3月31日 山梨・大蔵経寺山へ、山のサクラが見ごろでした。
- 山歩き
世の中は3月31日年度末で気忙しいでしょうが、閑人は関係なし。天気予報も穏やかで温かそうなので、山へ出かけました。
山梨県・石和温泉郷の北にある低山、大蔵経寺山(だいぞうきょうじさん)へ行きました。これまた難読の山で、財務+経済を司ったような名前の山です。松本山・大蔵経寺というお寺があります、松本山(しょうほんざん)これまた難読ですが、その西側の高台に登山者用駐車場があります。
ここが駐車場ですが無料、数十台は駐車可能。ご厚意に感謝して停めさせて戴きました。この高台からは麓の石和温泉郷、遠くは御坂山地や大菩薩連嶺が見渡せます。高台は桜並木に囲まれて、ほぼ満開、ここで十分花見が楽しめます。御坂山地越しに富士山もうっすらと見えましたが、この日の日中温度は20度以上の予想で空気が霞んでいます。
ここが大蔵経寺山への登山口。このあたりのサクラはソメイヨシノだと思われます。ゲートのフェンスを開けて入りますが、イノシシ等の侵入を防ぐためのゲートで閉めて林道を進みます。
ヤマザクラもほぼ満開。
見下ろせば甲府盆地と御坂山地。霞んでますが富士山のアタマが見えます。ちょうど真ん中あたり・・
伐採地の上が展望台。このあたりのサクラはたぶん植林されたソメイヨシノ。新たに植林されているようですが、サクラの木でしょうね。
展望台からもう少し上がったところから、富士山をズームアップ。
林道終点からの登山道。
登りきると緩やかで広い尾根が続きます。
ヤマざくら、標高650Mくらいです。
大蔵経寺山 山頂。2つの山頂標柱、左が甲府名山の標柱、右は山梨百名山。
もうひとつ標識がありました。木々に蔽われたフラットなところ、山頂らしくありません。
座って休めれる場所がないので、もう少し先に進みます。幾分か見透しのよい場所があったので昼食休憩をとりました。
山頂に戻って、下山は山神宮へ下ります。
落ち葉が多く残る尾根の下りが続きます。
途中見晴らしの良い場所にでます。南アルプスが良く見える方角ですがやはり霞んでいます。
山神宮と山ザクラ。青空だったら映える光景でしょう。
駐車場には12時20分ごろに戻りました。
今回も低山ハイク。登山口から山頂まで約1時間20分、そこから少し先に脚を延ばしてランチ、下山まで3時間10分とユル登山です。幾分物足りなさも感じますが、今の自分には程々なのかと思います。ところで、上の地図を見て「青梅街道」を見つけました。なんと東京から笛吹市までつながっているんですね。塩山あたりまでと思っていましたが、石和温泉のあたりまで延びているとは思いもしませんでした。古道なんですね。
下山したあとは、大蔵経寺へ参拝。背後の大蔵経寺山の山頂は稜線左、なだらかな山です。
山門をくぐって本堂へ。
拝観料300円ですが、なかには仏画や古美術品が展示されています。
庫裡から本堂への渡り廊下からは枯山水庭園。
大蔵経寺山を背景にした庭園、池泉回遊式蓬莱庭園と云われています。ツツジやサツキの時期が見ごろのようです。
なかなか由緒あるお寺のようです。興味のある方はWebsite松本山大蔵経寺をご覧ください。
帰路は勝沼ICから中央道に入線しますが、途中桜の名所「甚六桜公園」に寄ってみました。ちょうど満開で見頃(3月31日)、いづれ別掲したいと思います。