2月28日 ピカピカの#58942;マーク 厳しい急登を登りきったあとにはこんな景色が。
- 二百名山
毛無山。 静岡と山梨の県境 天地山塊にある深田久弥の日本二百名山のひとつ。
同じ名の山が全国に数多くあるようですが、 この毛無山が標高1,946Mと一番高い。
ガイドブックによると、経験者向き。 標高2千メートルに届かないが岩場の急登コースと書いてある。
朝霧高原グリーンパークの麓が登山口であるが、駐車場までノーマルタイヤでたどり着けるか気懸かりであったが、残雪・凍結もまったく無かった。
駐車場は有料で500円。 小封筒車両ナンバーを記入しに5百円入れて料金箱に投函するのがマナーです。
ここが登山口で標高は860M。 7:20過ぎに出発。
沢を渡ると また登山口の標識があります。 この先に直登コースと地蔵峠への分岐あり。
直登コースに進みますが、 いきなり急登が続きます。
不動の滝のビューポイントです。
ここで中間着を脱いでー休みしていると “毛無山の管理人” さんが登ってきました。
「いきなり急登が続きますね。。。。」 『ここは登山口から尾根まで標高1,080Mを一気に登るんで、地元の方のトレーニングコースなんですよ。』・・・ 『私は毛無山の管理人です。 ・・・・・・・・』
途中の見晴しポイントを親切にこと細かに教えて載きました。
『不動滝の撮影場所もここから撮るといいですよ』 と教えてくれる。
「天気がいいはずなのに少し霞んでいますね。」・・・ 『明日は雨、前日は意外によく見える場合が多いんです。』
とてもよく御存知の様ですが。。。。。。。 その理由は後程わかりました。
管理人さん のあとを辿りますが、あっという間視界から遠ざかりました。
小幅で脚をあまり上げずスタスタと登っていきます。 これが山歩きの脚捌きの極意かと思いました。
ずっと急登、なかなかペースが上がりません。
しかも岩場が多く ロープが付けられている箇所が間断なくあります。
上りはロープを使わなければならないところはほとんどありませんが、 下りは使った方がいいでしょう。
5合目手前のレスキューポイントです。 お世話にならない様にしなければ。
6合目からは雪が残っています。 ここから4本アイゼンを付けました。
樹間からは毛無山の尾根らしき稜線が見えます。
8合目を過ぎると雪が深くなりますが、 踏まれていますので4本アイゼンでもいけます。
富士山展望台につきました。 もっと広々したところかと思いましたが、4~5人くらいしか留まれないスペースです。 管理人さんはこのポイント眺望がお奨めと云っていましたが、陽のあたり具合かもしれませんが南側が霞んですっきりした感じではない。
9合目あたりで、 管理人さんがもう下ってくる。 早い!
『今日は尾根からはアルプスが良く見えますよ。』 と声をかけていただきました。
10:30過ぎ 9合目、 毛無山の尾根に出ました。 ここから尾根を北に向かいますが 左に小山。
アルプス展望台です。
WAH!
小山に登ると一気に西側の視界が開けます! 南アルプスの屏風。
北端の甲斐駒、鳳凰山から最南の聖岳、光岳まで、 南アルプスの百名山10座がすべて肉眼で認識できます。
左から右へ、望遠ズームレンズ200mmで撮ってみました。(この日はミラーレス一眼PL+PANAの電動標準ズームと望遠ズームレンズ、そして記録用TG-850です。)
クリックすると拡大されます。 ←で戻ってください。
一番左が 多分光岳、 真ん中が 上河内岳 そして右が 聖岳。
奥深い山域、 光岳と聖岳の2座が未踏。 厄介な山が残ってしまった。
左が 赤石岳、 右が 悪沢岳。 この稜線はまさに天空の歩きでした。
アプローチが長いが、 南アルプスはいい山が多い。
中央にそびえるのが塩見岳。 踏破した8座のうち、私が一番気に入った山。
三伏峠からの歩き、 塩見小屋からの登りが意外に楽しかった。
白根三山。 左から 農鳥岳、 間ノ岳 そして北岳。 標高3位と2位の山。
左から 仙丈ヶ岳、 甲斐駒ヶ岳、 その前に鳳凰三山。
気持ちのいい稜線を進むと、 パッと東面が開けました。 10:50 毛無山山頂です。
霞みがとれた富士山見えました! 積雪の急登、なんと約3時間半もかかってしまいました。
コースタイムは3:10なので、タイムオーバー。 冬装備とはいうもののやっぱり急登には弱い。
富士をバックに 雪の華。
山頂には静岡市からの若いカップルが一組だけ。 この山は地元の方が多いそうです。
なるほど、駐車場の車はほとんどが富士山ナンバーでした。
やはり途中で、”管理人”さんと話され聞いたことは。。。。。。。
あの自称管理人さんは、『毛無山登山 この日2,510回目』 とのこと。 #59122;
『一日4回登ったことがある。』 まったくアンビリーバブル! #59122;
こんな急登の山を一度登れば、少なくともしばらくは登る気にはならないのが常人であるが なんと4回も往復するとは、すごい体力・脚力。 毛無山に強い愛着があるんでしょう。
三日おきに登っても約20年はかかります。
ほんと スゴイ方がいるんですね。
富士山で1,770回という沼津の方の最多登頂記録がありますが、 管理人の毛無山2,510回もスゴイ。
パラグライダーが上空を舞って、朝霧高原へ滑空していきます。
大沢崩れも雪化粧。
1時間ほどで経ってから下山開始、 午後になっても木の間からはスッキリとした富士山が見えます。
あの管理人さんの観天望気は正しかった。 やはり、数えきれないほどの経験に裏打ちされているのだろう。
帰路も往路を折り返しましたが、 下りもキツイです。 登山口駐車場には14時に帰着。
帰路は地蔵峠コースのほうが脚にはやさしいかもしれません。
麓の登山口近くには金鉱石破砕機の残骸が遺されていました。
昔、金山があったのでしょうか?
この直登コース、 勾配計算してみました。
GPSで記録したログをカシミールでみると、登山口から山頂までのの水平距離は2.8KMと短いですが標高差は1,080Mで 平均勾配は21°
登山口からの0.4KMと9合目から山頂までの0.3KMはほぼフラット、 この間の2.1KMが急登で標高差1,050M 平均勾配はなんと24°。 超キツイはずである。
因みに、以前計算してみたが燕岳の合戦尾根は20°、 飯豊の地蔵尾根は17°。
これらと比べても急登の部類で、 トレーニングコースというのは頷けます。
雲取山往復22~23KMを日帰りしても、筋肉痛になることはないが、今回の毛無山は数日大腿筋が痛い!
朝霧高原からの毛無山(左のピーク、 右は大見山)。
樹木もいっぱいあるのに、毛無山? もっといい名前を付けてあげたらと思いますが・・・
後記〉 数日経ちましたが、 なぜか また登ってみてもいい。
展望もよく、 あの”管理人”さんの想いもわからなくもない。 (笑)
同じ名の山が全国に数多くあるようですが、 この毛無山が標高1,946Mと一番高い。
ガイドブックによると、経験者向き。 標高2千メートルに届かないが岩場の急登コースと書いてある。
朝霧高原グリーンパークの麓が登山口であるが、駐車場までノーマルタイヤでたどり着けるか気懸かりであったが、残雪・凍結もまったく無かった。
駐車場は有料で500円。 小封筒車両ナンバーを記入しに5百円入れて料金箱に投函するのがマナーです。
ここが登山口で標高は860M。 7:20過ぎに出発。
沢を渡ると また登山口の標識があります。 この先に直登コースと地蔵峠への分岐あり。
直登コースに進みますが、 いきなり急登が続きます。
不動の滝のビューポイントです。
ここで中間着を脱いでー休みしていると “毛無山の管理人” さんが登ってきました。
「いきなり急登が続きますね。。。。」 『ここは登山口から尾根まで標高1,080Mを一気に登るんで、地元の方のトレーニングコースなんですよ。』・・・ 『私は毛無山の管理人です。 ・・・・・・・・』
途中の見晴しポイントを親切にこと細かに教えて載きました。
『不動滝の撮影場所もここから撮るといいですよ』 と教えてくれる。
「天気がいいはずなのに少し霞んでいますね。」・・・ 『明日は雨、前日は意外によく見える場合が多いんです。』
とてもよく御存知の様ですが。。。。。。。 その理由は後程わかりました。
管理人さん のあとを辿りますが、あっという間視界から遠ざかりました。
小幅で脚をあまり上げずスタスタと登っていきます。 これが山歩きの脚捌きの極意かと思いました。
ずっと急登、なかなかペースが上がりません。
しかも岩場が多く ロープが付けられている箇所が間断なくあります。
上りはロープを使わなければならないところはほとんどありませんが、 下りは使った方がいいでしょう。
5合目手前のレスキューポイントです。 お世話にならない様にしなければ。
6合目からは雪が残っています。 ここから4本アイゼンを付けました。
樹間からは毛無山の尾根らしき稜線が見えます。
8合目を過ぎると雪が深くなりますが、 踏まれていますので4本アイゼンでもいけます。
富士山展望台につきました。 もっと広々したところかと思いましたが、4~5人くらいしか留まれないスペースです。 管理人さんはこのポイント眺望がお奨めと云っていましたが、陽のあたり具合かもしれませんが南側が霞んですっきりした感じではない。
9合目あたりで、 管理人さんがもう下ってくる。 早い!
『今日は尾根からはアルプスが良く見えますよ。』 と声をかけていただきました。
10:30過ぎ 9合目、 毛無山の尾根に出ました。 ここから尾根を北に向かいますが 左に小山。
アルプス展望台です。
WAH!
小山に登ると一気に西側の視界が開けます! 南アルプスの屏風。
北端の甲斐駒、鳳凰山から最南の聖岳、光岳まで、 南アルプスの百名山10座がすべて肉眼で認識できます。
左から右へ、望遠ズームレンズ200mmで撮ってみました。(この日はミラーレス一眼PL+PANAの電動標準ズームと望遠ズームレンズ、そして記録用TG-850です。)
クリックすると拡大されます。 ←で戻ってください。
一番左が 多分光岳、 真ん中が 上河内岳 そして右が 聖岳。
奥深い山域、 光岳と聖岳の2座が未踏。 厄介な山が残ってしまった。
左が 赤石岳、 右が 悪沢岳。 この稜線はまさに天空の歩きでした。
アプローチが長いが、 南アルプスはいい山が多い。
中央にそびえるのが塩見岳。 踏破した8座のうち、私が一番気に入った山。
三伏峠からの歩き、 塩見小屋からの登りが意外に楽しかった。
白根三山。 左から 農鳥岳、 間ノ岳 そして北岳。 標高3位と2位の山。
左から 仙丈ヶ岳、 甲斐駒ヶ岳、 その前に鳳凰三山。
気持ちのいい稜線を進むと、 パッと東面が開けました。 10:50 毛無山山頂です。
霞みがとれた富士山見えました! 積雪の急登、なんと約3時間半もかかってしまいました。
コースタイムは3:10なので、タイムオーバー。 冬装備とはいうもののやっぱり急登には弱い。
富士をバックに 雪の華。
山頂には静岡市からの若いカップルが一組だけ。 この山は地元の方が多いそうです。
なるほど、駐車場の車はほとんどが富士山ナンバーでした。
やはり途中で、”管理人”さんと話され聞いたことは。。。。。。。
あの自称管理人さんは、『毛無山登山 この日2,510回目』 とのこと。 #59122;
『一日4回登ったことがある。』 まったくアンビリーバブル! #59122;
こんな急登の山を一度登れば、少なくともしばらくは登る気にはならないのが常人であるが なんと4回も往復するとは、すごい体力・脚力。 毛無山に強い愛着があるんでしょう。
三日おきに登っても約20年はかかります。
ほんと スゴイ方がいるんですね。
富士山で1,770回という沼津の方の最多登頂記録がありますが、 管理人の毛無山2,510回もスゴイ。
パラグライダーが上空を舞って、朝霧高原へ滑空していきます。
大沢崩れも雪化粧。
1時間ほどで経ってから下山開始、 午後になっても木の間からはスッキリとした富士山が見えます。
あの管理人さんの観天望気は正しかった。 やはり、数えきれないほどの経験に裏打ちされているのだろう。
帰路も往路を折り返しましたが、 下りもキツイです。 登山口駐車場には14時に帰着。
帰路は地蔵峠コースのほうが脚にはやさしいかもしれません。
麓の登山口近くには金鉱石破砕機の残骸が遺されていました。
昔、金山があったのでしょうか?
この直登コース、 勾配計算してみました。
GPSで記録したログをカシミールでみると、登山口から山頂までのの水平距離は2.8KMと短いですが標高差は1,080Mで 平均勾配は21°
登山口からの0.4KMと9合目から山頂までの0.3KMはほぼフラット、 この間の2.1KMが急登で標高差1,050M 平均勾配はなんと24°。 超キツイはずである。
因みに、以前計算してみたが燕岳の合戦尾根は20°、 飯豊の地蔵尾根は17°。
これらと比べても急登の部類で、 トレーニングコースというのは頷けます。
雲取山往復22~23KMを日帰りしても、筋肉痛になることはないが、今回の毛無山は数日大腿筋が痛い!
朝霧高原からの毛無山(左のピーク、 右は大見山)。
樹木もいっぱいあるのに、毛無山? もっといい名前を付けてあげたらと思いますが・・・
後記〉 数日経ちましたが、 なぜか また登ってみてもいい。
展望もよく、 あの”管理人”さんの想いもわからなくもない。 (笑)