週末の天気予報は日を追うごとに悪化?
今回は、3年前に瑞牆山で遭遇しそれ以来の縁で、飲み仲間でもあるNNさんと同行。
山形の鳥海山と月山を計画。 もう宿の手配もしてしまっている。
猫の目のように天気予報は変わっている。 無理はしないという想定で、ともかく出かけることにした。
二人で運転を交代できるとはいえ、東京から鳥海山までは500KM以上ある。
鳥海山は往復7~8時間のコース。 いきなり鳥海山はきつい。
まず、
短時間で登れる月山を先に登ることにしたのだが・・・・・前夜発で東北・山形道を一路北へ。 月山IC近くの道の駅で仮眠。
登山口である姥沢駐車場へは8時過ぎに到着。 もう10台以上は停まっていた。
レインウエアでの出発を覚悟していましたが、雨の気配はなし。
雨を予想し、カメラも普通のデジカメのみ、コンロもなし ・・ 軽快に動けれるようザックは軽量化。
姥沢登山口から月山リフトで上駅へ。
ニッコウキスゲでしょうか? ここは高山植物の宝庫のようです。
ここからが登山道です。
いきなり急な雪渓で四本アイゼンを装着しましたが、木道で外しました。
姥ヶ岳への分岐、先行パーティーは姥ヶ岳ルートをとったようです。
我々は牛首への雪渓直登ルートを進みます。
この日は我々が最初のようです。
ガスった雪渓の歩きですが、ロープが張られているので、不安なく登れます。
アイゼンなしでもなんとか登れます。
ガスって見えないのですが、風もなく、雪渓の歩きも悪くありません。
牛首の分岐に着くと、ソロの外人トレッカーに湯殿山へのルートはどちらですかと聞かれました。
姥ヶ岳へ進むルートを進み、次の分岐で右に進むようアドバイスしました。
日本の山の標識は、ほとんど日本語表記なので、わからないのも当然でしょう。
ここから鍛冶へもずっと雪渓が続きます。 → TOPの写真です。
雪渓が消えると、岩と石の登り道。
登りきると延命地蔵尊。
そして、
芭蕉の月山登拝270年を記念した石碑があります。
雲の峯幾つ崩て月の山私がここで詠むなら、
月の山どこまで行っても雲の峰。
ガスった稜線を北へ進むと
頂上小屋。
そして、
月山神社本宮。
入口
でお祓いを受け、参拝し登頂となりました。
月山神社御守と登拝認定証なるものを頂く。
頂上最高点1,984Mに立つには、お祓いを受けなければなりません。帰宅後、WEBで調べてみましたら、いかのような主旨のコメントがあり:
月山神社本宮を参拝する(月山頂上に登頂する)には御祓いを受けなければなりません。
そして御祓い料として一人500円納付が義務づけられています。
そのお金は神社の運営費の他、参道整備やトイレの建設費などに使用されています。
それはあくまでも神社参拝者のために行われてまいりました。
と言うか、長い歴史のなかで大多数は参拝者であったことです。「山の頂上に行くのになぜ御祓いが必要なのか?」と問われます、
月山は山である前に神社であり、参道(登山道)のほとんどが
出羽三山神社の境内になっています。
明治神宮や靖国神社の入り口から本殿に到るのと同じように、
羽黒の鳥居から長い長い参道を通って月山神社の本殿前に行き着いているのです。
そして月山神社は本殿の中のさらに奥の拝殿に入ることと同じなのです。なるほどと思いました。
この
神社が標高最高点1,984Mですが
、▲点(三角点)は神社の北にあります。 この点についても:
月山の頂上には三角点がありません。
その昔、国土地理院が測量をしたときには月山の頂上にはすでに月山神社があったため、
頂上に三角点を置くことができませんでした。
そのため月山の三角点は頂上よりも低い位置に立てられています。これもなるほど。 (笑)
境内の中に▲点は建てられなかったのです。
一般的には、頂上には▲点=最高地点ということで、登頂となります。
ここも、日本
百迷山のひとつです。 (笑)
しかも、境内は周りが石で囲まれ展望は利かない?ようです。
更に、▲点へ行くには再び神社の入り口に出て、東側に巻いた道を行かなければなりません。
→ お祓いも参拝料も納めますので、抜け道をつくってほしいのですが・・・・・
やはり、よく御存じの方は、参拝後はこの一等▲点に向かいます。
我々も、
月山▲点1,979Mに到達。
NNさんは60座目の百名山、私は46座目となりました。
晴れていればここからは360°のパノラマ展望ですが、 まわりは見渡す限り、雲・・・・・・・・
百名山で展望に恵まれなかったのは数えるほど・・・・ ここ月山と本白根山くらいなのかな?
梅雨時の山行なので、こんなこともあります。 でも、新しい山に足跡を記したことは無上の喜びです。
昼食をとって下山です。
ミヤマウスユキソウ と ?
頂上から牛首を目指しますが、ガスった下りの雪渓は上りに比べるとわかりずらい。
どうも、牛首で雪渓に下りず、まっすぐに姥ヶ岳への尾根に進んでしまったようです。
GPSで位置を確認し、そのまま姥ヶ岳へ向かいました。
この木道の稜線歩きは心地好い。 高山植物の宝庫。
これは ハクサンイチゲ ですね?
姥ヶ岳からの下りは雪渓が続きます。
山ガール様?のパーティーも姥ヶ岳から御帰還のようです。
上駅から再び月山リフトで下駅へ。
姥沢駐車場へは14時過ぎに到着。
この梅雨時、天気予報に違い雨にたたられなかった。 これだけでもラッキーであった。
・・・・・・ ここで、記事は終わり、次回に続くはずであったが・・・・
再び山形道で鳥海山登山口へ移動します。
宿は湯の台温泉・鳥海山荘。
山荘と名前がついていますが、国民宿舎で山小屋とは違って、広い和室。
まともな食事#58994;と温泉#59127;が楽しめました。 → この宿はお奨めです。
翌朝起きてみると、風#58947;と雨#58944;。 これは無理と思いながらも滝ノ小屋登山口駐車場まで行ってみました。
乗用車が3台、マイクロバスが駐車していました。 多分? 小屋泊まりの方でしょう。
雨と風は弱まりそうもありません。
残念ですが鳥海山登山は断念。#59123;
紅葉の時期に再挑戦です。獴