5月1日 #58943; 吉野の山奥 大峰山へ。 ここは世界遺産・大峰奥駆道(おくがけみち)のルートでもある。
- 百名山歩き
月は変わり 5月1日早朝。 今回の西日本遠征のハブとしている私の実家から 奈良県・天川村へ。
天川村川合からの道は舗装路であるが、道幅は狭く 3ナンバーでかろうじて通過できる程度のところもある。 もう明るいので、注意して走行すればよいが、 ガードレールのあちこちが傷ついている。(夜間通行は危険です、お奨めしません。)
行けど~~登山口のある行者還トンネルにつかない感じ。 日本の秘境という感じ。
標高を上げ山峡の間を進むと ようやくトンネルが見えた。 それでも予想より早く3時間程で着いた。
↑ 私のGPSログです。
行者還トンネル、 面白い名前である。 ここが大峰山の登山口。
大峰山という固有の名前の山はないが、山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳、経ヶ岳、弥山 等の山々の総称であり、大峰登山というと 女人禁制の山上ヶ岳か、近畿最高峰の八経ヶ岳がピークハントとなる。 近年の百名山登山としての対象は後者の八経ヶ岳がポピュラーなようです。
行者還トンネルの直ぐ手前のトンネル西口駐車場は既に満車。 その下の駐車場も既に6割がた埋まって、残りは7~8台しか停められない。 あと30分遅ければ多分NGであったかもしれない。
GW連休の谷間の平日なのだが、百名山人気。 車のナンバーを見ると九州から東北まで。
連休の週末や夏になると 停められないこともありそうだ。
タクシーとすれ違ったが、奈良のほうから遠路チャーターしてくる百名山ハンターも多いようです。
空はどんよりと鉛色。 寒いうえに、#58947;強風。 防寒対策に腐心していたら7時半過ぎになってしまった。
この地域の天気予報は曇り時々晴れであるが、雨にならないことを願って出発。
登山届は忘れずにポストへ!
木橋を渡って登山道へ。
直進して小さな沢を横切る小橋をわたると、奥駆道への尾根。
いきなり急登#59000;がはじまる。 風#58947;も吹きつける。
ここははっきり云ってキツイ。 #59124;
奥駆道出合までの標準コースタイムが55分ですが、余裕のないタイム。
出合の標識が見えた時はほっとしました。 ここが大峰山奥駆道の合流点。
ここから世界遺産の修業道を歩きます。
尾根筋です。 しばらくはまだ上りが続きますが、緩やかになり一息つけます。
ずっとガスっています。 森の木々はくねった妖怪のようで、ファンタジーの世界です。
アップダウンがありますが、弁天の森(1,600M)という小さな台地にでます。
世界遺産の場所、 立派な大峯奥駆道を記した黄色い標識がポイントごとに設置されています。
ここからもアップダウンはありますが、風も緩んで、やや下り基調なのでここは時間をかせげます。
次のポイント、聖宝ノ宿跡へ。
再び上りになれば聖宝ノ宿跡も近い。
ここは真言密教を唱え大峯山で修行に励み、後に醍醐寺を開創した理源大師聖宝像が座しています。
この大師像には昔から「理源大師像には触れてはならぬ」という言い伝えがあるらしい。
ここから聖宝八丁と呼ばれる坂になります。
登山道は尾根を右に巻いていきます。
さらに木道の登りになります。 この登りも急登#59000;です。
ジグザグの坂を登っていくと尾根の稜線。 この木道は一部凍結して登りにくい。
世界遺産に登録後、登り易くするために綴れ折れの木道を設置されたそうですが、 GPSがあれば聖宝ノ宿跡から行者泣かせと云われた尾根を直登した方が楽なのかも?
強烈な風が吹きつけつけ、霧氷になった樹木が見られます。
程なくすると、ガスの間から小屋が見えてきました。
弥山小屋です。
小屋で小休憩をとり、弥山へ。
皇太子殿下行啓記念と記された石碑があります。 ここまで脚を延ばされているんだ。 #59122;
(皇太子も隠れ百名山ハンターのようです。 百名山の愛読者で、もう60以上踏破されているようです。
皇太子の山行もいろいろ取りざたされ、批判もある。 公人と私人の区別がない皇室なので 気の毒な面もおありで、ほんとはこのような石碑は建てて欲しくないんだと察します。)
弥山の神社の社が山頂のようです。
弥山小屋に戻って、八経ヶ岳を目指します。
下ったところは、トウヒと呼ばれる木の森。 妖怪がいっぱい。#59122;
ここも風が吹き抜ける場所なのでしょうか 木々に霧氷の華。 幻想的です。
植生保護の為、登山道に沿ってフェンスが張られています。
鹿がオオヤマレンゲを食い尽くすようです。
登りきると、頂上です。 残念ながら視界はありません。
ここが近畿の最高峰 八経ヶ岳1,915M。 女人禁制の山上ヶ岳とならぶ 百名山のポイントです。
再び弥山小屋に戻って、昼食をすませ下山。 寒いので長居は出来ません。
弥山小屋近くの 枯れ木とコケのガーデンです。
この植物はなんでしょうか? このあたり一面に群生しています。
朝7時半過ぎに出発し、13時に無事戻れました。 往路約3時間、復路約2時間の歩きです。
連休の谷間の平日であったため、静かな山歩きが楽しめました。
天気がよくなく、ずっとガスってましたが 木道をのぞくとコースの感じもよく、奥深い神秘的なイメージの山。 今まで登った百名山にはない、 やはりここは信仰と修業の道なのか。
風が強く、寒い、 展望もナシ。
でもなぜか 印象深い いい歩きが出来たという実感と満足感のある大峯山。#59120;
なかなかいい山であった。
【私のコースタイム】
行者還トンネル西口 7:34 奥駆道出合 8:22 弁天の森 8:42 聖宝ノ宿跡 9:03
弥山避難小屋 9:55~10:17 (弥山10:10) 八経ヶ岳 10:40~10:50
弥山避難小屋 11:10~11:25 聖宝ノ宿跡 11:49 弁天の森 12:11
奥駆道出合 12:25 行者還トンネル西口 12:59
注: ここは携帯電話(docomoでも)ほとんど通じないようです。
せっかくの折なので、車で洞川温泉へドライブ。
大原山の山腹の一部にはまだヤマザクラが残り、ヤマツツジ?も萌えていました。
行者の道と呼ばれる目抜き通りを奥に進むと 山上ヵ岳への登山道があります。
女人禁制といわれていますが、登山口から山ガール?が下りてきた。
健脚で体力があるのなら 桜で有名な吉野山~大峯奥駆道(山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳、八経ヶ岳)~熊野古道へ下る。 夢ですね。 どなたか代わりに踏破してください。 (笑)
でも、山上ヶ岳はいずれ登ってみたいですね。
次は大台ケ原です。
天川村川合からの道は舗装路であるが、道幅は狭く 3ナンバーでかろうじて通過できる程度のところもある。 もう明るいので、注意して走行すればよいが、 ガードレールのあちこちが傷ついている。(夜間通行は危険です、お奨めしません。)
行けど~~登山口のある行者還トンネルにつかない感じ。 日本の秘境という感じ。
標高を上げ山峡の間を進むと ようやくトンネルが見えた。 それでも予想より早く3時間程で着いた。
↑ 私のGPSログです。
行者還トンネル、 面白い名前である。 ここが大峰山の登山口。
大峰山という固有の名前の山はないが、山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳、経ヶ岳、弥山 等の山々の総称であり、大峰登山というと 女人禁制の山上ヶ岳か、近畿最高峰の八経ヶ岳がピークハントとなる。 近年の百名山登山としての対象は後者の八経ヶ岳がポピュラーなようです。
行者還トンネルの直ぐ手前のトンネル西口駐車場は既に満車。 その下の駐車場も既に6割がた埋まって、残りは7~8台しか停められない。 あと30分遅ければ多分NGであったかもしれない。
GW連休の谷間の平日なのだが、百名山人気。 車のナンバーを見ると九州から東北まで。
連休の週末や夏になると 停められないこともありそうだ。
タクシーとすれ違ったが、奈良のほうから遠路チャーターしてくる百名山ハンターも多いようです。
空はどんよりと鉛色。 寒いうえに、#58947;強風。 防寒対策に腐心していたら7時半過ぎになってしまった。
この地域の天気予報は曇り時々晴れであるが、雨にならないことを願って出発。
登山届は忘れずにポストへ!
木橋を渡って登山道へ。
直進して小さな沢を横切る小橋をわたると、奥駆道への尾根。
いきなり急登#59000;がはじまる。 風#58947;も吹きつける。
ここははっきり云ってキツイ。 #59124;
奥駆道出合までの標準コースタイムが55分ですが、余裕のないタイム。
出合の標識が見えた時はほっとしました。 ここが大峰山奥駆道の合流点。
ここから世界遺産の修業道を歩きます。
尾根筋です。 しばらくはまだ上りが続きますが、緩やかになり一息つけます。
ずっとガスっています。 森の木々はくねった妖怪のようで、ファンタジーの世界です。
アップダウンがありますが、弁天の森(1,600M)という小さな台地にでます。
世界遺産の場所、 立派な大峯奥駆道を記した黄色い標識がポイントごとに設置されています。
ここからもアップダウンはありますが、風も緩んで、やや下り基調なのでここは時間をかせげます。
次のポイント、聖宝ノ宿跡へ。
再び上りになれば聖宝ノ宿跡も近い。
ここは真言密教を唱え大峯山で修行に励み、後に醍醐寺を開創した理源大師聖宝像が座しています。
この大師像には昔から「理源大師像には触れてはならぬ」という言い伝えがあるらしい。
ここから聖宝八丁と呼ばれる坂になります。
登山道は尾根を右に巻いていきます。
さらに木道の登りになります。 この登りも急登#59000;です。
ジグザグの坂を登っていくと尾根の稜線。 この木道は一部凍結して登りにくい。
世界遺産に登録後、登り易くするために綴れ折れの木道を設置されたそうですが、 GPSがあれば聖宝ノ宿跡から行者泣かせと云われた尾根を直登した方が楽なのかも?
強烈な風が吹きつけつけ、霧氷になった樹木が見られます。
程なくすると、ガスの間から小屋が見えてきました。
弥山小屋です。
小屋で小休憩をとり、弥山へ。
皇太子殿下行啓記念と記された石碑があります。 ここまで脚を延ばされているんだ。 #59122;
(皇太子も隠れ百名山ハンターのようです。 百名山の愛読者で、もう60以上踏破されているようです。
皇太子の山行もいろいろ取りざたされ、批判もある。 公人と私人の区別がない皇室なので 気の毒な面もおありで、ほんとはこのような石碑は建てて欲しくないんだと察します。)
弥山の神社の社が山頂のようです。
弥山小屋に戻って、八経ヶ岳を目指します。
下ったところは、トウヒと呼ばれる木の森。 妖怪がいっぱい。#59122;
ここも風が吹き抜ける場所なのでしょうか 木々に霧氷の華。 幻想的です。
植生保護の為、登山道に沿ってフェンスが張られています。
鹿がオオヤマレンゲを食い尽くすようです。
登りきると、頂上です。 残念ながら視界はありません。
ここが近畿の最高峰 八経ヶ岳1,915M。 女人禁制の山上ヶ岳とならぶ 百名山のポイントです。
再び弥山小屋に戻って、昼食をすませ下山。 寒いので長居は出来ません。
弥山小屋近くの 枯れ木とコケのガーデンです。
この植物はなんでしょうか? このあたり一面に群生しています。
朝7時半過ぎに出発し、13時に無事戻れました。 往路約3時間、復路約2時間の歩きです。
連休の谷間の平日であったため、静かな山歩きが楽しめました。
天気がよくなく、ずっとガスってましたが 木道をのぞくとコースの感じもよく、奥深い神秘的なイメージの山。 今まで登った百名山にはない、 やはりここは信仰と修業の道なのか。
風が強く、寒い、 展望もナシ。
でもなぜか 印象深い いい歩きが出来たという実感と満足感のある大峯山。#59120;
なかなかいい山であった。
【私のコースタイム】
行者還トンネル西口 7:34 奥駆道出合 8:22 弁天の森 8:42 聖宝ノ宿跡 9:03
弥山避難小屋 9:55~10:17 (弥山10:10) 八経ヶ岳 10:40~10:50
弥山避難小屋 11:10~11:25 聖宝ノ宿跡 11:49 弁天の森 12:11
奥駆道出合 12:25 行者還トンネル西口 12:59
注: ここは携帯電話(docomoでも)ほとんど通じないようです。
せっかくの折なので、車で洞川温泉へドライブ。
大原山の山腹の一部にはまだヤマザクラが残り、ヤマツツジ?も萌えていました。
行者の道と呼ばれる目抜き通りを奥に進むと 山上ヵ岳への登山道があります。
女人禁制といわれていますが、登山口から山ガール?が下りてきた。
健脚で体力があるのなら 桜で有名な吉野山~大峯奥駆道(山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳、八経ヶ岳)~熊野古道へ下る。 夢ですね。 どなたか代わりに踏破してください。 (笑)
でも、山上ヶ岳はいずれ登ってみたいですね。
次は大台ケ原です。