もう13時過ぎです。 家内の体調も回復し、大汝山に向かいます。
御前沢カールの雪渓(氷河)。 後立山(鹿島槍、 爺ヶ岳、 針の木岳、 烏帽子岳)の稜線。
雄山の次のピークは大汝山。 立山三山の中では3.115Mと最高峰。
大汝山で#59028;。!(^^)! #59120; 後ろの大汝山頂に登った直後の写真です
大汝山の頂3,115M。 #59120; 真砂岳、別山の先には剣岳。 やっぱし剣岳のシャツでないと似合わないです。(笑) 岩の上に登ろうとしましたが、あぶないんで止めました。 (笑)
辿ってきた道を振りかえると雄山神社、立山の大権現。 このアングルから眺めるとまさに霊山の佇まい。
山頂直下には大汝休憩所。 「春を背負いて」の舞台となった山小屋です。 後の山は富士ノ折立。
見下ろすと 黒四ダムと黒部湖。 向こうの稜線は赤沢岳、針の木岳、 奥は蓮華岳。 絶景が続く。
富士の折立直下からの剣岳。 やっぱり何度見てもいい絵になる山。 試練と憧れは相反するのだが・・・
富士ノ折立直下。 あんまり時間はないけど登っておきます。
富士ノ折立2,999M、 バックは大汝山。 お天気にも恵まれ、眺望も素晴らしいのでついつい長居してしまいます。
真砂岳への稜線から右手を見下ろすと、内蔵助カール。 2013年氷河認定と地図に書いてあります。 同じ青い制服を着たパーティーがいます。 調査隊? 雪上訓練?
正面は真砂岳2,861M。 雷鳥沢への分岐、左へトラバースして大走りを下る。
少しガスってきました。 時計を見ると14:50前。 え~(@_@) 美女平への最終バスが気になる。
室堂ターミナル~雄山~大汝~富士ノ折立~雷鳥沢~室堂ターミナルのコースタイムは5時間半。 出発は9時前なんで 雄山を13時に発てば最終バスには十分間に合うだろうという漠然とした計算、何とかなるという甘い気持ちがあった。
草紅葉とグリーンのハイマツとのコントラストがいい。
雲の切れ間に立山の稜線、 雄山の峰神社は遠くからでも識別できます。
ここで休憩、地図を見てコースタイム確認、 そして時計をみると・・・15:12 ヤバイ!(まずい!の意味です) 天気がいいし ツーリスト化したコースに甘い気持ちがあった。 大汝~富士ノ折立であまりにも時間を費やしてしまった、 私のじかんスケジュール管理がまずかった。
15:27 奥大日岳への尾根。雷鳥坂も草紅葉。 ゆっくり眺めていたいが ・・・
急がなくては! でもここの”大走り”は名前とは裏腹で、富士の砂走りのように駆け下りれない。 急坂で岩石の大走り、無理せず普通のペースで。
雷鳥沢。 天気がいいのか、ゲロゲロという声が聞けません。
時計をみると丁度16:00、(@_@) まだ賽の河原の入口。 急な下りはおわって、ここからは普通のなだらかなトレッキングコースとなるので、 ここでようやく家内に告げる。 「最終バスまで残り約1時間」であることを。 ここから室堂ターミナルまでのコースタイムは約1時間15~20分と意外に長い。 最終バスは17:05。
テントがあふれんばかりの雷鳥沢キャンプ場がみえる。 ズームで近くに見えるが距離はある。
急ぎ足で賽の河原を下る。 称名川を渡渉し 雷鳥沢キャンプ場へ。 ギアが切り替わったように家内もついてくる。
テント村と夕食支度の楽しげなキャンパー達を横目に我々は急ぐ。 雷鳥沢ヒュッテ(中央やや右の建物)下からみくりが池へのショートカットルートは通行止めだった。 ガックリ! ここを通ればなんとか間に合うかもしれないと思ったが・・・ 16:30過ぎ、残りは30分。 万事窮すか?
家内には、「最終バスに間に合わない。 山荘泊になるかもしれないが・・・・」 キャンプ場から室堂までは上り基調の登山道。 「いけるところまで行ってみよう。」 上の写真でもわかるようにキャンプ場から雷鳥荘(左へ山稜を登りきったところの先)までの上りがキツイ。 #59124; そして、りんどう池をまわってみくりが池温泉へまた登り返し。 大回りのS字道で散策ならまだしも、急いでいるときは堪える。
とにかく室堂ターミナルを目指す。 アップダウンがあり意外にキツイ。#59124; 我がパートナーの脚では、もうこれは間に合わないと思いつつも・・・・、 家内は黙々とついてくる。 振り返りながら様子を覗うが黙ってピッタシついてくる。 山歩きはたまにするも、 こんなに頑張るとは。。。。 私のスケジュール管理の甘さでキツイおもいをさせてしまった。
みくりが池で撮った最後の写真の撮影時間は 16:48とタイムスタンプされている。 ここからターミナルまで10分、「なんとか行けそうだ。 もう少し頑張ろう。」 (歩くだけで精いっぱい。 賽の河原からはこの写真が一枚のみでした。)
室堂ターミナル前広場には16:55。 間に合った。!(^^)! 頑張った。 最終バス17:05の前の臨時便17:00のバスに乗車出来た時はふたりで安堵。 #59120; よかった! ほんとうに弾丸登山になってしまった。(苦笑)
それにしても、我がパートナーの最後のガンバリ、見直した。 どちらかというとか弱いタイプ。 あんなに頑張った我がパートナーは見たことがなかった。 「よく頑張った。」 頑張ればできるよ。 !(^^)! (笑)
弥陀ヶ原を下るバスの中、 ちょっと疲れたがなぜか心地よい眠りに落ちていく。
時代は変わっても立山の絶景は変わらなかった。