堂岩山分岐から八間山に向け稜線を下りはじめたが・・・
地図から読みとると、たぶん八間山は稜線の一番奥(中央右手のピーク)、いくつピークを超えていくのか。
遥かかなたとはこのことだ・・・
地図のコースタイムでは1時間半となっているが、数時間かかるように見える。 このコースタイムは???
堂岩山分岐から八間山に向け稜線を下りはじめたが・・・
地図から読みとると、たぶん八間山は稜線の一番奥(中央右手のピーク)、いくつピークを超えていくのか。
遥かかなたとはこのことだ・・・
地図のコースタイムでは1時間半となっているが、数時間かかるように見える。 このコースタイムは???
堂岩分岐から中尾根と呼ばれる稜線を下っていきます。 途中で振り返るといい眺め。
ザックからミラーレスを取り出します。
堂岩山の斜面、猟師の頭、金沢レリーフ・・ 白砂山の山頂部。
ズームアップして撮ります。 山頂は一番高いピークの右だと思います。
向かう先は八間山、トップの写真の通りいくつもピークがあるようだ。
入力したGPS用参考トラックは平面図で確認したが、標高グラフまで確認していなかった。
悠々と楽に下れる尾根ではありえない。
笹薮の中の登山道。 日没が5時頃の秋ならば躊躇しますが・・・ とにかくここまで来てしまったんで前に進むのみ。
見晴らしのいい尾根ですが、ご覧の通り登り返し。 日差しも出てきました。
14時過ぎ、中尾根ノ頭 標高1,944M。 分岐からまだ0.9KM。 この尾根は笹薮だらけです。
尾根の急峻な東側も一面笹薮がはりついています。
中尾根を登り返し。 奥に見える真ん中のやや霞んだ山が八間山のようです。
ということは写真の右のピークから左の鞍部に下り、登り返して尾根を進む。 その対面の左端が黒渋ノ頭?
そしてその稜線の先が八間山らしい。 コースタイムではここから黒渋ノ頭まで40分、八間山まで更に30分となっているが本当にそのタイムで行けるのか?
視覚的には、大きなアップダウン、 そして八間山までなんと遠くみえることか。
堂岩山~白砂山のスカイライン。
白砂山方面の空もすっきり。 いい眺めです。 でも、風も少なく暑さを感じます。 日陰も多くありません。
このあたりから、どんどん下ります。 標高1,787Mの鞍部?谷?まで一気に下る。
そして登り返し。 日陰ですが風がない、 暑い! ひたすらガマンの登り、登り、登り。
標高差100M程度ですが・・・ ここが一番キツイ!
水場はありませんので、ペットボトル4本とゼリーのサプリメントを持参。 補水を欠かさないようにします。
14:50 黒渋ノ頭。 小ピークですが涸れた大木があるだけ。
開けた尾根の稜線沿いを登ります。 この先に3つほどピークがありますが・・・
一番先のピークが八間山?
ピークを2つ超えると、最後の?ピーク。 小屋らしき建物が見えるんで八間山に間違いはなかろう。
分岐の標識。 左は八間山、右はキャンプ場の表示。
15:20 八間山山頂 1,935M。 ? 崩れた小屋は気象測量機器が設置されていたようです。
ぐったり!
堂岩山分岐から見た中尾根はすごく遠く見えましたが 約1時間40分。 そんなに遅いペースではなかったんですがコースタイムを10分オーバー。 まだ時間はあるのでひと安心です。
標準コースタイム、 堂岩分岐から八間山まで1時間半となってますが よほど歩きやすい季節でないとこの1時間半はきついと思います。
それにしても、トップの写真のように、視覚的には遥か彼方にみえて分岐からは数時間はかかるかも知れないと思った。 結果は私でも1時間40分。 分岐から八間山までの眺めはすごく遠くに感じてちょっとトリッキーな感じですね。 (笑)
トップの中尾根~八間山の写真をトリミングしてみました。
ルートは中尾根から谷へ下り 黒渋の頭へは尾根をやや右から巻き気味で登る。
黒渋ノ頭から尾根伝いに八間山へ登り返していく。(八間山からは茅ノ尾根を野反湖に下ります。)
この写真をこう見てみると、それほどの時間はかからないと理解はできますが、アップダウンが続くガマンのトレイルです。
ヤマレコの記録を見てみると、登山者が多いのは 順に5月、7月、6月、9月・10月、そして8月。 8月はこの山の適期ではなく、残雪期の5月~花が咲きはじまる6月が楽しめそうですね。
八間山からキャンプ場まで茅ノ尾根を下ります。 標準コースタイムで約1時間25分。
ここからは下るだけです。
***堂岩山~白砂山~中尾根で見かけた花を掲載しておきます。
花の名前に関してはまったく自信ありません。 わかる方、教えていただければありがたや~~。
①ハクサンフウロ? 金沢レリーフあたりから山頂へ登る鞍部に多く咲いてました。
②ダイモンジソウ
③リンドウのつぼみとコゴメクサ? リンドウは登山道の各所に多く咲いてました。
④ ミヤマコゴメクサ? 猟師ノ頭から山頂直下まで、いっぱい咲いてました。
⑤? ハクサンフウロ
⑥? オトギリソウの様です。
⑦アキノキリンソウ? 分岐から白砂山までの間に多く見られました。
⑧? アキノキリンソウ
また、いろんなキノコが登山道沿いに植生していました。
一見地味なキノコは食べられそうだが、多分 毒です。 (笑)
茅ノ尾根の下部は白樺林。
登山口まで0.3KM。 長いトレイルの終わりは近い。
⑨ エゾリンドウのつぼみ。
八間山登山口です。 ここからキャンプ場まで20分程、舗装林道を下ります。
林道沿いにも花。
⑩ これはのら人さんによると、ヒメジョン? 山にあってはならない花だそうです。
⑪ウメバチソウ?
野反湖、 右の山はエビ 山。 ゴールの駐車場は近い。
皇太子殿下の白砂山登山碑。 この山、皇太子登山歴に記載されたなかったが、実際には以前はもっと隠密登山をされていたんでしょう。 皇太子殿下の登山にまつわるネガティブな噂*もあるが、ほんとうに隠密登山をされるんならそれでよし。 そっとしておいてあげましょう。 「ローマの休日」があってもいいように思います。
* お付の方々、報道陣含めて百名近くで山小屋を占領、追い出されたなんて噂もある。 わざわざ道を整備した・・ 等々の噂も多くある。 殿下はご存じないのでしょうか?
16:40 無事登山口(駐車場)に帰還。 帰りは草津温泉#59127; い~い湯だな♪♪♪に浸ります。
今回歩いたコースの標高グラフ、ご覧のようにアップダウンが多いんです。 標高差はわずか600M足らずですが累積標高は上り下りとも約1,100M+でした。 どっち道日帰りしかない山なんで、ザックをうんと軽くすれば軽快な歩きができるのではと思います。
白砂山、二百名山のなかでも「初心者でも比較的楽に登れる山」 と書いてあったが、八間山コースは決して楽に登れるとは言い難いというのが私の印象です。
8月夏休み最後の登山。 終わってみれば、”楽”ではないが、楽しめたトレイルでした。 (笑) ← 変な表現!