BACK TO 1999年5月 リギ・クルム スイス
- 海外の旅&回想
昔の写真ですが、元がデジタル画像なので劣化はなくスッキリとした写真です。たぶんこの時の写真はデジカメで撮った初期の頃のもの。画像サイズは640X480ピクセル(VGA)、35万画素(=0.35M)最近のコンデジは最低12M~20M画素です)。記憶を辿ると、オリンパスのCAMEDIAという製品、最初に買ったデジカメ(コンデジ)です。画素数は少ないですが、2Lサイズくらいまで写真プリントが出来るレベルでした。
チューリッヒでの仕事を終え、次の訪問地へ移動するフライトは日曜日の午後でした。土曜日はオフ日ですので市内を散策しようかとも思いましたが、もう何度も来てますので郊外へ出かけることにしました。日帰り出来るということでリギ山へ。
SBB(スイス連邦鉄道)でチューリッヒ駅から30分ほど南下しアルトゴルドーへ。アルトゴルドーでARB(アルト・リギ登山鉄道)に乗り換えました。
途中の停車駅から峠が見えます。オーバーアルトからは急勾配となりラック式レール軌道となっています。
約40分ほどで終点のリギ・クルム駅に到着。この日は蒸気機関車が特別運行しているようでした。ラック式レールなので鉄道ファンの方は興味を抱かれるでしょうね。
リギ・クルム駅は標高1,750Mで鉄道駅としてはとても高いところにありますが、検索してみるとスイスで最も標高が高い鉄道駅は3,454M、ユンフラウヨッホ駅。日本で標高が一番高い駅は・・小海線の野辺山駅 1,345M。アメリカはコロラド州のパイクスピーク駅 4303M、←車でパイクスピークまで行ったことありますが、人もエンジンが酸欠状態でした。世界で一番高い鉄道駅は・・なんと標高5,068M 、チベット鉄道のタングラ駅(中国)とのことですが、一時停車だけの無人駅でドアは閉じたまま。ドア・窓を開けると酸欠で危険にさらされるほどの高地にあります。
リギクルム山頂へのユニークな道標。左は若者向け(険しい道)170Mコース、右は年配向け(楽々の道)270Mコース。もちろん左に進みました。(笑) 当時は山登りは無縁でしたが、わずか170M くらいならOKです。
リギクルム山頂から。標高は1,798M、まわりは残雪が多いです。まあまあのお天気ですが、ガスで霞んでいます。晴れていればアルプスの大パノラマが見れる展望台ですが;;
このリギ・クルムホテルは1816年創業でスイス初の山頂ホテルとのこと。ホテルのデッキでランチをとりました。夏になれば、一帯は花畑となるようです。
帰路はVRB(ヴィツナウ・リギ登山鉄道)で下ります。VRBもラック式レール軌道です。クルム駅からスタフェル駅までARDとVRBが並行してますが、ここで分岐。VRBはヴィツナウへ向かいます。ピストン往復でなく、帰路が違うルートはいいですね。
展望列車はルツェルン湖を眼下に見ながら下ります。途中にスリル満点の崖もあります。
すっきりした空ならピラトス山やアイガー・ユンフラウも見れますが、雲がかかって残念。
30分ほどでヴィツナウ駅終点です。方向変換のターンテーブルもあります。
ヴィツナウからルツェルン湖を航行する遊覧船に乗船。
1時間ほどでルツェルンに到着、SBBルツェルン駅のすぐ隣が船着場で便利です。まだ時間があったので有名なカペル橋を渡り旧市街を散策してチューリッヒに戻りました。
山の空気と眺めでリフレッシュして、次の目的地に向かいました。
この頃の仕事と心境を書き残しておきたい続きがあったんですが、別の機会にします。(笑)
近況: 寒い日が続きますね。5~6年前までは寒くても山へ出かける時は早起き出来たんですが、だんだんと億劫になりコタツムリ状態(こたつはありませんが)です。(笑) 更に、オミクロン株は感染力が従来株とは比較にならないようです。気分的にも外向きのモチベーションは停滞気味ですが、春を待ちましょう。
兎も角、自粛云々ではなく、自分で判断して今は外出は控えています。健康維持として、人の往来が少ないルートで毎日5KM、家内との散歩がコロナ禍下での日課となっています。ステイホームの時間は少しでもいいから有効に過ごそうと、昨年末から自分史もどきを書きだしました。その一部を「昔の写真」で自分の足跡を書き添えている次第です。もうしばらくはコタツムリ状態、オミクロン株も来月には収束していくのではないかと期待。その頃には山歩きを再開出来ればと願っています。