ロブホーンヒュッテ Ⅱ [アルプスの旅2023]
7月10日 前回の記事ロブホーンヒュッテⅠの後編です。(↑ 飲めるようですが、念のためかフィルターを透してないと注意書きあり。冷たい水ですのでドリンクを冷やすには◎)
もう正午過ぎなので空はやや霞んでますが、視界は良好。
先着の多くのハイカーがヒュッテで昼食をとりながら休憩していました。
スイスにしては幾分暑い日が連日続きます。標高2千M近くでも涼風のもと、木陰でなければ暑さを感じます。
ちょうどタイミングよくパラソル席が空いたので、ドリンクとスープをオーダー。
Today’s Soup、日替わりスープの味はまあまあ・・以下です。(笑)
ドリンクはペットボトルですが、生温~い。ここは電気がなく冷蔵庫もないとのことなので仕方ありませんね。トップの写真のように山の水が注がれる水槽で、時間がかかりますが、ボトルを冷やします。
このヒュッテの売りは何といってもベルナーオーバーラント三山の眺めです。
ラウターブルンネンの谷をはさんで、ヴェンゲンの集落、メンリッヒェン、クライネシャイデック。
ラウターブルンネンの谷奥はバリス県境をなす白銀の4千M峰が続きます。
ユングフラウをズーム望遠端で撮ってみました。ユングフラウ山頂はモンブランのように雪を抱いていますね。左のコルにはスフィンクス展望台(ユングフラウヨッホ)も写ってます。
谷奥中腹にあるヴェンゲンの集落をズームアップ。鉄道駅、ホテル、シャレーが見えます。グリンデルワルトもいいですが、ここもいいですね。
西にはロブホルナーの尖峰群、まわりは火口縁のような地形。
ロブホルナーはドロミテで見られるような岩峰ですが、まわりは樹々の緑に覆われているのがいいですね。脚力があればあの稜線ルートを歩いてみたいです。左の谷にはスルス川の源流。(ドロミテも昔訪れました。岩々しい風景もいいんですが、樹林、草原が少なくて殺伐な印象だったこともあり遠ざかったままです。)
小屋のデッキでランチ休憩のあとは下山、13時ちょっと前です。
沿道に咲く花々を見ながらの下山が楽しみです。
定番のアルペンローゼ、この頃はピークが過ぎてますがなんとか見れました。
ファティウマ
急坂のV字谷を下ります。この谷は花の宝庫でした。
サクラソウ? 忘れ名草ですね。(kuwachan さん、ありがとうございます。)
クレピス・アウレア
シレネブルガリス
アシノㇲ・アルピナス
デイジー(アルペンマーガレット)、ひな菊に似てますが?
マツムシソウ?
キンポウゲの1種?
再びスルスの牛舎前。あとから分かったんですが、この少し上の小屋で搾りたてのおいしいミルクを飲めるそうです。きっと美味しいんでしょう、飲んでみたかった。
カウベル、かなり年季が経ち燻したような感じがいいです。
これもゼラニウム?
アザミ?
XXXキンバイ?
ズルス川を渡ります。
アザミ?が多い
ゼラニウムの1種?
アスターアメリュス(Lady Hindlip)
ファティウマ
シモツケソウ?
迷子のセントバーナード、落とし物が石の上に置いてありました。飼い主が見つかるといいですね。
道は樹林帯へ、もう直ぐチューボドミは近い。
カンパネラの群生
これもゼラニウム?
チューボドミの分岐、南側に下る道はグリュチアルプGruetschalpに向かいます。もう少し早出すればこのルートで下山したでしょう。
動物進入防止ゲート。
樹林帯を抜けると、ズルヴァルトの集落が見えます。
牛舎のようですが、空っぽ。外出中?
スルヴァルトのレストランでひと休み、グレープフルーツジュースがしみいる様で美味しかったです。
この日歩いたログ、GoogleEarth でインポートしてみました。もう1時間早出して帰路はチューボドミからグリュチアルプへ向かへば更にアングルが広がり楽しいハイクになるのかな、とも思いました。
ゴンドラでイゼンフルーへ下り、ミニバスでラウターブルンネンへ戻りました。
スイスの景色は大きく、美しいですね
知った名前が出てくると、懐かしく思い出されます
思い返すとスイス旅行は14年前、72歳で現役を引退し
真っ先に行ったのはスイスでした
by koh925 (2023-09-23 08:50)
日本とはちょっと違う花が咲いているのが面白いですね。
ただ、マツムシソウは、そのままですね。
by asa (2023-09-23 13:04)
ここからのベルナーオーバーラントの三山の眺めは素晴らしいしいですね。
ツアーでスイスに行った時にヴェンゲンに宿泊したので集落を懐かしく拝見しました。
サクラソウ?はワスレナグサ(勿忘草)かしら?
by kuwachan (2023-09-23 13:04)
こんにちは^^
このような景色を見ながらのお食事は最高ですね♪
ユングフラウヨッホには行きました。
氷河を観て感動し、世界で一番高いところにある郵便ポストにハガキを投函して...でも凍えるような寒さでした^^
高山植物が沢山咲いていて、それを観ながら歩く、それが夢でしたが出来ませんでした。
こうしてお写真を拝見できて嬉しいです。
by いろは (2023-09-23 17:14)
景色も素晴らしいですが花もいろんな種類の花が咲いてますね。
牛は白と黒ばかりかなと思っていましたが茶色い牛もいるんですね(^^
by プー太の父 (2023-09-24 15:21)
ご訪問戴きありがとうございました。
koh925 さん、スイス旅行はリタイアされてのご旅行、楽しく懐かしいでしょう。それにしてもお元気でなにより、私も肖りたいです。
asa さん、 アルプス固有の花もありますが、大半は日本でも見られると思います。似た花が多く同定し難いですね。また咲き具合で異なって見える花もあり。マツムシソウのように直ぐわかる花もありますね。!(^^)!
kuwachan さん、ヴェンゲンはいい村ですね。今回初めてトランジットしましたが、グリンデルワルトよりも落ち着いて好感がもてました。ワスレナグサですね。私も忘れモノです。(笑) 教えて戴くのは大歓迎、ありがとうございます、こんごともよろしくお願いします。
by Jetstream (2023-09-25 17:48)
いろは さん、ユングフラウヨッホ、最高所の駅。寒いですが素晴らしい展望ですね。3回ほど訪れましたが最後は30年くらい前です。お天気やタイミグで、すべてを満足は出来ないですが、訪れたことが出来たこと自体は幸いですね。拝見戴き、思い出を補完戴ければとても嬉しいです。
プー太の父 さん、 同じ山域なので植生は同じですが、花はいっぱいで癒されます。概してスイスの牛はブチですが、ブラウン、黒牛もいます。放牧されているので、伸び伸びしていますね。
by Jetstream (2023-09-25 17:59)
白銀の山々を眺めながら歩くのは最高ですね。
ロブホルナー尖峰群の稜線は歩けるのでしょうか、気になってしまいました。
お花畑を眺めながらの下りはルンルンだったでしょう。
最後の花の写真はフウロソウに似てますね。
見慣れた花に似たものを見つけるとうれしくなります。
Googleearthにインポートすると臨場感も出てきますね。
by tochimochi (2023-09-25 21:04)
tochimochi さん、ほとんど知られていないコースですが、変化があって楽しめました。ロブホルナーの麓までは稜線に沿って登山道あり行けるようです。岩峰も反対側からのルートがあるようですが熟練者向き。
私もフウロだと思いましたが・・確信持てず控えました。(笑)
by Jetstream (2023-09-26 13:52)
どの写真も本当に素敵で旅情をそそられます!スイス行きたぁ~い(笑)!!
by トモミ (2023-09-26 14:15)
ヨーロッパの地名は、難しそうですね!
雄大な山々が、爽快です。
どの高山植物も、精錬されてて奇麗です、一味違います。
by ファルコ84 (2023-09-26 16:38)
素晴らしい光景ですね。
まるで、別世界です。
国内はもとより海外でも街中をうろうろしている方なので
こういう光景には憧れます。
by 八犬伝 (2023-09-26 21:20)
沢山の高山の植物が咲き乱れるすばらしいところですね。
by JUNKO (2023-09-26 21:50)
沢山の高山植物のお花が咲いていて、良かったですね。
そのうえ、ユングフラウなど、山々も見えて、最高でしたね。
by テリー (2023-09-26 21:54)
ロブホルナーの尖峰群,このお方たち見るからに只者じゃないですね~ 比較にも何もならないでしょうが妙義山を思い出しました~
Jetさんの写された花の数々、どこかで見かけたモノも少しは有りますが、牧野センセも知らない異国の花なのですね~
by OJJ (2023-09-27 09:34)
山の風景を眺めながらの昼食やジュース、ますます美味しさがアップしますね。
ロブホルナーの尖峰群、じーっと眺めていても飽きがこないです。
道中に咲く花も見たことがあるもの、初めて見るもの、楽しかったです^^。
by Inatimy (2023-09-27 21:56)
しばらく北アルプス歩いてきましたが、お天気がいまいちでした。
こんな気持ち良い山歩きしたかった。
お花は日本と同じですね^^
by imarin (2023-09-28 11:57)
ご訪問戴きありがとうございます。コメントまで戴き嬉しいです。!(^^)!
トモミ さん、 ちょっとガスって遠望に南側がややスッキリしませんが、楽しんでいただければ幸いです。
ファルコ84 さん、 地名、ドイツ語やフランス語、発音も難しくカタカナに置き換えるには無理がありますね。とくにフランス語の読みは分かりません。間違いも在るでしょうがどうぞご容赦を。 高山の花、固有種もあり惹かれます。
八犬伝 さん、 スイスでしか見られない自然の風景、これ見たさに出かけてしまします。 街なかや史跡も見たいですが、最近は指向が自然に向かってます。
JUNKO さん、 高山植物、普段見れない花が見れるのは驚きと楽しみです。
テリー さん、 至近からの山もいいんですが、遠望して引き立つ山もいいです。ユングフラウは容姿がいい、名山ですね。
OJJ さん、 尖峰群、鬼の山のようですが妙義山の方が難しいようです。
「知らない花」が多いです。検索である程度わかりますが・・まず見て楽しむことでしょう。!(^^)! わかればご教示ください。
Inatimy さん、 ちょっと日本にはない尖峰群、もっと近くで見れば迫力ありそうです。
樹林があり、花もあるコース、日本にもありますがチョット雰囲気が違いアルペンムードが漂います。拝見戴き嬉しいです。
imarin さん、 山は天気で印象が変わりますね。すべて日帰りなのでお天気の具合で出かける山域を決めました。また今回の旅は、チャレンジはないけど楽しく歩けることをメイン。シニアの山歩きなので選択肢はシンプルです。
by Jetstream (2023-09-28 20:27)