11月3日 妙義山に登ってきました。
妙義山最高峰 相馬岳1,104M山頂から。
11月3日 妙義山に登ってきました。
妙義山最高峰 相馬岳1,104M山頂から。
昭文社「山と高原地図」には一般登山道(実線)としては中間道と大の字周回ルートしかなく、 稜線を含むルートはすべて破線。 中間道は以前歩いたことがあるが、 これでは”妙義山に行ってきた”だけである。 ”妙義山を登った”とは云いがたい。 少なくとも 大の字ぐらい登っていればいいんですが、そこすら登っていません。
妙義山の破線は最上級或いは上級のレベルの困難度と云われる。 妙義神社奥の院~白雲山はプロ級、 更に金洞山ルートは破線が続く。 裏からのルートもすべて破線。 登山の対象としては目立たない山だが、クサリ・ロープ等確保する手がかり、足がかりがない急峻な岩場、切り立った岩峰の稜線が続くルートには立ち入れない。 クライマーの領域である。
これでは妙義山は未踏の山のまま。 私のような一般レベルでも、なんとか”妙義山に登る”ことが出来ないのか。
ガイドブックを見ると、 タルワキ沢から相馬岳(妙義山最高峰1,104M)に登るコースは上級ルートだがそれ程難しくない、ピークを極める一番容易なルートのようである。 それでもヘルメット着用のことと書き添えてあった。 ネットでも調べてみた。 登った方の他の山の登山経歴を見ても経験を積んだ方が多く、コースタイムも早い。 このルートでチャレンジすることにしましたが十分心して登る必要がある。
この日は休日でしたが、関越長野道の渋滞もなく妙義神社下の駐車場に到着。 8時半に出発。
妙義神社に安全登山を祈願してから 中間道をタルワキ沢に向かう。
9:15 タルワキ沢への入口に到着。 目立たない小さな表札しかありませんので注意しないと見過すことも。
入口からちょっと入ると、こんな掲示板が。 私の入山を拒絶するようである。(笑)
一般登山道ほど歩かれていないんで 落ち葉も一杯、荒れた感じです。
ルートはところどころにピンクテープやペンキのマーカーがあり、迷うようなところはありませんが、急登が続きます。
地図で見ると天狗岩と相馬岳の岸壁に挟まれた沢ですが、 沢という感じがなぜか希薄です。
半ばで最初のクサリ場が現れ、巻いていきます。 写真でみるとやさしそうですが、楽ではない。 転石、もろい岩場もあり注意するに越したことはありません。 岩のつかみ場所には注意!
2番目のクサリ場、 高さがあります。 ここは全体重を鎖に預けなければ私の登坂技術と体力では登れません。
もう一つロープがあります。 その他の岩場も段差があるところが一部あり非力な私にはキツイ。
久し振りの緊張感。
登りきると相馬岳と天狗岩との間の稜線のコルにでます。(岩壁の間がタルワキ沢です。)
ここから相馬岳への痩せた尾根を登ります。 左(東)側は切れ落ちていますので脚は右寄りに向きます。(笑)
稜線部の紅葉はピークが終わってますが、 ほんの少し残ってます。
尾根が右向くと相馬岳山頂。 10:40 妙義山の最高峰1,104Mです。
妙義山を”登る”ことはないと思っていましたが・・・ 登れるルートがありピークを踏むことが出来ました。
小さな測量杭。 御親切にも”日本二百名山” と書き込んである。(笑)
ヘルメット、ハーネス、ザイルを着けた何組ものパーティーが通過してバラ尾根に向かいます。
入山禁止が続いている浅間山。 手前は丁須の頭(全域が破線)のようです。
金洞山(こんどうさん)。 左から西岳、中ノ岳、東岳。 まさにプロ級向け、怖そう。 ここは日本のドロミテだ。
中ノ岳の奥に見えるは 荒船山、その奥は八ヶ岳。 壮観な山頂からの眺めである。
西上州の山々。 まんなかのギザギザの山は金鶏山(登山禁止となっています)。
11時半前に下山開始。
コルに下る稜線からは天狗岳。 この稜線の東側は垂直な崖。 変な冒険心、好奇心、のぞき見は禁物!
コルから再びタルワキ沢を下る。 上り以上に慎重に下ります。 この日のタルワキ沢ルート登山者は私を含め多分4名、 休日なのに少ないですね。
妙義神社に立ち寄り、無事下山を感謝。 駐車場へは13時前に戻りました。
もみじの湯(日帰り温泉施設)からの妙義山。 相馬岳は一番左のピーク、その右が天狗岳。 その間にタルワキ沢コースがあります。
*岩壁の谷合でGPS補足が上手くいってなかったようです。 往路・復路とも同じルートです。
破線の上級コースで、 緊張を強いられる場面もありますが ルートは明確でクサリ、ロープもあり慎重に上り下りすれば一般レベルでも登れないことはないように思います。 ”タルワキ沢ルート”に限っては。
シャトルのメーター表示 走行距離は往復246KM、燃費は27.2km/L。 タイヤの空気圧は規定値、クルーズコントロールを多用、速度は90~100kmで設定。 往路は約23km/L、復路は約31km/L。 山岳路がほとんどなく、高速道路走行がほとんどだと低燃費が際立つ。 車重が幾分重い、空力抵抗があるワゴンタイプでこれだけに燃費達成には満足。