8月6月12~13日#58943;#58944;#58942; 北アルプス 薬師岳へ
- 百名山歩き
薬師岳は、誰かが云っていたように 北アルプスのなかでも東京からいちばん遠~いアクセスの百名山。
登山口は富山県の秘境、折立にある。
ここへのアクセスは、東京から車で関越・長野自動車道で新潟県上越市へ。#58974;
上越JCTで日本海沿いに北陸自動車道で富山県の立山ICで下りて有峰口に向かう。
バスターミナルにあるコンビニで最後の食料補給し、 有峰林道・小見線に向かう。
途中、”有峰林道通行可” の表示あり。
(万が一通行不可なら、薬師岳はあきらめて 思い切って馬場島に向かうつもりであった。)
亀谷ゲートで通行料1,900円(往復、小型車、 現金払いのみ)を払う。
気になっていた20:00~6:00の夜間通行禁止時間帯の前にゲート通過。 18時過ぎで余裕あり。
折立の登山口駐車場まで約20KMの走行である。
トンネルと工事区間が何か所もあるが、全線舗装されている。
亀谷のあたりはサルが出没、 坂森トンネルを過ぎるとカモシカが路肩にいた。
折立トンネルの手前では、 道路を飛び跳ねる様に横断する熊を見てしまった。 #59122;
小熊だったが、多分親も近くにいたに違いない。 野生の熊を見たのは初めてだ。
ヤマレコにも折立はクマが出没しているという書き込みが多かったが、本当だ。
小熊だったので、恐怖感はなかったが。。。
折立の駐車場はかなり大きいが、ほとんど埋まっていた。 トンネルから路肩駐車が続く。
ナンバーを見ると東北から九州まで、やはり百名山。
今更、新折立トンネル方向に戻って路肩に駐車するのはイヤだ、 クマが怖い。
何とか通行に支障をきたさないコーナー(右端)に駐車することが出来た。
登山口での駐車に関しては、いつも運がいい。 ラッキーだ!
まだ温かいコンビニカレーが夕飯。 天気予報では 翌日の富山南部は曇り時々雨だ。
真っ暗にならないうちに、ザックのパッキングを終える。
翌日は薬師岳山荘まで登り、 頂上アタックは天気次第というプランだ。
朝は5時前に起床したが、携行品の再チェック等で 結局登山口1,356Mの標識を通過したのは丁度6時。
いつもはフロントポケットに入れたままのクマ鈴を出して鳴りをチェック。
昨日の道路を横切った小熊が脳裏に残る。 折立登山口近辺はよくクマが目撃されるようである。
6時前にかなりの登山者が出発されたので先達はおまかせする。
いきなり急坂が続く。 途中で雨#58944;が降ってきた。 木の下で雨宿りしたが止みそうな気配はない。
屋久島用に買ったゴアテックス(透湿レベルが最も高い)のレインジャケットを、今シーズン初めて着用。
”アラレちゃん”の標識でレイン用オーバーズボンも履いた。 通過時刻は7:05。
樹林帯を抜け、三角点へは7:54に到着。
ここから展望の開けた稜線歩きになるはずだが、 ガスって見えず。 横殴りの雨#58944;と風#58947;。
左手に薬師岳が視界に入るようになる。
ずっと雨は続き、太郎平小屋には10:10到着。
雨中で約4時間余、私にとっては悪いペースではない。(CTは5時間)
小屋のデッキからは真正面に薬師岳が見える。 雨が降っているのはこのあたりだけなんだろうか?
雨は一向にやまないので、 雨宿り兼ねて昼食。
名物のネパールカレーは10時半からなので、 やむなく普通のカレーライスを注文。 またカレー!
他には、ラーメン、うどん、そばといった定番。 弁当でもあればいいですね。
大盛を注文したのだが、大盛りはご飯だけだった。 (笑)
でも無料で、ポットにお茶を満タンに入れてもらいました。
雨天なのに、黒部五郎岳がくっきり見える。
10:35 やや小降りになったので薬師平に向けて出発。
薬師峠キャンプ場からケルンまでは沢に沿った岩石帯を登っていく急登。
台風通過の後なんで、 沢は溢れる程の水流。 滑りやすいので要注意。
登山道沿いには高山植物があるが、雨中なんで写真も撮らず。
沢を登りきると薬師平のケルン、11:40通過。 薬師岳への稜線からはずっと黒部五郎岳が見えます。
ここからさらに展望が開け、 薬師岳への稜線を登っていく。 ようやく雨が止んだ。
右手は東南稜。 昭和38年冬、愛知大学山岳部の大量遭難の場所でもある。
12:30 薬師岳山荘2,701Mに到着。
雨が上がったので、一気に薬師岳を往復し太郎平小屋まで下りて泊まることも頭をよぎった。
でも、 天気が回復すればここからの展望は良さそうなのでここに泊まることにしました。
結果は正解でした!
それでも、翌日晴れるという保証はないので サブザックで薬師岳を往復することにした。
13:05 小屋を出発、 山荘からの稜線の先のピークが山頂と錯覚しそうだが、その左手奥のピークが頂上。
東南稜分岐の稜線に上がると、視界が一気に広がる。
ガスったなかでのピークハンティングと覚悟していたが、近隣の視界は十分。 山頂の祠が近づく。
薬師岳登頂 +1
山頂では13:50 ~ 13:35と滞在。
地図で見ると、西から有峰湖、 富山平野。
金作谷カール越しに北薬師、五色ヶ原から立山・剣に連なる稜線。
後立山の峰々。 針の木岳越しに前々週登った鹿島槍も見える。
黒部川源流渓谷を挟んで、赤牛岳、 水晶岳。 奥の雲間に野口五郎岳。
中央カールと東南稜。
飛騨側の先には白山。 NEXT TARGET!
15:05 小屋に戻る。
雨に濡れたザックや携行品を整理し休憩。 ザックのレインカバーずれて、中は湿ってしまった。
夕刻になって晴れてきた。
裏銀座のスカイラインがいい。 黒部五郎岳の左は笠ヶ岳~弓折岳の稜線。
一番左に小さく黒部五郎小舎が見えます。(オリジナルにはしっかり写ってました)
早朝、小舎から黒部五郎を往復し、延々と鬼神の如く一気に新穂高温泉まで下った昨秋を思い起こします。
黒部乗越~鏡池までの歩きはキツイが、素晴らしい展望です。 お奨め!
三俣蓮華の稜線越しに、穂高の峰々。 いつも思うんですが、自分の歩いた山や稜線はよくわかります。
そして、雲の平の向こうは北アルプス盟主・槍ヶ岳。 そろそろまた登ってみたくなった。
山荘の夕飯。
ブルーから夕景に変わっていきます。 贅沢な眺めである。
部屋は大部屋です。 ほぼ満室でした。
20名以上のなかでイビッキーは二人。 程々なんで、なんとか体は休めます。
翌朝は5:30に下山開始。 やっぱり黒部五郎岳が一番印象的、 シャッターを押してしまいます。
往路に見れなかった花を見ながら太郎平小屋へ。
*ピンボケ、コンデジの限界?
途中薬師峠でトイレ休憩。
トイレもキレイだし、水場もよく テン場にはお奨め。
太郎平小屋でも、また大休憩 6:55 ~ 7:15。
五光岩 7:45 通過。
三角点でも休憩。 8:35~8:45
お盆休み連休の初日。 ここから上りの登山者が列をなしていました。
アラレちゃん 9:20通過。
登山口へは丁度10:00ピッタリに下山。
(思ったより早く下山できたが、 早朝4時頃に出発すれば折立からの日帰りは可能かもしれません。)
*GPSログから生成されるコースタイムです。 私の写真の時刻テータと少しずれてますがほぼ近似値。
便利ですね。
ガスにでもまかれなければ、登山道はわかり易く整備されています。 小屋は太郎平小屋もありますが、やはり展望の良さを考えると、薬師岳山荘の方がお奨めです。
西日本方面から来られる方は折立からは薬師岳と黒部五郎岳をまとめて登られる方が多いようです。
薬師岳単独よりも、太郎平から黒部五郎岳への稜線歩きは印象に残るでしょうね。
車でなければ、さらに新穂高温泉まで裏銀座ゴールデンルートを縦走するのがいいでしょう。
有峰林道を下り、 亀谷温泉の白樺ハイツで入浴と食事休憩#59137;。
さあ、 次の山が待っている。
登山口は富山県の秘境、折立にある。
ここへのアクセスは、東京から車で関越・長野自動車道で新潟県上越市へ。#58974;
上越JCTで日本海沿いに北陸自動車道で富山県の立山ICで下りて有峰口に向かう。
バスターミナルにあるコンビニで最後の食料補給し、 有峰林道・小見線に向かう。
途中、”有峰林道通行可” の表示あり。
(万が一通行不可なら、薬師岳はあきらめて 思い切って馬場島に向かうつもりであった。)
亀谷ゲートで通行料1,900円(往復、小型車、 現金払いのみ)を払う。
気になっていた20:00~6:00の夜間通行禁止時間帯の前にゲート通過。 18時過ぎで余裕あり。
折立の登山口駐車場まで約20KMの走行である。
トンネルと工事区間が何か所もあるが、全線舗装されている。
亀谷のあたりはサルが出没、 坂森トンネルを過ぎるとカモシカが路肩にいた。
折立トンネルの手前では、 道路を飛び跳ねる様に横断する熊を見てしまった。 #59122;
小熊だったが、多分親も近くにいたに違いない。 野生の熊を見たのは初めてだ。
ヤマレコにも折立はクマが出没しているという書き込みが多かったが、本当だ。
小熊だったので、恐怖感はなかったが。。。
折立の駐車場はかなり大きいが、ほとんど埋まっていた。 トンネルから路肩駐車が続く。
ナンバーを見ると東北から九州まで、やはり百名山。
今更、新折立トンネル方向に戻って路肩に駐車するのはイヤだ、 クマが怖い。
何とか通行に支障をきたさないコーナー(右端)に駐車することが出来た。
登山口での駐車に関しては、いつも運がいい。 ラッキーだ!
まだ温かいコンビニカレーが夕飯。 天気予報では 翌日の富山南部は曇り時々雨だ。
真っ暗にならないうちに、ザックのパッキングを終える。
翌日は薬師岳山荘まで登り、 頂上アタックは天気次第というプランだ。
朝は5時前に起床したが、携行品の再チェック等で 結局登山口1,356Mの標識を通過したのは丁度6時。
いつもはフロントポケットに入れたままのクマ鈴を出して鳴りをチェック。
昨日の道路を横切った小熊が脳裏に残る。 折立登山口近辺はよくクマが目撃されるようである。
6時前にかなりの登山者が出発されたので先達はおまかせする。
いきなり急坂が続く。 途中で雨#58944;が降ってきた。 木の下で雨宿りしたが止みそうな気配はない。
屋久島用に買ったゴアテックス(透湿レベルが最も高い)のレインジャケットを、今シーズン初めて着用。
”アラレちゃん”の標識でレイン用オーバーズボンも履いた。 通過時刻は7:05。
樹林帯を抜け、三角点へは7:54に到着。
ここから展望の開けた稜線歩きになるはずだが、 ガスって見えず。 横殴りの雨#58944;と風#58947;。
左手に薬師岳が視界に入るようになる。
ずっと雨は続き、太郎平小屋には10:10到着。
雨中で約4時間余、私にとっては悪いペースではない。(CTは5時間)
小屋のデッキからは真正面に薬師岳が見える。 雨が降っているのはこのあたりだけなんだろうか?
雨は一向にやまないので、 雨宿り兼ねて昼食。
名物のネパールカレーは10時半からなので、 やむなく普通のカレーライスを注文。 またカレー!
他には、ラーメン、うどん、そばといった定番。 弁当でもあればいいですね。
大盛を注文したのだが、大盛りはご飯だけだった。 (笑)
でも無料で、ポットにお茶を満タンに入れてもらいました。
雨天なのに、黒部五郎岳がくっきり見える。
10:35 やや小降りになったので薬師平に向けて出発。
薬師峠キャンプ場からケルンまでは沢に沿った岩石帯を登っていく急登。
台風通過の後なんで、 沢は溢れる程の水流。 滑りやすいので要注意。
登山道沿いには高山植物があるが、雨中なんで写真も撮らず。
沢を登りきると薬師平のケルン、11:40通過。 薬師岳への稜線からはずっと黒部五郎岳が見えます。
ここからさらに展望が開け、 薬師岳への稜線を登っていく。 ようやく雨が止んだ。
右手は東南稜。 昭和38年冬、愛知大学山岳部の大量遭難の場所でもある。
12:30 薬師岳山荘2,701Mに到着。
雨が上がったので、一気に薬師岳を往復し太郎平小屋まで下りて泊まることも頭をよぎった。
でも、 天気が回復すればここからの展望は良さそうなのでここに泊まることにしました。
結果は正解でした!
それでも、翌日晴れるという保証はないので サブザックで薬師岳を往復することにした。
13:05 小屋を出発、 山荘からの稜線の先のピークが山頂と錯覚しそうだが、その左手奥のピークが頂上。
東南稜分岐の稜線に上がると、視界が一気に広がる。
ガスったなかでのピークハンティングと覚悟していたが、近隣の視界は十分。 山頂の祠が近づく。
薬師岳登頂 +1
山頂では13:50 ~ 13:35と滞在。
地図で見ると、西から有峰湖、 富山平野。
金作谷カール越しに北薬師、五色ヶ原から立山・剣に連なる稜線。
後立山の峰々。 針の木岳越しに前々週登った鹿島槍も見える。
黒部川源流渓谷を挟んで、赤牛岳、 水晶岳。 奥の雲間に野口五郎岳。
中央カールと東南稜。
飛騨側の先には白山。 NEXT TARGET!
15:05 小屋に戻る。
雨に濡れたザックや携行品を整理し休憩。 ザックのレインカバーずれて、中は湿ってしまった。
夕刻になって晴れてきた。
裏銀座のスカイラインがいい。 黒部五郎岳の左は笠ヶ岳~弓折岳の稜線。
一番左に小さく黒部五郎小舎が見えます。(オリジナルにはしっかり写ってました)
早朝、小舎から黒部五郎を往復し、延々と鬼神の如く一気に新穂高温泉まで下った昨秋を思い起こします。
黒部乗越~鏡池までの歩きはキツイが、素晴らしい展望です。 お奨め!
三俣蓮華の稜線越しに、穂高の峰々。 いつも思うんですが、自分の歩いた山や稜線はよくわかります。
そして、雲の平の向こうは北アルプス盟主・槍ヶ岳。 そろそろまた登ってみたくなった。
山荘の夕飯。
ブルーから夕景に変わっていきます。 贅沢な眺めである。
部屋は大部屋です。 ほぼ満室でした。
20名以上のなかでイビッキーは二人。 程々なんで、なんとか体は休めます。
翌朝は5:30に下山開始。 やっぱり黒部五郎岳が一番印象的、 シャッターを押してしまいます。
往路に見れなかった花を見ながら太郎平小屋へ。
*ピンボケ、コンデジの限界?
途中薬師峠でトイレ休憩。
トイレもキレイだし、水場もよく テン場にはお奨め。
太郎平小屋でも、また大休憩 6:55 ~ 7:15。
五光岩 7:45 通過。
三角点でも休憩。 8:35~8:45
お盆休み連休の初日。 ここから上りの登山者が列をなしていました。
アラレちゃん 9:20通過。
登山口へは丁度10:00ピッタリに下山。
(思ったより早く下山できたが、 早朝4時頃に出発すれば折立からの日帰りは可能かもしれません。)
*GPSログから生成されるコースタイムです。 私の写真の時刻テータと少しずれてますがほぼ近似値。
便利ですね。
ガスにでもまかれなければ、登山道はわかり易く整備されています。 小屋は太郎平小屋もありますが、やはり展望の良さを考えると、薬師岳山荘の方がお奨めです。
西日本方面から来られる方は折立からは薬師岳と黒部五郎岳をまとめて登られる方が多いようです。
薬師岳単独よりも、太郎平から黒部五郎岳への稜線歩きは印象に残るでしょうね。
車でなければ、さらに新穂高温泉まで裏銀座ゴールデンルートを縦走するのがいいでしょう。
有峰林道を下り、 亀谷温泉の白樺ハイツで入浴と食事休憩#59137;。
さあ、 次の山が待っている。