今回は#58971;。 青梅線の車窓からの奥多摩は雪景色。
今回は新たに購入したGPSの試歩を兼ね"
日の出山北尾根“をトレースする計画であったが、大雪の後の残雪では一抹の不安。 御嶽山から大岳山、そして奥多摩駅におりるというコースに予定を変更した。
御嶽山滝本ケーブル駅にはこんな掲示がありました。
***ほんとはもっと自由に山々を歩かれたいんでしょう。 プリンスも”ローマの休日”が欲しいと思います。御嶽山までは雪が思った程ありませんでしたが、長尾平からは雪道でアイゼンをつけます。
芥場峠には大きな雪の吹き溜まり。[トップの写真]
登山道は踏まれていますので、歩きやすい。 峠から頂上までは一部凍結していますがアイゼンをつければしっかりと登れます。
頂上は快晴の下、大岳山から幾重にも続く尾根越しにいつもの富士山がバッチリ!
典型的大岳山の展望です。
「ビジターセンターの方によると、鋸山方面は残雪でちょっと厳しいと云っていました。 どうしようか?」 との会話を耳にする。
ほとんどが御嶽からの登山者ですが、鋸山方面から登ってくる方も数人。 ということは踏まれているということだ。
30分ほど休憩し、11:40鋸山への縦走路に向かう。 雪道は踏まれている。
急坂を下って北西の肩の道標には!注意!の掲示。
”馬頭刈尾根コース4時間”、”鋸尾根~奥多摩コース4時間”と書いてある。#59122;
10月~2月は日没の時間が早くなってます! と警告。
標準コースタイムまでは大岳山~奥多摩駅まで下り3時間とあったが、積雪もあり3時間半とみたが・・・
尾根の雪は膝上までくるところもあり。 雪質もやや重い。 しかも下り一辺倒でなく、幾度か登り返しがあった。 ちょっと時間がかかるかも?
鋸山には13:10到着、小休憩し鋸尾根を下る。 クサリ場から奥多摩までは雪道の急坂を下りが続きます。
雪道は十分すぎるほど満喫。 長い下りだった。 (笑)
最後は愛宕神社の長い階段、多分これがコースの中で一番アブナイ下りです。←冗談でなくホント!
結局 奥多摩駅前に着いたのは15:25。(下りでなんと3時間45分もかかってしまった。)
山行の〆は 奥多摩駅前の
天益(てんます)で待ち合わせたTerryさんと新年会。 #58994;(@^^)/~~~
今回新たに購入したGPS、GARMINの
eTrex20という比較的新しいモデルを試してみた。 ↑
Apple・iOSのアップグレードが愛用の
iPod用外付けGPSの機能を不安定にしてしまった。#59123; 安全のためにはGPSは欠かせないツールである。
ネット通販で
eTrex20並行輸入品(英語版)を下限価格(約$200-程度)で入手。
そして某サイトに掲載されている裏ワザを参考に、英語版のメニューを日本語化した。(日本語の正規輸入品は約2~3倍の値段です。)
地図はカシミール3Dより自宅近辺の地図と作成したトラックを切り取りUSBでeTrex20に転送しテストしてみました。
さすがGPSを得意とするGARMIN, 窓越しの室内でも信号を補足し、外へ出たら即座に正確に位置を表示。 GPS衛星に加えてロシアのGLONASSに対応。 日本の’みちびき’という衛星にも対応しているらしい。 感度は☆☆☆。
トラックも概ね正確に刻んでいるが、今までのiPod(+DIY GPS)の綺麗で大きな液晶画面と比べ、画面が小さく、液晶も解像度もお粗末。 但し、この新しいeTrex20は思ったより軽量(142g)でコンパクト、防水仕様で堅牢な感じ。 電池も単三充電池2本で(取説には)25時間? 安心して使えそうである。
山行前日に青梅から雲取山まで6つのデータに分けてeTrexに移植。 地図は国土地理院の9000分の一のサイズを使用したので鮮明。 出かける山域は限られるので、データがオーバーフローしたら都度データを入れ替えればよい。 当面これで様子をみて、必要になったら市販の地図(マイクロSDカード)を購入してみようと思います。
地図とコンパスで位置を読み取ることは、状況によっては出来ない場合が多いと思います。 道迷いというリスクを低減出来ればこういった機器を駆使する価値は十分ある。
一般の登山道でも、わかりにくい分岐もある。 残雪時はルートが消失する。 山頂が雪の下でどこか分からない場合もある。 今までGPS(iPod)で助けられたこともあるし、自分が今どのポジションにあるのかを把握出来、正しいルートを辿っているという安心感を得られる。 心強い武器になります。
***大岳山的富士を眺める。奥多摩駅前の
〔天益〕は7~8名しか入れないカウンターの小さなお店ですが、飲んでいるといろんな山の情報が入ってくる。 ここは、あの山野井夫妻も立ち寄る店です。
奥多摩署駐在の山岳救助隊(元副)隊長・金(こん)さんが、店に入ってきた。 昨年も一緒でしたが一年ぶり。 一年ぶりで
たまたま再会するとは。(笑)
上述した皇太子奥多摩山行にご指名で同行されたとのこと。 遭難にまつわる話も拝聴。 奥多摩でも北アと変わらない危険は潜んでいるようです。
昨年の奥多摩での遭難者、まだ2名発見されていないそうです。 考えられる場所をしらみつぶしに捜索しても見つからない。 今年3月で役目を終えられるそうだが、心残りのようである。 長年ご苦労様でした。 でも、多分退役後も山に入って探されるのだろうと感じました。
もうひとつ気になることを聞いてしまった。 「奥多摩の熊は眠らない。」とのこと、 冬でも気をつけましょう。 昨年末、雲取山の石尾根でも目撃されたとか。
今年の登山シーズンに向けてGPSとモバイルで、着々と情報武装化は進むが 脚力と技術は一向にアップしないと感じているこの頃・・・・
そしてこの寒さでは、なかなか脚が登山口に向かないのである。(=o=;)