約2ヶ月ぶりの山登り、奥多摩鷹ノ巣山。1月13日
- 山歩き
一昨年11月以来の鷹ノ巣山。いつも通り峰谷林道の終点(奥集落)に駐車して、浅間尾根奥口からのハイクです。
この日は比較的穏やかな天気(晴れ~曇り)ですが、軽アイゼンを含む冬支度で出かけました。登山口の気温は1℃です。浅間嶺以来2カ月ぶりの登山なので、ザックも体も重く感じます。体力も脚力も後退しているようだ。Garminのモニターを見ながら心拍数が極端に上がらないようにマイペース(=スローペース)で歩きます。
途中浅間神社で新年の参拝、とてもお世話になっている浅間尾根です。
神社を抜けるとスギの樹間を登る急坂が続きます。登りきると紅葉樹林帯のフラットな尾根にでます。そして椎茸園の間を進みます。
風もほとんどなく日当たりもいい穏やかな陽気、比較的緩やかで歩き易い尾根が続きます。(落葉した晩秋~春までの期間しか登ったことはありませんが、たぶんイメージは一変するかもしれません。)概して奥多摩、特に東部は杉の樹林帯が多く鬱蒼とした感じですが、この尾根は広葉樹林帯が続き秋には落葉して見透しもよく、南面で日射しも入り気持ちよく歩ける尾根コースです。
いつものように水場~避難小屋へのコースを辿らず、今回はそのまま浅間尾根を直登して石尾根にでるルートで登ってみることにしました、地図には表記されていませんが、尾根のセンターを登って行くだけなので迷うようなところはありません。山頂までの標高差は約2百メートル、距離は約4百メートルショートカットできます。急登なので時間はさほど変わらないと思いますが、敢えて登ってみました。(笑)
石尾根に合流すると一気に展望が開けますが、生憎この日は富士山や北アルプスが霞んでいます。尾根の北斜面にはところどころ雪が残っていましたが、例年に比べると少ない感じです。もう直ぐ山頂です。
登山口を9時10分に出発し、山頂へはほぼ12時に到着。約2時間50分、一昨年11月と比べると30分ほど余分に時間がかかっています。過去11回の上りのコースタイムは2時間~2時間20分でした。ほぼ毎日4~5KMのウォーキングは欠かさないが、山を登る筋力は着かない。(翌日太腿筋が痛くなりました。)せめて毎月1回はなんとか登ることが出来れば。あとは無理をしないこと、目一杯頑張らず、自分の限界に対して一定のマージンを残しておくような歩きを心掛けたいと思っています。
山頂(標高1,736M)からは都心方面、奥多摩の山々、丹沢、富士山塊、大菩薩連嶺、石尾根~雲取山、長沢背稜の山々が望めます。この日は気温が上昇し大気は霞む予報通り。富士山も霞んでいます。
南アルプス方面もうっすらと画角に入ります。コンデジなんでこんなレベルですが、
ズームアップしたショット、コントラストを少し調整してみました。右から北岳~間ノ岳~農鳥岳、白根三山が入っていました。
雲取山、今年は積雪が少ないようです。一昨年の10月に23回目の登頂が最後の山行、23回すべて小袖からの日帰りでした。自分の山登り力のベンチマークの山で愛着のある山です。ここから眺める分には手が届きそうですが、麓から日帰り登山するには遠い山です。雲取山荘か七ツ石小屋で一泊すればまだ登れそうですが、基礎疾患をかかえる高齢の身としては雑魚寝の小屋泊はしばらく控えるつもりです。でも新型コロナは変異を繰り返し、絶えるのはまだまだ先、自分の方が先に終息しそうです。#59123; 確実に有効なワクチンや携行出来る特効薬でもあればと願うが、それも他力本願。結局、自分で処するしかないというお決まりの筋書きになります。また登ってみたいですが・・・・儚い夢におわるのか。(笑)
この日に出会った方は浅間尾根で1名、山頂で3名。山の静寂感に浸ることが出来ました。以前はもっと多くの方が登られる山でしたが、バスで入れる日原からの稲村岩尾根ルートの一部が崩落して通行禁止になっています。あとは奥多摩湖側の倉戸口か小河内ダムからで距離はロング標高差も大きくなります。マイカーで浅間尾根奥口からの登山でないとハードルが高い山になってしまった感があります。
帰路も同じルートで下り、1時間40分ほどで奥口(奥集落)に下山。東京都下で数時間で標高1,736Mの山頂、大展望が望める山頂に立てる数少ない登山コースです。難点はトイレ、峰谷橋Pで済ませておくことをお奨め、あとは石尾根の避難小屋(but,#59122;)まではありません。水場は避難小屋の手前にあります。
今回のコースログをGoogleEarthにインポートしてみました。ログのGPSデータは登山口~鷹ノ巣山 距離:約8.3KM、標高差:約840M、歩行時間(山頂での休憩除く):約4時間25分、平均歩行時速:約1.9KM(上り約1.5KM/下り約2.6KM)。