ザースフェーからイタリー・アオスタまで峠越えのドライブです。7月17日
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ザース谷を下り、フィスプVISPからローヌ谷を西に下ります。
シオン城とアルプス。往路で通った高速を戻ることになります。このお城の中に教会があるようでノートルダム・ヴァレール教会と呼ばれています。
レコトーデュソレイユ、「ヴァリス州のハート」という標識。州の真ん中とか核心部といった意味なんでしょう。このあたりはワインや果実の産地。スイスというとまずグリンデルワルド、サンモリッツ、ツェルマットがポピュラーですが、のんびり過ごしたいのならローヌ谷に沿ったヴァレー(バリス)地方がお薦めです。
スイスアルプスの西端の山が見えるとシャモニーとサンベルナルド峠との分岐。ここからサンベルナルド峠へ、山岳ハイウェイを上っていきます。
峠を抜けるトンネルまで6KM、峠まで13KM、アオスタまで38KM。
サンベルナルド峠越えをするつもりでした。途中で峠へでる道を見失いアオスタへ抜けるトンネル=高速道路に入ってしまいました。多分この2枚上の写真の標識のあたりで峠へでる道に入らなければならなかったようです。逆走することもできずそのまま国境(税関)を抜けイタリーへ。しかも短いトンネル高速区間の通行料は31.2スイスフランと高い!
サンベルナルド峠は標高2千M+にある峠ですが、紀元前にはハンニバルのアルプス越えやナポレオンのイタリア遠征での峠越えが歴史的に有名です。この峠英語読みだとセントバーナード、そうですあの大型犬 古くは軍用犬また遭難救助犬として育てられたようです。峠をスキップしてしまったのは失態でした。
高速道路から一般道へ入ります。時間的に中途半端になって今更戻るわけにもいかず、そのままアオスタへ。
途中の集落。協会や石瓦の屋根でできた家並みを抜けてアオスタの谷へ下ります。
アオスタへ入ります。背後の大きな山はピラ山群。
アオスタの市街地を抜けて南の街へ。南北が山に挟まれた谷にあります。
ホテルに到着です。受付には調子のいいイタリアン。5部屋ほどしかない小さなロッジ風のホテルですが、居心地が良くのんびりとした雰囲気です。アオスタの谷もいろんな見どころやトレッキングコースがありますが、2泊の予定。翌日は裏マッターホルンの麓へ行く予定です。
バルコニーからはアオスタの谷が見渡せ、室内も天井が高くロフトもありちょっとお洒落なイタリアンデザイン。初めてのホテル、滞在客の書き込みや評価が参考にはなるものの「当たりはずれ」がありますが今回はどのホテルも外れはなし、★★★でした。
山の丘陵にはブドウ畑、谷あいの平野にはオリーブや果実の畑がみられます。時間があるので「アルプスのローマ」と云われるアオスタの街に出かけてみました。(次回へ)