甲府盆地から御坂山塊に尖った山が見えます、これが釈迦ヶ岳です。 この頂上が、富士山と南アルプスの絶好のビューポイントです。 中央高速の登りからも望めます。
相変わらず寒い日々が続きますね。 山歩きの行先も限られてきます。 折しも山梨県立美術館で先輩が絵を出展されているので出かける予定をしていた。 その近辺の山ということで 富士と南アルプスの大展望が期待できる釈迦ヶ岳へ。(↑ 県立美術館からの釈迦ヶ岳)
問題はすずらん峠へ向かう林道の凍結です。 早く出かけても凍結しているので、ゆっくり途中休憩しながら、芦川集落に着いたのは10時前。 標高は千メートル近い。 林道に入るが雪が残っている。 車で入れるところまで進んだが、車の通行で踏み固められた跡がアイスバーン状態になっている手前で駐車。
最後の駐車場から、どんベい峠経由で東の尾根からのルートを予定していたが、 タイムアウトになるので、一番近い最短の登山口からの直登ルートをとることにした。 #59066;10:20
登山道入り口分岐まで20分。#59066;10:40 工事用の車が2台。 いずれも4WDのオフロード車が駐車。 私の停めたところはかなり手前だが、結果として正解。
分岐から登山口まで雪道の林道を登って約25分、ここで一息休憩をとる。 穏やかな陽気です。
#59066; 11:10 ここからジグザグの急登を登っていく。 南面なので、雪は少なく落ち葉で道が識別できないところが多い。 テープもほとんどないので、道跡が消えたら 周りをよく見て見極めるのが肝心。 おかしいなと感じたら、そのまま進まず戻ることを鉄則にしている。 どんどん高度を稼ぎ標高1,500Mの尾根の鞍部に着く。 #59066;11:40
釈迦ヶ岳へ向かう尾根は凍結もなく、アイゼンをザックに外付けしておいたが、不要。 岩場、ロープがある急坂が続きますので注意して登っていきます。
振り返れば、南アルプスの山塊が、 右には富士の頭が見えてきます。 ほぼ30分で山頂に着きました。 #59066;12:10 ここまでほぼコースタイム通り。
2年前2010年、ほぼ同時期にここに登りましたが、今回も展望に恵まれました。→ 前回の釈迦ヶ岳山行記事 http://jetstream777.blog.so-net.ne.jp/2010-02-02
OH ~ 黒岳山塊越しの富士は大迫力! (フォーサーズ ズーム200MM+アダプター)
西は南アルプスの屏風、 右から甲斐駒、鳳凰三山、仙丈、北岳、そして間ノ岳、農鳥岳。
風もほとんどなくぽかぽか陽気#58942;で、ラッキー! まず、山頂のお釈迦様の夫婦仏にお参り。
そしてランチだ。 今日はどん兵衛とコンビニおにぎり。 下界では、こんなジャンクフードでも、おいしいもんだ。
頂上には誰もいない。 この大展望を独り占め。 まず、東から三つ峠山と黒岳が真近に。
北東には大菩薩の山並み。 (フォーサーズ200Mズーム)
甲府盆地越しの奥秩父の山。(金峰山、国師、甲武信・・・)
そして、南アルプス。 甲斐駒と鳳凰三山のズーム200M(フォーサーズ)。 ピラミッドの甲斐駒と地蔵岳のオベリスクはどこから見てもわかる。
北岳と間ノ岳のズーム200MM(フォーサーズ)。 あの標高3千メーターを超す国内で最も長い稜線歩きは、今年の夏にかなうのかな?
頂上で1時間半居過ごしてしまった、 タイムアップだ。 ここから、府駒山経由でくだれば楽だが、美術館に行く予定もあり、最短の往路を下る。
下りはアイゼンが必着と思ったが、日が差して雪が軟化し復路も不要。 駐車場まで約1時間で着いてしまった。
(無雪期であれば)林道はほとんど舗装路で、登山口駐車スペースに停めれば、そこから1時間で釈迦ヶ岳へ。 最短ルートです。 こんな大展望が省エネ登山で可能です。(笑)
歩きとしては物足らない距離と時間だが、登りの楽しさと大展望に満足!
帰路は久しぶりに美術館で絵画を鑑賞。 場所がら、山の絵も多くあり楽しめます。 でも、絵筆にはずっ~と遠ざかっていますので、もう描けな~い。 #59123;