2017年1月27日 雲取山 標高”2017.1M” 奇しくも今回は17回目の日帰り山行となりました。
新しい山頂標識と西暦2017年記念碑。 富士山も見えましたよ!
2017年1月27日 雲取山 標高”2017.1M” 奇しくも今回は17回目の日帰り山行となりました。
新しい山頂標識と西暦2017年記念碑。 富士山も見えましたよ!
前回雲取山に登ったのは昨年2016年7月17日、16回目の日帰り登山でした。
毎年必ず登ることにしていますが、今年は西暦2017年。 雲取山が2017年の山として全国紙を含む一部メディアで取り上げられています。 昨年に山頂標識も新たにリニューアルされたようで "2017.1M"と刻んであるようです。 これを文字通り読むと2017年1月にメモリアル登山をしてくださいと云わんばかり。
雲取山日帰り登山マニアとしては、これを見過ごすことはできないが直ぐに登れない諸般の事情もあるし、どうせなら天気の良い日に登りたい。 ”2017.1M" を知ったのは今月半ば、日本全土に寒波が押し寄せて各地に大雪をもたらしている。 1月の登頂はもう無理だろうとあきらめかけていましたが、先日ショッピングセンターから奥多摩・雲取山を遠望。 稜線は雪があるようだが真っ白という感じではなさそう。 ネットで直近の山行記事を見ても、それほど雪はないようだ。 しばらくは天気もよさそうだ。
それじゃ登っちゃえ!ということで、健脚のMさんと急遽雲取山へ。
小袖乗越にある山梨県丹波山村営駐車場に7時15分頃到着。 駐車場内には建物が建設中。
どうやらトイレのようです。 最寄りの公共トイレは青梅街道沿いの鴨沢や留浦にしかありませんでしたが、新たに設置されれば登山者には朗報です。 きれいに維持管理されるためには利用者のモラルが重要ですが、やはり維持管理も必要でしょうし有料化してもいいと思います。 そうすれば利用者の意識も変わり少しでもキレイに使われるのではないでしょうか。
途中の林道は除雪された雪が路肩に置かれてありました。 4本爪軽アイゼンをザックに入れてきましたが何となく不安に感じ、トランクに積んであった8本爪に交換。 私にとってこの選択は結果的には間違った選択となりました。
小袖乗越の登山口を7時半に出発。
いつもより約1時間近く遅い出発ではあるが、気になるのは久しぶりの長丁場の下りである。 脚と膝が持つのか。
登山道は早々と雪が残っていますが、緩斜面の上りなんでアイゼンなしでもなんとか登れます。
堂所までは、いいペースで歩けました。 今日は快調だと思ったんですが・・ 残雪が凍結したところが多くなります。
堂所から七つ石下への急坂の手前でアイゼンをつけます。 今回は昨年冬以来履いたことがないやや重い革靴ということもあり、8本爪アイゼンはずっしり重く感じます。 急登にさしかかったこともあり、ここから大幅なペースダウン。
七つ石下分岐からの巻き道。
積雪が少ないとは云え冬はこの区間は凍結しています。 このトラバースはアイゼンをつけてないと登れません。
ブナ坂通過はなんと10時半、約3時間もかかっています。 石尾根もこのようにそれほど雪はないんですが、重いアイゼンをつけっぱなしで登り続けたんでペースは一向に上がらず。 (ブナ坂~奥多摩小屋まではアイゼンはほぼ不要で、はずすべきでした。)
8本爪アイゼンを重く感ずるようでは・・ 三浦雄一郎さんのように足首にアンクルウエイトを巻いてトレーニングでもする必要がある。
朝方は曇りでしたが、石尾根に上がってからは晴れてきました。 大菩薩嶺も富士山も見れます。
大菩薩嶺と飛龍山の間には南アルプスも遠望出来ます。 仙丈岳から聖岳まで・・・
この日の気温はそれほど高くありませんでしたが、石尾根には冷たい風が吹き抜けます。 奥多摩小屋で小休止し11:10に出発。 なんとか12時までには山頂避難小屋に着けると思っていたが・・・
小雲取山への急登でも失速。 私が1.5Lエンジンとしたら健脚のMさんは3.0L+ターボ付きエンジンです。私のスローペースでMさんのターボは全く使わずに終わりましたが、ここからMさんに先に行ってもらい小屋でコーヒーを入れてもらいます。 (笑)
山頂避難小屋には、12時12分到着。 今回で17回目の登頂となりました。
なんと小屋まで4時間42分。 昨年7月と比べても30分以上オーバーです。 Webヤマレコの「歩くペース」も標準1.0に対し1.1~1.2(遅い)と情けない評価が下されました。 昭文社地図のコースタイムは小袖乗越から登り4:50となってますがヤマレコ標準では4時間20分くらいのようです。 昨年7月の歩くペースは0.8~0.9でした。
山頂には御影石で出来た新しいツートーンの標識が立っていました。 標識の高さは標高に因んで2.017M、東京都と埼玉県が共同して昨年山の日を記念して設置されたようです。 あまりにもモダン、堅牢で立派ですが、なぜか昔の古い標識が懐かしく思えます。
山頂避難小屋ベンチからのお決まりのショットです。
13時過ぎに下山、16時に登山口へ戻りました。 下りはピッタシ3時間(標準コースタイムは3:10)。
登りは苦戦しましたが、この日もっと懸念していたことは10KM以上に及ぶ長丁場の下り。 まったく膝痛もなく最後まで下りきることが出来たということが大きな収穫でした。
私のベンチマークである雲取山を今年も日帰りできました。 今年も少しはチャレンジできる山歩きを楽しめればいいと願っています。
昨年8月末の白砂山以来、20KM以上の距離を山歩きしたことがありません。 秋に入って右脚膝痛が顕在化、いわゆる変形性ひざ関節症です。 重度ではありませんが、一時は正座も出来ず、長い下りには自信がありませんでした。 整形外科のドクターは「山は登らないように」と云うネガティブなアドバイスのみ。 以前録画しておいた「痛み解消!変形性ひざ関節症」という番組を繰り返し見てみました。 たとえ重度であっても、むしろ運動ー筋トレ、ウォーキング、ストレッチで克服できるという内容と具体例の紹介がされてました。 とはいうもののこれらを持続的に行うことはなかなか容易ではありません。 簡単にできる効果的な方法はないのか??? ある方法を試してみました。 登山にもショートカットがあるように・・・ちょっと掟破り?(笑) 昨年末から効果が見えるようになりました。 検証は出来ませんのでここでは書きませんが、多分その方法で克服できたのかもしれません。 また下る歩き方も変えてみました。 ・・・・・・・・・今回の記事の主題ではありません、オマケです。(笑) 主題は2017年の山です、どうぞよろしくお願いします。