へ下り唐沢鉱泉へ下るコースタイムは2時間20分。
東天狗岳から西尾根経由だと2時間15分とほとんど差がない。
(昭文社の地図のコースタイム)
しかも登り返し#59124;が2回あるので、黒百合平へ周った方が緩やかな下りでいいかもしれませんね。
2)4本爪の軽アイゼンでほとんど問題なかったのですが、
岩場での凍結、シャーベット状態の雪での脚の置き場は注意しました。
厳冬期は登らないし、つま先で踏み込まない限り、これでも十分使えるという実感。
12本爪とピッケルの領域に踏み込む技量と意志はありませんが、
念のためクロモリ鋼の6本爪にアップグレードしました。(笑)
3)西尾根コースは無雪期で空が澄んだ季節なら、展望はよさそうです。
短時間で登れるし、注意するのは西、東の天狗岳直下の岩場だけとの感じです。
残雪期でも、無雪期の赤岳に比べるとはるかに楽?
でも、山はいつ牙をむくかわかりません。
山に逆らわず、自戒! 自戒! 自戒!#59121;
自分の体力、技術、装備の7割程度内で登れる山と季節を選びたいと思います。
山が好きなのに、臆病者なのかな。 この矛盾。 (笑)
朝3時に起きて出発#58974;。
普段眠い目をこすりながら職場へでかけるのに、山へ行くときはパッチリ。
この矛盾。(笑)
未舗装ですが、整備された林道、ほっとしました。#59120;
(美濃戸山荘への林道は、車体の底がするほどのデコボコの酷い道、同様に覚悟してましたが(笑))
唐沢鉱泉へは6時20分に到着。
駐車場の脇には、残雪があります。
晴れ時々曇りのスポット予報だが、すっきりしない空。
天狗岳のピークポイントは西天狗岳2,648M。
最短コースの西尾根からピストンを予定。
その代り、西尾根に取付くまで、急登があるようです。
唐沢鉱泉の右手にある’しゃくなげ橋’を渡って、西尾根登山道へ。【06:45】
少し登ると、雪がシャーベット状態、木の根元はアイスになっています。#59122;
この日は下界は温暖ですが、唐沢鉱泉はなんと標高1,870M。
しかも西尾根までの登りは日陰の北斜面。
これを見て、ちょっと厳しいのかな?
ピッケルは持っていませんし、4本爪の軽アイゼン。
ストックのラバーを外し、アイゼンを着けます。
念のためフラットな凍った部分で試歩。
足全体で脚をおけば、しっかりと利くようです。
とりあえず、展望がある第一展望台までいこう、
無理をせず、山に逆らわず。
途中撤退を覚悟し 登り始めました。
*写真は下りに撮ったものです。
とにかく登りに傾注です。
場所によっては、風もありやや寒い。
下界の温暖とは別世界。
でも登山道はわかり易く、しっかり踏み固められていますので登りやすい。
雪は場所によっては1M近くあります。#59122;
新雪でなく、腐った雪です。
ところどころ、踏抜かれた跡があります。
太腿くらいまでがズボッという感じです。
凍結した部分は、避けて、避けて、避けて通ります。
【07:35】コースタイム通り、西尾根分岐2,138Mに着きました。
急登があった割には、標高は稼いでない。 頂上までの標高差は残り約500M。
ここは雪が少ないのですが、日中は陽があたるのでしょう、ご覧のようにシャーベット状態。
尾根沿いをここから登っていきます。
尾根の背に上がると、八ケ岳の峰々目に飛び込んできます。
風がつよくなり、風よけにレインジャケットを着けます。
上空は青空がなく、遠くはかすんでいます。
モノクロ調の世界です。
第1展望台2,138Mに【08:25~08:30】到着、ここまではほぼ予定通り。
ここから南北アルプスが見える場所のはずですが、この日はNG。
軽アイゼンだがしっかりフィットし、利いている。
ガスっぽいが、今日1日はもつとの天気予報を信頼。
左手は、蓼科山(上の写真)、北横岳
正面には天狗岳
右手に阿弥陀岳、中岳、赤岳、横岳、硫黄岳。
この景観に元気をもらった。#59120;
なんとか行けそうだ。 第2展望台に脚が向いた。
歩きにくいところもほとんどない。
第2展望台【08:55~09:00】到着。
ここからは尾根のピークに上がる。
正面に西天狗岳が大きく見える。
鞍部に下り、岩石帯となる。
ストックをザックに装着し、最後の急な岩場を登っていく。
前を行くご夫婦の奥様が登りにくそうである。
8本爪アイゼンのようであるが、先に通して戴く。
4本爪だが、靴とアイゼンのフィット感よく、意外に登りやすい。
急がず、ゆっくりと凍結部分を避け、急こう配は3点支持で登ります。#59124;
白い山頂が見えてきました。
西天狗岳山頂2,646Mです。#59120; 【09:35~09:50】
2時間50分の登り。 無雪期のコースタイムより10~15分遅れ。
なだらかな広い山頂で、意外と風が強くなく穏やかです。
東天狗岳と鼻が正面に見えます。(下の写真:西天狗山頂より)
ほぼ6Mのわずかな差なので、どちらが高いかわかりません。
どちらかというと、西が女性的な峰で、東は男性的な岩峰です。
ここでおにぎりを食べながら、帰路を思案。
① このまま、ピストンで西尾根を下る。
② ここから、東天狗岳を往復し、西尾根を帰る。
③ 東天狗から中山峠~黒百合平を周回して鉱泉へもどる。
以上、3つの選択肢があるが、西尾根経由の方が早い。
でも、大きな登り返しが2回もあるのが厄介だ。
先ほどのご夫婦は東天狗へ向かわれました。
(今回が2回目。黒百合平から唐沢鉱泉2時着の予定とのことです。
チョット遅い? やはり折り返しが正解か?)
ともかく、許容時間内なので東天狗岳に向かう。
鞍部までの下り東斜面は一面が雪。 鞍部からは岩場を登りかえしていく。(下の写真)
*** 後記: この写真見ると、一見スゴイ、私も後から見てそう思いました。 (笑) が、実際には道筋がはっきりして、ジグザグに適度な斜面になって、急斜面ではありません。 いわゆる本当の岩場でなく、岩稜の登りです。 ご心配なく。
東天狗岳山頂2,640Mへは15分で到着。【10:05~10:15】
根子岳・硫黄岳が至近に見えます。
風が強いので、証拠写真を撮って西天狗(下の写真の山)へ早々に引き返すことにした。
(この選択が妥当ではなかったと、あとで気がつきました。←コースタイムをチェックすべきであった。)
下りは急がず、ゆっくりと降ります。
鞍部からまた登り返し。#59124;
西天狗岳山頂【10:30~10:35】を通過。
再び第2展望台への登り返しです。#59124;
第2展望台【11:00~11:05】
アップダウンの細い尾根を下り、
第1展望台【11:20】から分岐に向かいます。
ここから雪が深いところ、やや気温が上がったのか、緩んでいます。
2回踏抜いてしまいました。#59122; 一度は股まで。
なぜか右足です。 右足にウェイトがかかっているのか?
西尾根分岐【11:40~11:45】を経て
最後の区間を下っていきました。
唐沢鉱泉に無事到着。#59120;【12:20】
早い時間の下山で、鉱泉で湯に浸かっていきたかったのですが、この日はGWで渋滞を予想。
そのまま家路に向かいました。(渋滞前に抜けられました!)
自宅での#58994;が喉を潤してくれました。 #59120;
*** 帰路、八ヶ岳山麓の桜は満開。#59130;
後記:
1)東天狗岳から黒百合平へ下り唐沢鉱泉へ下るコースタイムは2時間20分。
東天狗岳から西尾根経由だと2時間15分とほとんど差がない。
(昭文社の地図のコースタイム)
しかも登り返し#59124;が2回あるので、黒百合平へ周った方が緩やかな下りでいいかもしれませんね。
2)4本爪の軽アイゼンでほとんど問題なかったのですが、
岩場での凍結、シャーベット状態の雪での脚の置き場は注意しました。
厳冬期は登らないし、つま先で踏み込まない限り、これでも十分使えるという実感。
12本爪とピッケルの領域に踏み込む技量と意志はありませんが、
念のためクロモリ鋼の6本爪にアップグレードしました。(笑)
3)西尾根コースは無雪期で空が澄んだ季節なら、展望はよさそうです。
短時間で登れるし、注意するのは西、東の天狗岳直下の岩場だけとの感じです。
残雪期でも、無雪期の赤岳に比べるとはるかに楽?
でも、山はいつ牙をむくかわかりません。
山に逆らわず、自戒! 自戒! 自戒!#59121;
自分の体力、技術、装備の7割程度内で登れる山と季節を選びたいと思います。
山が好きなのに、臆病者なのかな。 この矛盾。 (笑)