4月11日 山梨(市川三郷町)の桜峠へハイキング。
- 山歩き
約3ヶ月ぶり、久しぶりの山歩き。足慣らしを兼ねて、家内と気軽に歩けるコースを探していたら「やまなしハイキングコース100選」で64番「桜峠」に目がとまった。登山口から1時間ほどで上れる低山だが山のさくらも見れ、富士山も拝むことが出来るという。こんな「美味しい」ハイキングコースがあるのか、まだ山のさくらは見れそうで名前に惹かれて登山口に向かいました。
登山口は市川三郷市のみたまの湯・見晴らしの丘。ここからスタート。どんよりとしたお天気ですが、八ヶ岳から奥秩父、大菩薩連嶺の山並みが望めます。
山麓には桃の花がいいアクセント。
舗装路を15分ほど進むとイノシシフェンス、横にクマの絵も描いてある。クマ鈴を付けます。
やがて林道は舗装路からダートになる。どんよりとしたお天気ですが、樹間からは八ヶ岳南部がうっすらとのぞめます。
許可を得た車両も通行できるようで、曲がりくねった緩斜面のダート道が続きます。
道端にはヤマブキの花。スッキリしない天気ですが、穏やかで春らしくなってきました。
50分ほどすると尾根に着き視界が開けました。
尾根を東に上がると、小さな丘にさくら並木。中央の山は多分たいら山、右奥は御坂山地。その尾根越しに残雪富士山の山頂部が見えます。
浅間神社 富士講の石碑、まずは参拝。この碑のまわりにサクラの木が植樹されたようです。
富士講の名の通り、ここから富士を遥拝。ここの標高は560Mと低山、御坂山地に阻まれて山頂部がかろうじて拝めます。
桜峠、浅間神社石碑より少し下ったところ。このあたりで休憩。
ここを東に向かって縦走すると山乃神社(やまのかみしゃ)へ、そこから山ノ神千本桜を下ることも出来ます。
山に咲くさくらは自然のまま、景色にとけこんでいます。
ここはハイカーしか来ないので静かに花見が楽しめます。桜峠のさくらを見納めて、西に向かいます。
ほんのちょっと歩くと浅間山、標高594Mの三角点あり。
ここからは富士はよく見透せませんが、南アルプスや甲府盆地の展望が開けています。標高が低いので南アルプス稜線の連なりはみえませんが、北岳、塩見岳、赤石岳が視認出来ます。
登りは林道で退屈な道でしたが、下山路は樹林帯の登山道。時間(コースタイム:1時間15分)はかかりますが、ここを上りとすればより山歩きの楽しさを感じられるでしょう。
1時間ほどで歌舞伎文化公園に出ました。ここも山梨のサクラの名所のひとつです。市川團十郎家発祥の地と云われ、資料館では歌舞伎文化にふれることが出来るとのこと。
ここから金川曽根広域農道(舗装路の一般道)をみたまの湯へ25分ほど歩くことになります。
見晴らしの丘への農道には桜、サクラ、さくら・・ ほぼ満開ですが、前週の強風雨で部分的に散っているようです。
見晴らしの丘手前の農道からの山麓風景。
歌舞伎文化公園から約100M近く登り返すことにもなるので、前述したとおり逆回り、文化公園から反時計回りに周回したほうがお奨めと思います。
本日のGPSログ。標高差も少なく、数時間で歩けるコースです。「やまなしハイキングコース100選」には眺めも良く歩きやすそうなコースもありますので、また出かけたいです。