今まで鉢伏山は高ボッチ山から歩くか、スカイラインで直下の鉢伏山荘まで車 そこから登りましたが、今回は松本市内にある麓の牛伏寺から登ってみることにしました。といっても休憩なしで登り3時間半はかかりますので、行けるところまでという心づもりです。
前泊した松本駅前のホテルから車で約25分、牛伏川に沿って進むと右手に砂防ダム、左手には牛伏寺。さらに車道(舗装路)を上がって連岳橋を渡ると駐車場があります。20台程度は駐車可能、お手洗いもあります。まだ停めてある車はなくマイカーが最初の様です。連岳橋のあたりはちょうど紅葉の見ごろのようです。
連岳橋駐車場の標高は975M、8時20分頃、ここからスタートです。
「フランス式階段工」があります。長さ141M、落差50M、19段からなる階段になった水路。治山治水目的で1918年に完成し2012年には国の重要文化財に指定されています。フランス・サニエル渓谷の流水工を参考に設計されたので、フランス式階段工と云われているようです。
ほどなく未舗装路になり二つの沢に分かれ、左にある杉野沢沿いの道を進みます。
ここまでの紅葉、なんとなくくすんで見えましたが、陽射しが入るようになると紅葉も映えてきました。
「松健小屋」を通って杉野沢からを登って行きます。登山道は日影沢沿いを遡行するルートです。
日影沢沿いも紅葉の見ごろ、高度を上げるにつれて黄色から赤に染まっていきます。尾根筋は陽に映えて紅葉を引き立てている感じです。
日影沢には両側に登山道があり左岸は丸太階段もありますがブッシュもあるようですので、右岸の道を登って行きます。
通称「地獄谷」に差し掛かります。
こんな掲示板。あの世だけでなく現世にも地獄谷や極楽平はありますね。(笑) ガンバロー!
その通り、急登が続きます。
やがて緩斜面になり、尾根の樹林帯から注がれる日差しに紅葉が映えます。このあたりが「極楽平」でしょうか。
極楽から下界が見える? 「地獄谷石切場」にでると松本平野と北アルプスの眺望が開けます。
「ブナノキ権現」、牛伏寺からの尾根筋の登山道と合流。10時過ぎです。
ブナノキ権現からの尾根道、6~7分紅葉樹林を登ると
10時10分、「車道出会い」標高1,610M 鉢伏山スカイラインにでます。
鉢伏山は今まで何回も山頂を踏んでいますので本日のゴールはまずここまで、時間に余裕があり余力があるなら鉢伏山へ行けるところまでいくということにしていました。
車道出会いまでの標準コースタイムは2時間20分(上記地図では)ですが、2時間以内で到着。鉢伏山までのコースタイムは1時間15分くらいですので、足を延ばしてみることにしました。
鉢伏山スカイラインは車で何回も通っていますが、冬季通行止期間以外で車道を歩くのは今回が初めてです。長野県北部山域を除けば、八ヶ岳~南アルプス、諏訪湖、中央アルプス、北アルプスと安曇野のパノラマ展望が楽しめます。車道といっても平日なので往来ほとんどはないのでストレスなく歩けます。!(^^)!
鉢伏山やまわりの山並を見ながらのんびりと歩いていきます。
鉢伏山荘前で小休憩して山頂へ。
鉢伏山山頂、1,928M に到着、11時40分くらいです。台地上の山は美ヶ原。
安曇野の平野越しには北アルプスが望めますが、主稜線には雲がかかって見れませんでした。それでも八ヶ岳から南~中央アルプスは視界OK。パノラマ展望が楽しめました。
写真が多かったんで、本日はここまでとさせていただきます。 次回に「牛伏寺への紅葉尾根」をアップする予定です。
追:一昨日インフルエンザのワクチン接種を受けてきました。「昨シーズンにインフルエンザに感染した人は極めて少数で社会全体の集団免疫が形成されていない。今シーズンは大きな流行が起きる可能性がある」と日本感染症学会が予測しています。昨年はインフルエンザワクチン接種は受けませんでしたが、今年は接種しました。先月中旬に指定病院へ接種予約の電話を入れたんですが、既に10月分予約は終了。今月初めに同じ病院へ電話しましたが繋がらず、近くの医院の窓口に直接いってみたら直ぐ予約がとれました。厚労省は最大限6,300万人分までの供給量は予定しているとのことですので、少し経てば供給が追いつくだろうと云われています。新型コロナ感染回避行動・様式をとっていればインフルエンザにも罹らないように思います。新型コロナワクチンほどの切迫感は感じませんが、接種は受けておいたほうがいいかもしれませんね。・・・・でも、我々素人には、熱・咳がでたら普通の風邪なのか、インフルエンザか、新型コロナかはわかりません。発熱外来へ行ってPCR検査+インフル検査をするということになるでしょう。ほんとうに厄介な時代に遭遇しましたね。