ロブホーンヒュッテ Ⅰ [アルプスの旅2023]
7月10日
ユングフラウ山域北西にあるロブホーンヒュッテLobhornhutteまで歩いてみることにしました。
インターラーケンオストから9時過ぎの列車に乗り、ラウターブルンネンへ。
ラウターブルンネン駅前。
ここからミニバスでイゼンフルーIsenfluhへ。
ミニバスはインターラーケン方向に走行し、途中でイゼンフルーへの分岐の道を登って行きます。
イゼンフルー ゴンドラ駅へは9時50分頃到着します。このゴンドラはB.O.パスでは乗れない数少ない区間です。現金払いは面倒ですのでデビットカードで支払って乗車券を購入。
定員が8名のキャビン。複線でそれぞれ上下駅を交互に運航。
最初のキャビンは既に満席で、2台目のキャビンを待ちます。
スルヴァルド駅、Sulwald標高1,520Mに到着。ほとんどがハイカーのようで、静かな歩きが出来そうです。
ここからは左から、アイガー、メンヒそしてユングフラウ。写真からもわかるように、メンリヒェンやクライネシャイデックはアイガーよりのアングルですが、ここから三山がほぼ真正面に眺められる絶好のロケーション。更に、ここからはいくつものトレッキングコースがあります。
我々はここからロブホーンヒュッテ標高1,955Mまで歩きます。標高差は435M 、コースタイムは80分ですが、約1時間45分~2時間近くかかる想定。10時半頃出発します。
もうこれだけ見れれば、これ以上登らなくともいいとさえ思わせる景色。でもお薦めはロブホーンヒュッテなので頑張って登ろう。!(^^)! メンヒとユングフラウの間のコルには、なんとスフィンクス展望台まで肉眼で見れます。
小さな小屋が点在しています。住居、別荘なのかな?
しばらく樹林帯に入り緩斜面の登りが続きます。この日も結構暑かったんですが、涼風があり爽やかです。
チュウーボドミChuebodmi、南へ下るグルッチアルプへの分岐。登山道はここから北へ回り込んでいきます。
渓谷沿いに登って行きます。上部氷河からの融水がスルス川となって流れ、渓谷の花々を育てています。
アルペンローゼ、そのほかいろんなアルプスの花々が咲いていました。
この一帯は花畑がいっぱい。撮っていては限がありませんのでまず上ります。
木造りの小橋をわたるとスルスの牧場。陽射しが強いですが、スルス谷の上部から吹き降ろすヒンヤリした風で暑さが和らぎます。
牛舎の軒下には大きなカウベルが10個ほど吊り下げられています。重そう! 多分飾りなのか、昔使用されたカウベルかも。
牛舎から出てくるところですが、上の写真のようなでかいカウベルは付けていません。
ここから登山道は東にコースを変えます。道標には15分と表記されていますが、20~25分かかりそう。
牛舎を回り込んだところから振り返ると、スルス川上流域の渓谷、スーゼックSausegg2,150Mが見えます。その奥には尖った山の頭が少し見えます。
徐々に斜度をあげ、登山道らしくなります。
狭いV字谷の急登を進みます。この谷にも花がいっぱいですが、まず上る! 花は復路で楽しむ!
V字谷を抜けると、高原台地にでました。ベルナーオーバーラントの三山が視界に入りました。標高が高いだけあって、スルヴァルドよりやや近くに感じる。
振り返ると、ギザギザに尖った岩峰がロブホルナーLobhorner 2,560Mのようです。足もとをみると花畑。
登山道を進むとヒュッテが見えてきました。ベッターホルンやグロスシャイデックの山も見えます。
ロブホーンヒュッテに到着です。ここまで約1時間45分の歩き。時刻は12時15分前でちょうどいいランチタイムです。
あまり知られていないコースですが、三山の眺め、樹林帯の山道、小川が流れ花がいっぱいの渓谷、V字谷を抜けたら天上の高原・・と変化に富んで楽しめる道です。またヒュッテからの眺め、期待通りのパノラマ展望でした。 次回に続きます。
登山道の両脇にはお花が咲き乱れていてこれは歩くのが楽しくなりますね。確かに撮っていてはキリがなくいくら時間があっても足りなくなさそうです。牛さんもいてハイジの世界そのものですね。
by kuwachan (2023-09-20 06:53)
ここに出て来る様な山々、実際にこの目で見たのはン十年前ですが今でもクッキリと脳裏に浮かびます!!
by トモミ (2023-09-20 07:53)
こんな景色のいいところを
さっさと歩いてはつまらないですね。
だんだん細い登山道になってきて
たどり着いたヒュッテがまたいいですね。
by nousagi (2023-09-20 09:55)
こんにちは^^
アイガー、メンヒ、ユングフラウが見える風景が素晴らしいですね♪
若いころ山男だった主人は、アイガーが雨で見えなくて、とても残念だと言っていました^^
小川が流れ、お花いっぱいの渓谷、なんて素敵なこと!
歩いて見たかったです。
by いろは (2023-09-20 16:09)
すばらしい山々ですね。私もいつか、見てみたいと思います。
by asa (2023-09-20 16:22)
それにしても見事な景観ですね。
こんな中を歩いていたら
とても爽快でしょうね。
カウベル
大きすぎますね(^^;
by 八犬伝 (2023-09-20 20:29)
出発点から素晴らしい眺めですね。
アイガー、メンヒ、ユングフラウをず~っと眺められるなんて贅沢すぎます。
小川が流れてお花畑があると腰を下ろしたくなりますが、帰りの楽しみに取っておいてまずは登りですね。
ロブホーンヒュッテも絶好のロケーション、ランチもさぞ美味しかったことでしょう。
by tochimochi (2023-09-20 21:11)
素晴らしい景色ですね~歩きたいです、羨ましいです~
カウベルを見るとなぜか景山何某を思い出します・・合掌
by OJJ (2023-09-21 09:19)
山の工程は、結構厳しそうに感じました ・・・
心して出発しないと!
でも、周りの景色に癒され・励まされそうですね。美しい。
by ファルコ84 (2023-09-21 16:21)
kuwachan さん、 このあたりは、グリンデルワルド近辺のハイキングコースとくらべて閑静で、山々、花、牧場とアルペンらしさに富んだルート。写真を撮りたくなるようなアングル、スポットは尽きません。典型的なスイスらしい歩きが楽しめました。
トモミ さん、 ベルナー三山はメンリッヒェンやクライネシャイデックから至近にみると圧倒され記憶に刻まれるでしょうね。懐かしく拝見戴ければ幸いです。
nousagi さん、 ゆっくりとマイペースで、急いで登るにはもったいないです。!(^^)! 樹林帯のV字谷の上りはキツイけど、楽しめる道です。登り切ったところが天上台地でヒュッテからのパノラマ展望。自然に沿ってつくられた道とはいえ出来過ぎです。
by Jetstream (2023-09-21 19:55)
いろは さん、 牧草地、樹林帯、小川沿いの渓谷と花畑、V字谷、最後は天上の眺めでアルプスのエッセンスが詰まったハイクコースで、程々の行程でしあた。山の天気はわからないですね、ご主人様、アイガーを前に残念だったと察します。スイスの天気は6月末~7月上旬が概して安定しているようです。
asa さん、 山専門のツアーでは様々なプランもあり、楽しめると思います。現地フリータイムのツアーがあれば行きやすいですね。
八犬伝 さん、 小屋のカウベルはデコレーションでしょう。あのカウベルだと可哀そうです。;; 素晴らしい風景は足取りを軽くしますね。
by Jetstream (2023-09-21 19:59)
tochimochi さん、 日本だったら南アルプスの白根三山を見ながら歩くようなコースかもしれないですね。スイスには至るところ無尽にトレッキング・ハイキングコースがありますね。体力低下の我々夫婦でも短時間で楽しい山歩きが出来ることに感謝しています。スイスがもっと「近い」といいんですが。。
OJJさん、 まだまだ歩けますよ。グリンデルワルトJIBの安藤さんにたのめば手配とガイドしてくれるでしょう。OJJ さんならPossibleに思えますが。
ファルコ84さん、 スイスの歩行時間は日本人にとってややきついので余裕をとる必要がありますね。それでも日本より分かりやすいし迷わない、ずっとあるきやすいですよ。仰せの通り、まわりの風景と展望がサポートしてくれます。
by Jetstream (2023-09-21 20:06)