今回も、山仲間のNNさんと同行です。
湯ノ台口車道終点の#58988;駐車場の脇に”湯ノ台口コース” 登山口があります。
前回はここまで来ましたが、 強風下の強い雨で撤退するという情けない羽目になりました。#59123;
山行記事
http://jetstream777.blog.so-net.ne.jp/2012-07-07標高は約1,200M、 山頂は2,230Mなので標高差は約1,000M。(最短ルート)
7月と比べ、車道脇の雪渓は完全に消失して 季節の推移を感じます。
6時半過ぎに出発。 滝の小屋へは切石が置かれた登山道で一部登りかえしがあります。
荒木沢にかかる木橋を渡るとすぐ滝の小屋です。
車道終点のトイレは早朝使えませんが、ここは使えます。
今日は新しい靴の履きおろしで、ここで紐を締直します。
ここから標高差約300Mの急坂”八丁坂”。
笹薮に挟まれたゴロゴロした石の道が続きます。
早朝から気温は上がっているようです。
7:43河原宿小屋に到着。
目の前には鳥海山の外輪山から裾野に広がるスロープ。
”心字雪渓”といわれる雪渓も一部残っています。
河原宿の前の平原は、お花畑です。 7~8月なら花で彩られ素晴らしい光景でしょうが、
もうほとんど枯れています。 今年は花とのタイミングがよくないようです。
残雪期(7月初旬迄?)なら大雪渓の左沿いをアイゼンで直登できるのですが、
雪渓が消失して石っころが一杯の歩きにくい、酷い道が続きます。 浮石に注意。
”大雪渓”から”小雪渓”へ渡渉し、”アザミ坂”へ向かいます。
天気であれば迷うようなところはありません。
アザミ坂取付きには9時5分。 ここから伏拝岳(ふしおがみ)までがこのコース一番の急登。
歩きにくい石ばかりの坂道が続きます。 ここでバテ気味。#59124; 無理せずマイペース。
同行のNNさんはスイスイと、緩斜面のペースとまったく変わりません。
健脚登山者とはまさに彼のことです。 先に行って待ってもらいます。
振り返ると、この坂から河原宿までのスロ―プが、更に庄内平野と日本海が視界に入ります。
伏拝岳には9時45分。 外輪山のピークのひとつ。
ここから鳥海山のピークポイントである新山がようやく見えました。
ここの外輪山稜線の歩きは快適です。#59126;
断崖の向こうには新山ドームとその下に大物忌神社(御室)が見えます。
丁度ヘリコプターが荷揚げしていました。
七高山分岐には10時20分過ぎ。 御室への分岐過ぎてしまったようです。
新山は中央火口丘です。 急斜面の坂を火口底部まで下って、また登り返すことになります。
七高山分岐でザックをデポし、カメラとペットボトルだけで行くことにしました。
この坂の岩はモロく、落石に注意です。 下までずっとクサリがついていますが、使わない方が安全です。
↑ 底部から七高山分岐からの下りを見上げたショットです。
御室からのルートと合流する最低部から新山へは岩ばかりの登りです。
矢印、マーカーに沿って登っていく行きます。
石の転がった道でやや苦戦していた新しい靴は、超軽量で、ソールも新しい。
この岩登り部分ではグリップもしっかり、 今までの靴より軽快で不安なく登れます。#59120;
頂上には11時前に到着です。
ピークハント達成! #59120;
まわりの外輪山のパノラマも壮観、 やや霞んでますが日本海も眺められます。
七高山分岐に戻り、昼食の後七高山を往復。
少しガスってきましたので、下山開始です。#59066;
↑ 七高山からの外輪山のピーク
ここはアザミ坂下の小雪渓(万年雪)まで下れば、水補給は出来ます。 水場が涸れることはなさそうです。
滝の小屋もまだ営業、冷水に浸かったサイダーのうまかったこと。
(NNさん、スイマセン。 だから遅れたんです!)
駐車場へは15時半に到着。 上りは4時間半弱、下りは分岐から約3時間。(休憩を含む)
空が澄んだ山頂からは、日本海、 佐渡島、 東北の山が一望できるし、
山頂は外輪山の峰々と岩稜の中央火口峰。
7~8月は高山植物の宝庫。 残雪期であれば、雪渓歩きもできるでしょう。
ここは百名山の名に値する名山と思います。
唯一のマイナスは、この湯ノ台コースの登山道の歩きにくいこと。
ゴロゴロとした石、 ここは百名山でも屈指の歩きづらいコースです。#59124;
この晩は7月に泊まった宿、麓の湯ノ台温泉・鳥海山荘。
#59127;温泉に浸かり、宿の食事、お酒#58993;#58994;。 広い清潔な和室。
山小屋に比べたら天国です。 !(^^)! 料金は北アルプスの山小屋よりも安いし、文句なし。
翌日は、蔵王にハイキングです。