2016年1月3日 九鬼山 秀麗富獄12景10番 ことし初めての山歩きです。
また富士の見える山です。
2016年1月3日 九鬼山 秀麗富獄12景10番 ことし初めての山歩きです。
また富士の見える山です。
年初なんでありきたりだが、やはり冠雪の富士山が見える山 道志山塊の西にある九鬼山に出かけました。
正月三が日の最終日で中央道上りは大渋滞になる。 今回はJR中央線と富士急で行くことにしました。 タイミングよく高尾駅から直通の河口湖行に乗り継げた。
田野倉駅で下車し、登山口へ向かいます。
15分ほど歩くと九鬼山登山口の標識。 真直ぐ進むと札金峠コースですが、右の川を渡り池の山コースに入ります 9:20。
尾根にとりつき 池の山に向かいます。 落ち葉の絨毯で脚に優しいんですが、深すぎ!
途中視界が開け東に道志山塊、西には黒岳山塊。 その間には都留から吉田の街並み、先は富士山が望めます。
自然と人工物が入り交ざった風景。
リニア実験線も見えます、ちょうど九鬼山と高川山の直下を結ぶルート。 昨年実験線の走行を見てテクノロジーは素晴らしいと思ったが、その後調べてみましたら実用化に際しては採算の問題、山間部の環境破壊といった問題をはらんでいるようです。 採算がとれなければそのコストはJR東海ではない、ツケは利用者、国民にまわり更に次世代。 先送りされる体質は今の日本に蔓延している。 東京~名古屋30分40分(停車時間も含む)といっても、東京駅(品川?)に出るまで時間がかかるし、都市圏以外は置き去りとなるだろう。 人口も半減していくということも想定しているんだろうか? バラ色の経済波及効果は幻想に終わるかもしれない。
禾生駅からのルートとの合流ポイント 10:10。 ここから九鬼山山頂まで50分のコースタイム表示あり。
「これより急登 要注意」 さらに「←新登山道・→直登登山道」標識あり。 その通り山頂まで急登が続きますが綴れ折の新登山道(左手)を進みます。 直登ルートは跡がなく木の根っこに足をかけて登らなくてはなりません。
登山道からちょっと外れて寄り道、展望台である天狗岩へ。
左から 鹿留山、 杓子山、 富士山、 倉見山(手前)、三ッ峠山、年末に登った清八山・本社ヶ丸。 ズームアップしてファインダーを覗くとと黒岳山塊越しには鳳凰山、間ノ岳らしい頭まで見えます。 下界は中央道沿いに都留市街。
11:00 九鬼山970M 山頂。 途中で写真をとったり天狗岩へ寄り道したので上り1時間40分もかかりました。(登山口からのコースタイム1:20)
北面が開け大菩薩連嶺(滝子山、ハマイバ、雁ヶ原摺山・・)と奥秩父(飛龍山、雲取山、鷹ノ巣山・・)の山なみがパノラマで見れます。
富士山は木立に覆われて見えませんが、100Mほど戻ると開けた富士山が見えるポイントがあります。
昨年11月後半から富士が望める山行が5連続となってしまいました。
今回は問題なく一発で着火、前回は気温が低かったのだろうか?
カップうどんでも、温かくて美味しかったです。!(^^)!
風もなく穏かな山頂には1時間以上、ちょっと居過ぎ! 15時までに下山できなくなる。
12:15 下山は北側の急斜面を下ります。 ガレたところもあり ロープ、クサリが多く取り付けられています。
下ったところで馬立山の標識がありますがわかりにくいところあり、GPSを見て直ぐ戻る。 この分岐は右へは朝日小沢(猿橋駅へ)、左が田野倉(馬立山)ですが、地図をよく確認せずその間の尾根を間違って入ったんですが踏み跡あり(マーカーなし)。 札金沢へ下るバリ道のようです。
尾根のやや左を巻き気味に進む道は小さなアップダウンあり。
池の山尾根越しに時折視界が開けます。 富士と裾野、三ッ峠山から河口湖へ下る稜線がシルエット。
札金沢から田野倉へ下るルートとの分岐にでます。 田野倉へは下りず、そのまま札金峠へ向かいます。
程なく札金峠に到着 13:15。 この峠は樹林に囲まれ暗い感じ。(峠は朝日小沢への標識もあります。国土地理院の地図にはこのルートが掲載されていますが、昭文社地図2014年版には掲載がありません。 札金沢を下るバリエーションと思った方がいいでしょうね。)
地図で大月・猿橋駅へのコースタイムをチェックしたら、どのルートも2時間半強と意外に時間がかかりそうだ。 15時までに大月駅には着きそうにもないが 今更引き返す気にはならず、進む!
札金峠からは更に北へ704Mのピークを登り返し、下って再び馬立山へ続く尾根へ登り返します。
13:43 尾根に上がって分岐にでて、明るい視界が広がります。 振りかえると九鬼山。
尾根の西側は田野倉へ続く、私は馬立山へ東に向かいます。
13:53 馬立山山頂797M。
ここから痩せた急坂を下り 再び沢井沢ノ頭に向かって登り返し。 こんなにアップダウンがあるとは。。。。
沢井沢ノ頭 14:00。
ここから急坂を下り稜線を進むと御前山~猿橋駅に出ますが、登り返しが最低2回(御前山、神楽山)はありそう。 御前山から大月に下るルートもありますが、 分岐から菊花山~大月駅へ向かうことにしました。
分岐から稜線を下っていきますが、 菊花山の手前にピークがあり登り返して、また下って、菊花山へ登り返す。
菊花山への登りは痩せた岩場があり、侮れません。
14:40 菊花山644M。 百蔵山や扇山や中央線沿線が望めます。 南面の富士はもう霞んで見えず。
ここからは下りだけですが、 直下はキツイ勾配のロープ・クサリ場が連続します。 菊花山という名前からはハイキングコースをイメージしますが、スニーカーでは無理なコース。 下って下って標高360Mの大月駅へ。 大月から見上げると菊花山は急峻。
ようやく15:10 大月駅到着。 下りは約3時間かかりました。(コースタイムは3:40)
遅れて到着した臨時の特急に飛び乗ったが 年始の帰省客で空いてる席はなかった。
往きは楽々、帰りはしんどい!
下山の帰路は楽々のんびりと下れるという安易な気持ちは甘かった。 もっと地図をじっくりと読んでおけばよかった!
幾度とないアップダウン、ロープやクサリが付けられた急勾配の下り、荒れたところもあった。 距離以上に時間がかかるコース、歩きはじめにしては長すぎました。
最近はずっとショートカットコースに甘んじ、年末年始を怠惰に送る我が身には”喝” 、少しは覚醒しました。(笑)