10月6日 火曜日
- 二百名山
外へ出かけることをことさら避けている訳ではないが、Stay Home の癖がついてしまっている。 でも、我が家にいるのも思いの外心地よいことが分かった。 (笑) いろんな過ごし方があること、やることもあると気付いた。(笑)
今年の夏は長い、今月に入ってようやく秋が到来したという感じです。秋と云えば紅葉、温泉、夜長を楽しむ季節。紅葉の名所は数々あるが、北海道の大雪山、青森の八幡平、北アルプスの涸沢・上高地・立山・・・等々。どの名所も混雑で密。先月の連休時は雷鳥沢キャンプ場の混雑ぶりをTV報道していたが、トイレには長蛇の列で1~2時間待ち。寒い中ガマン、人によっては何度も並んで寝る暇もないかもしれない?漫画チックな悲劇である。私もかつて秋の涸沢へでかけた。涸沢と奥穂高登山は素晴らしかったが、激込みの山小屋では一睡もできない壮絶な夜を過ごした。今ではとても考えられない悪夢、御免こうむりたい。
今年はコロナ禍でもあり密なところは避けたい。どこへ行こうかと思案したが、自分の体調を含めて夫婦での山歩きということでは、選択肢は限られる。あれこれ考えるよりシンプルに、素直に行ってみたい紅葉の山にしてみた。そして GO-TO-栗駒山 に決めた。紅葉では大人気の山なんで週末は避けて、月曜日に出かけて翌日火曜日に登ることにした。前週後半の天気予報は#58942;晴れマークでした。栗駒山山麓の宿はとれず、少し離れた地区のホテルで前泊。やはり平日でも混んでいるのかな? 栗原市の観光課へ電話して登山口駐車場の混雑度を問い合わせたが平日でも混んでそう。(+_+) 平日なので7時前までに行けばいわかがみ平登山口の駐車場に停められるとの見解、もし満杯なら手前の臨時駐車場からシャトルバスで登山口に行くことになるとのことでした。
当日、6時半ごろ臨時駐車場に着いたが、いわかがみ平の駐車場は既に満車とのこと。(+_+)#59122; 仕方なく、シャトルバスで行くことになった。臨時駐車場では県外ナンバーも目立ちます、特に首都圏! でも大半は宮城と近隣県の日帰りハイカーがおおいようです。もう一つ目算が外れたのは天気#59123;、晴れマークから曇#58943;となり気温も10度以下、風も強く寒い。朝食を車内でとりながら天気が穏やかになるのを待ちましたが、雲が切れる気配もないのでシャトルバスに乗車。マスク着用が義務で真ん中の席を間引きして座ります。会話は控えるよう掲示してあるが守らない方も見受けます。10分くらいでいわかがみ平に到着。見わたすと平日でも若い世代の方が意外に多いです。(+_+)
いわかがみ平の駐車場はこの通り満車。シャトルバスが5分間隔くらいで行き来しています。ここの駐車場は県外ナンバーが比較的多い感じですが、大半は前夜からの車中泊で埋まってしまっているかもしれません。この時期の週末当日朝はここに停めるのは絶望的すら感じます。
天気がよくないので、当初予定していた東栗駒山コースはやめて中央登山道で登ることにしました。一番楽な直登ルートですが一番密なコース、マスクはつけたまま登山開始。
御覧の通り雲で覆われ、霧雨~小雨といった感じ。陽が射さないので映えませんが、紅葉はちょうど盛りです。
標高1,400Mあたりを越えると低木樹林帯となり視界が開けてきます。沿道も鮮やかな紅葉。
栗駒山南陵の尾根から西側のアングル。霧雨なので、ここからは防滴仕様のデジイチEM5-Ⅱで撮ります。素晴らしい紅葉のグラデーション。(注: 曇天下でホワイトバランスを調整されてなかったので、実際の見たイメージに近づけるために若干明るさとコントラストを+補正してあります。)
南陵尾根を見下ろす。撮り方が良くないんで見下ろしたように見えないですね、NG。上部は東栗駒山ですが、南陵尾根との境が混ざって不明瞭な構図になってしまいました。でも紅葉は見事。
標高を上げるにつれてガスってきます。栗駒山南斜面に紅葉 Wonderful !
もう一度、尾根を振り返って撮ってみました。 Wah ! (声にはださず、心の中で叫ぶ!)
山頂南面では広葉樹の赤と常緑樹の緑とのコントラストが深まっていい感じです。
だんだんガスに覆われて、このあたりが紅葉をみれる限界です。登り続けると中央登山道と東栗駒山コースとの分岐ポイント、さらに分岐からは最後の登り。晴れていれば東栗駒山への紅葉の稜線が眺められるはず・・
ようやく山頂が見えてきました。濃いガスのなか。
栗駒山山頂、1,627M、宮城と岩手の県境です。
晴れていたら紅葉に覆われた全山を眺められるはずですが、残念。でも久しぶりの二百名山+1。
青空であればもっと綺麗に見映えするでしょう。それでも全山を覆い尽くす紅葉は見ごたえ十分です。
ガスったままなので、復路も中央登山道で下ります。
いわかがみ平から再びシャトルバスで臨時駐車場へ。朝方よりも駐車スペースも広がって日中もハイカー、観光客の多さを伺えます。紅葉ピークの週末の駐車場はオーバーフローしてシャトルバスは1時間待ちとも云われています。
注:記事の写真は出来るだけ、人がいない場面やタイミングであえて撮っています。実際には平日にも関わらずかなりの人出で往来はあり登山道は混んでます。上り下りの行き交い、追い抜きは多いです。また、週末だったら渋滞とまではいかなくても詰まる箇所はいくつもあります。
最も往来の多い中央登山道でしたが、マスク・バフを着けて登山されている方は2割くらいで少数派でした。今回は登山者の多い山でしたが、ストレスは・・・あります。(笑) 所詮、山も浮き世なんでしょう。次回の記事でふれたいと思います。
秋の天気は移り気。いわかがみ平から栗駒高原へ下っていくと山麓からは雲がとれた栗駒山を望むことが出来ました。天気予報は6時間遅れ。東栗駒山と南に下る稜線越しには栗駒山が見れました。
ズーム最望遠の端で撮ってみます。東栗駒山の紅葉稜線。
中央登山道越しに望む栗駒山山頂部、まだ雲が切れたりかかったり。
遠くからですが、全山紅葉がおおいつくす栗駒山の全容が見ることができました。いつかは訪れたいと思っていた紅葉の栗駒山、念願がひとつ叶いました。来年の秋は大雪山に行ければと願っています。
ここ何ヶ月もブログのアップは月いちのペース。おのずと開いてみる機会も減るし、ブロガーの皆様への訪問も途絶えぎみとなっていますが、どうぞ悪しからず。もう少しアクティブでありたいと思っていますが・・・