* * * * * * * * * *
山頂からもう少し先の展望台でランチ休憩をとることにしました。
ここは更に展望が開けます。縞枯れ樹林の背景は南八ヶ岳の峰々、ことしも八ヶ岳は行けなかったですが来年はどこかに出かけたいですね。
富士山をズームアップ、今回のカメラはコンデジTX-2です。すっきりしないんで、前景の紅葉樹林に露出を合わせれば富士は飛ぶし、富士に合わせれば紅葉はシャドウがかかってしまう。ハイライト/シャドウコントロールのないコンデジではどちらか選ぶしかないですね。 (あとで調べたら、ハイライト/シャドウコントロールが調整できる機能が付いていました。(笑);;)
諏訪湖と南アルプス。南アルプスの名山は小屋泊りしないと行けません。安心して小屋泊が早く出来るようになればいいんですね。でもいつになるんでしょう。
12時半に山頂を下ります。
山肌が赤く染まった美ヶ原。この日は標高2千5百メーター以上には雲がかかっていました。あの山頂にある高原ホテルなら安心して泊まれそうですね。
右手に見えるのは前日登った?三峰山。浅間山は雲に覆われて見れませんでした。
鉢伏山荘に立寄ってサーモスにお湯を分けて戴きました。宿泊も出来るようですが車でここまで来れちゃいますので宿泊客は少ないとのこと。折しも今年はコロナ禍なので一日1組しか予約を受けていないとのことでした。(←状況によって変わると思いますので事前確認要)まだこの先コロナが続くのなら、この様に宿泊者を限定した山小屋に泊まってみるのもいいのかなと思います。星空や日の出、夕景を楽しむには絶好のロケーションです。
復路はスカイラインを車道出会まで折り返し、牛伏寺への下り地点を確認してブナノキ権現へ下ります。
鉢伏山スカイラインの紅葉はほぼ終わりですが、開放的な風景には気分もリフレッシュ。山頂からほぼ1時間で車道出会いへ。
ブナノキ権現分岐着、13時半。どちらへ下ろうか?
沢筋の登りでは日当たりの良い尾根筋の紅葉が映えていたこと、地獄谷の急坂を下ることは出来れば避けたいということから、牛伏寺への尾根ルートで下ってみることにしました。距離は尾根コースの方が長いようです。
以下、牛伏寺までの尾根道の紅葉です。
思った通り尾根には日射しが降り注ぎ黄葉、紅葉が映えます。
登山道にはもう落ち葉もいっぱい。
上部は急坂ですが、比較的歩き易い尾根道です。
紅葉
黄葉
牛伏寺に近づくとやや黄葉が多くなってきます。
分岐と牛伏寺との真ん中くらい、標高1,250M くらいで牛伏寺へ下る分岐があります。見落とすと砂防ダムの駐車場まで下り過ぎてしまいます。駐車場のある連岳橋へ直接下るルートもあるようですが見つけず、結局牛伏寺へ下る道を辿りました。登山道は途中北側を回り込むルートと真直ぐ下るルートに分かれますが、後者で下りました。シカ防護フェンスを通って下っていくと牛伏寺の鐘楼に出ました。
14:45
牛伏寺にでます。由緒ある立派なお寺のようです。
まず観音堂でお参りします。左は朱塗りの仁王門。
仁王門を下ると如意輪堂(左)。堂の前には牛が2頭いました。
寺伝によると、唐の皇帝が善光寺へ6百の経巻を納巻途中、経巻を積んだ2頭の牛がこの地で亡くなり 使者たちが本尊十一面観音菩薩の霊力を知り、その経巻をこの寺に納め霊を祀って帰京したとのこと。このことから牛伏寺と改名されたようです。
山号は「金峰山」寺号は「牛伏寺」ごふくじ、うしぶせてらとも呼ばれるようです。→
牛伏寺ホームページ階段を下り山門をでて連岳橋へ。車道を15分ほど登り返します。
連岳橋からの紅葉。
素晴らしい紅葉ですが両側が尾根に挟まれて日射しがなく紅葉が映えません。私の撮り方の拙さもあるでしょう。このような場面になるとレンズの明るさと解像度の高い一眼がいいですが、やはり山は軽いのがいいです。
黄葉
紅葉
そう云えば、駐車場の車の中にはミラーレスが置いてありました。あとの祭りとはこのことですね。;;
牛伏寺~鉢伏山は沢沿いと尾根筋の歩きが楽しめ、車道からは大展望も眺められるお奨めのコースだと思います。
山歩きだけでなく、牛伏川の
フランス式階段工や堰堤を巡る渓流散策、牛伏寺のお参り、境内は見どころがあり楽しめるでしょう。とくに紅葉や初夏がよさそう、また出かけたいたいですね。