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もうこの日は晴れない、多分麓に着くころは晴れているだろうなと思いました。そんなことはよくあります。
十勝岳がらみでは相性が悪く今回も運がないのかなと思いながら下山開始。 展望は見れないので花を見ながら・・・
岩肌に取りついた苔の花?
7月初旬には、もっと多くの高山植物、北海道固有の花も見れるそうです。
上富良野岳直下のD尾根火口壁縁でエゾコメツガザクラの群生を楽しむ。
暫らくしたらガスが切れて主稜線が見え隠れ。
雲間に火口に大きく切れ込み聳え立つ岩壁の山が見えました。上ホロカメットク山です。
マイナーな山なんで、この山自体がどんな山かわからなかったんですが、このアングルからはすごく存在感のある山容です。 左が山頂です。 あの切れ込んだ断崖はガスでまったく見えず恐怖感も感じませんでしたが、近寄るべからず! だからロープが張ってあったんです。
さらに主稜線の先には十勝岳。 3年前登ったとはいうものの、その山頂は美瑛の麓からしか見たことがありませんでした。 ようやく稜線越しの十勝岳を見納めることが出来ました。
ズームアップして撮りますが、十勝岳(左上)ほんの一瞬姿を見せてくれました。
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年度は違いますが時期は6月末とほぼ同じなんで、晴れていたらこのように十勝岳と稜線が見えたでしょう。
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登山道を振り返ると、上富良野岳。
D尾根、雪渓沿いに下っていきます。 変化に富んだコース。
富良野岳の山群。 これらを周回して下山するルートもあります。
ガスのかかった上りでは見れなかった風景を撮ります。
鬼の頭のような「八ッ手岩」
D尾根の末端、右の安政火口側はロープが張られてます。 真ん中は化物岩。
上富良野岳を見納めて
急斜の三百階段を慎重に下ります。
下りきると雪渓へ。 上ホロ分岐へ続きます。
雪渓上部の二俣が上ホロ分岐。 延々とした雪渓。
雪渓下り化物岩から続く尾根をトラバース。 上りの写真では主稜線は雲に覆われていましたが、帰路は安政火口の上部から稜線までくっきり。 十勝岳も見えます。
ウコンウツギ?
安政火口分岐。 左に見える2本の岩柱がたぶん夫婦岩?
登山口がある稜雲閣が見えてきました。 ゴールは近い。
振り返ると上ホロカメットク山と八ッ手岩。 北海道のドロミテ?
十勝岳温泉登山口は14:40過ぎに到着、上りのタイムとほぼ同じです。
チョット天気には翻弄されましたが、展望と花を楽しむ山歩きが出来ました。#59120;
十勝岳へ登るのならこの変化のあるコース、花が咲く7月上旬がお奨めだと思います。
登山道は比較的整備されてますが、ガスった場合の道迷いは注意。 耐寒風対策要。
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もうひとつ、yamaarki108 さんからお借りした写真を掲載。
上富良野岳山頂からの上ホロカメットク山と十勝岳の姿です。
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十勝岳温泉近くから撮った写真を絵画風にレタッチしてみました。
北の山は厳しいけど、自然の息吹きを感じさせる景観に惹かれます。 登りたい山は多くあり、もう一度挑戦したい山もあります。 また登れるといいなあ。。。