スンビュールから歩き続け約3時間。
ダウベンゼーの南端からは緩斜面の登り、ダウベンホルンが迫ります。
峠はもうすぐ。
ゲンミ峠 標高2,315Mに到着、12時前です。 スンビュールから約3時間15分かかりましたが、なんとか歩き通せました。
峠からは目に飛び込んできた眺め。ローヌ谷を挟んだ向こう側は、イタリアとの境界線上に連なるアルプス3ー4千M級の高峰群。陽が眩しくやや霞んでますが、もう正午なのでこんなもんでしょう。
東にある展望デッキに向かいます。尖った尾根はプラッテンホルナー、切れた稜線。その左奥はリンダーホルン3,449Mと思われます。
西側を眺めるとシュヴァルツホルン3,105Mからヴィルドスツルーベル3,244Mに続く稜線。
展望台からの眺め、眼下にはロイカバードの街並み。ローマ時代に発見された温泉地で、現在は温泉プールで有名なリゾート地です。おや右には・・・
拡大してみると、ハシゴを登っています。 追: なんと縄梯子(ロープかワイヤー)のようです。(+_+)
直ぐ横にあるレストランでランチをとることにしました。人気のスポットのようで大きなセルフサービスのレストランです。いつも通り肉・野菜の入ったグラーシュスープとサラダとなりましたが、ここのスープはうまい。
展望台からのショット、150mmの望遠側端でアルプスの名峰群を撮って、少しコントラストを加味しました。
一番東からミシャベルアルプスの山群。中央のドム4,545Mを挟んで左はネーデルホルン4,327M、デュレンホルン4、034M、ホフベルクホルン4,219M。前衛の山のピークはシュワルツホルン3,201M。 (展望台にあった山座名入りの写真に基づいています。)
真ん中に聳えるのはヴァイスホルン4,506M、左下のピークはビシュホルン4,153M、右奥のツインピークはシャリホルン3,974M。前衛の山左がブルネットホルン2,952M、右がボルターホルン2,971M。
左から尖ったジナルホルン4,221M、オーバーゲーベルホルン4,063M、そしてマッターホルン4,478M。マッターホルンの山頂部には雲がかかっていることが多いです。ツェルマット側(ヘッドの写真)とは幾分ことなったプロファイルです。
マッターホルンの右は、デントブランシェ4,357M。一見マッターホルンと見間違えるほどの存在感があります。
ランチを終えたら13時過ぎ。どうするか?
ここからロイカバードへロープウエイで下り、バスでローヌ側の鉄道駅ロイクへ、鉄道を乗り継いでカンダーシュテークへ向かうと到着は16時14分。乗継待ち時間含めて約3時間かかります。ここからスンビュールまで折り返すか。パートナーと相談、ここから下って歩こうということになりました。距離が9KM近くと長いが緩やかな下りなのでいけると判断。13時15分過ぎに峠を出発。
再びダウベンゼー、陽の射す方向が変わって青っぽく見えます。
往路では見たものの、やはり花々には目がいきます。
バーグホテル(山宿)シュヴァルツバッハ、がっしりとした感じの石造りのホテル。ここを14:40に通過。ここから約4KMの表示。
コルを下ったあたりからの眺め。
牧場近くを流れる川。透き通った清流です。
山座は特定出来ませんが往路で見た山、スンビュールは近いはず。
スンビュール・ロープウエイ駅には16時前に到着。約2時間45分かかりました。往復約17KM、歩行時間は6時間余でした。
樹間からはガステルン谷が見えました。翌日に谷を歩く予定です。
16時過ぎ発の下りに乗車しましたが、ロープウエイ山麓駅からカンダーシュテーク行バスは1時間おきで30分余待つことになりました。休憩しようと思ったレストランは運悪く閉まってました。こんなことならもう1便遅らせて山上のバーグレストランで休めばよかったのですが、下って来るハイカーも多く定員オーバーで乗れないこともあります。やはり次の便で下りてきた乗員が多く、カンダーシュテーク駅行のバスはほぼ満員でした。
駅のひとつ前のバス停(教会前)で下車、アパートに戻ったのはちょうど17時と幾分か長い一日となりました。
翌日はガステルン谷へのハイクです。
* * * * * 余 談
パソコンデータのバックアップ用外付けHDD(ハードディスクドライブ)への接続が遅く直ぐ立ち上がらないことが多くなりました。元々TV録画用に使っていたものを再初期化してパソコン用に転用したHDDで経時劣化が気になっていました。パソコン本体のディスクももう4分の3くらい使用しています。HDDがNGとなる前にバックアップしておこうと新しい外付けドライブを購入しました。
今回購入した製品はSSD(ソリッドステートドライブ、上に挿してあるユニット)です。容量は1TBですが、USBメモリーのサイズとほぼ変わらず。なんと小さいことか! 以前のようにパソコンの横に置いてAC電源をとる必要もないし、USBコードも不要です。
HDDに対して衝撃に強く省電で静か、場所もとらず、読み込み書き込みのスピードが速いというメリットがある。一方、フラッシュメモリーなので熱・電気に弱い、空き容量が少なくなるとエラーになるというデメリットもあるようです。注意点はHDD、SSDそれぞれの長所・短所を理解して使用することのようです。とりあえずHDDとSSD両方でバックアップを撮っておくことにしたいと思っています。読み書き回数ではSSDの耐久度は短いですが、毎日重いデータを書き込むこともないです。何といっても軽薄短小でUSBメモリーのように簡便に使えるし、読み書きの速度が抜群に速いという点でSSDにしてみました。プラグ変換すればスマホのデータもバックアップ出来ました。今は少し値上がりしているようですが、何年か前に買ったHDD・1TBの価格レベルとほぼ同じです。
先日、卓上カレンダーが送られてきました。あ~もうあと2カ月なんだ・・・と改めて気づかされました。