7月10日 前回の記事ロブホーンヒュッテⅠの後編です。(↑ 飲めるようですが、念のためかフィルターを透してないと注意書きあり。冷たい水ですのでドリンクを冷やすには◎)
もう正午過ぎなので空はやや霞んでますが、視界は良好。
先着の多くのハイカーがヒュッテで昼食をとりながら休憩していました。
スイスにしては幾分暑い日が連日続きます。標高2千M近くでも涼風のもと、木陰でなければ暑さを感じます。
ちょうどタイミングよくパラソル席が空いたので、ドリンクとスープをオーダー。
Today’s Soup、日替わりスープの味はまあまあ・・以下です。(笑)
ドリンクはペットボトルですが、生温~い。ここは電気がなく冷蔵庫もないとのことなので仕方ありませんね。トップの写真のように山の水が注がれる水槽で、時間がかかりますが、ボトルを冷やします。
このヒュッテの売りは何といってもベルナーオーバーラント三山の眺めです。
ラウターブルンネンの谷をはさんで、ヴェンゲンの集落、メンリッヒェン、クライネシャイデック。
ラウターブルンネンの谷奥はバリス県境をなす白銀の4千M峰が続きます。
ユングフラウをズーム望遠端で撮ってみました。ユングフラウ山頂はモンブランのように雪を抱いていますね。左のコルにはスフィンクス展望台(ユングフラウヨッホ)も写ってます。
谷奥中腹にあるヴェンゲンの集落をズームアップ。鉄道駅、ホテル、シャレーが見えます。グリンデルワルトもいいですが、ここもいいですね。
西にはロブホルナーの尖峰群、まわりは火口縁のような地形。
ロブホルナーはドロミテで見られるような岩峰ですが、まわりは樹々の緑に覆われているのがいいですね。脚力があればあの稜線ルートを歩いてみたいです。左の谷にはスルス川の源流。(ドロミテも昔訪れました。岩々しい風景もいいんですが、樹林、草原が少なくて殺伐な印象だったこともあり遠ざかったままです。)
小屋のデッキでランチ休憩のあとは下山、13時ちょっと前です。
沿道に咲く花々を見ながらの下山が楽しみです。
定番のアルペンローゼ、この頃はピークが過ぎてますがなんとか見れました。
ファティウマ
急坂のV字谷を下ります。この谷は花の宝庫でした。
サクラソウ? 忘れ名草ですね。(kuwachan さん、ありがとうございます。)
クレピス・アウレア
シレネブルガリス
アシノㇲ・アルピナス
デイジー(アルペンマーガレット)、ひな菊に似てますが?
マツムシソウ?
キンポウゲの1種?
再びスルスの牛舎前。あとから分かったんですが、この少し上の小屋で搾りたてのおいしいミルクを飲めるそうです。きっと美味しいんでしょう、飲んでみたかった。
カウベル、かなり年季が経ち燻したような感じがいいです。
これもゼラニウム?
アザミ?
XXXキンバイ?
ズルス川を渡ります。
アザミ?が多い
ゼラニウムの1種?
アスターアメリュス(Lady Hindlip)
ファティウマ
シモツケソウ?
迷子のセントバーナード、落とし物が石の上に置いてありました。飼い主が見つかるといいですね。
道は樹林帯へ、もう直ぐチューボドミは近い。
カンパネラの群生
これもゼラニウム?
チューボドミの分岐、南側に下る道はグリュチアルプGruetschalpに向かいます。もう少し早出すればこのルートで下山したでしょう。
動物進入防止ゲート。
樹林帯を抜けると、ズルヴァルトの集落が見えます。
牛舎のようですが、空っぽ。外出中?
スルヴァルトのレストランでひと休み、グレープフルーツジュースがしみいる様で美味しかったです。
この日歩いたログ、GoogleEarth でインポートしてみました。もう1時間早出して帰路はチューボドミからグリュチアルプへ向かへば更にアングルが広がり楽しいハイクになるのかな、とも思いました。
ゴンドラでイゼンフルーへ下り、ミニバスでラウターブルンネンへ戻りました。