週末の天気を調べてみた。 奥多摩は☂、 山梨☂、 日光#58943;#58944;、 上州☂ 、 会津#58943; どこも梅雨。 週末の山行は無理のようだ。 山のガイドブックをみていたら、梅雨時でも日本海側の上越・北陸は晴れている場合が結構あると書いてあった。 気象協会の百名山・登山天気でスポットをチェックしてみた。
OH! 頸城山塊(くびきさんかい) は☂マークはない、#58943;→#58942; 降水確率も20%。 翌日午前は#58942;。 前々週の雨飾山から見た、焼山、火打山が気になった。 一泊で妙高山・火打山の百名山2座を一挙に登頂してみようと目論んだ。 高谷池ヒュッテに泊まれば可能である。 但し今の時期、妙高山への大倉乗越のトラバースは残雪で、厳しいとの情報もある。
この情報を踏まえ、一日目は笹ヶ峰→富士見平→黒沢池ヒュッテ→大倉乗越で妙高山ルートの状況判断、 二日目早朝に火打山というプランを立て、出発#58974;。
長野自動車道・妙高高原ICからは スッキリとした妙高山を確認。 笹ヶ峰へ7時前に到着。 駐車場にはもう20台以上も停まっている。 全国各地のナンバー、なんと長崎ナンバーもある。 最後のETC割引駆け込みか?
登山口で入山届を出し、笹ヶ峰登山口ゲートを出発(07:26)。
ここから黒沢出合まではきれいな木道が続いています。 丸太でなく、歩きやすい整備された道が続きます。 今日はフル装備ですので、まずはゆっくりと歩きます。
水の音が大きくなると、黒沢です。 黒沢橋に到着(08:18)。
橋を渡り、十二曲りの登りに取付きます。 ここからつづら折りのジグザグの急登が続きます。 急がずマイペース、シングルストックで、水分も小刻みに補給。
十二曲りを登りきると、開けた尾根の背に出ます(08:55)。 稜線の樹林帯を進みます。
花が道沿いに。 イワカガミ?(*今回は雨中の為、すべてコンデジ。 ピントがいまいちです。)
そして、シラネアオイ。(ですよね?)
樹林帯には残雪がのこる。 ガスっている中、ルートを見失わないように進む。 早めにアイゼンをつけ、ここからはダブルストック。 しっかりとルートファインディングも出来ている、ここまでは順調だ。#59120;
もう、富士見平? (09:40頃) 黒沢池へのルートがそろそろあるはず? 黒沢池への分岐がわからない。 標識もない。
やむなく、そのままルートがついた跡をたどると尾根に左手に巻き込む道になった。 これは高谷池へのルートである。・・・・・これが誤算の①#59123;
☂が降ってきた。 少し戻れば黒沢池への分岐がわかるかもしれないが、雨で視界も悪くなっている。 リスクは冒せない。 このまま、高谷池へ進んだ方が良いと判断。
ともかく、レインウェアを着て、一休み。 天気が変わったのか?(後からわかりましたが、日が変わって、予報が修正されたようです。)・・・・・誤算の②#59123;
黒沢岳を左に巻いていく岩場を過ぎると、残雪上のルートマーカーを見失わないように進んでいきます。ずっと雪道で、マーカーから逸れないように注意深く進む・・・・・。
突然、うっすらと三角屋根のヒュッテが見えてきました(10:55)。
高谷池ヒュッテの軒下で何人か、雨宿りしています。(写真は帰路に撮ったもの) 私もチョット早い昼食と休憩。 ほとんどが火打山日帰りの方です。 ここから妙高山往復は難しい。 妙高と火打2座登頂するならここに泊る必要はあるが、翌日の天気も不詳で怪しい。 思案したが・・・・ 結局、 火打山を日帰りでピストンすることにした。
ザックを軒下にデポさせてもらい、出発(11:35)。 天狗の庭に向かって、ガスった雪渓を進む。 帰路わからなくなりそうな感じなので、よく覚えておく。 振り返って、念のためデジカメでポイントを撮っておく。
マーカーと足跡を見失わないように、緩やかな広い雪渓を登っていきます。 木道が現れ、11:51天狗の庭を通過。
右手の尾根へルートは続き、 尾根を右手進むと雪渓にでる。 雪渓に大きなクラックがある。 上部に向かって長く続いているようだ。 でも、登山道は尾根沿いに続いています。
尾根上にハクサンイチゲ?(に似ている?) → サンカヨウ とのことです。 初めて耳にしました。(笑)
ハイマツ帯にでます。 このあたりがライチョウ平。 火打山が日本ライチョウの北限のようです。 ガスっている、こんな状況の時にライチョウが出現するようです。 歩いていると、カエルのような声が聞こえます。 西穂尾根で見た、聞いたライチョウのゲロゲロ声です。 このハイマツ帯の中にいるはずですが、視認できず。 遭遇を期待したのですが、残念!#59121;
尾根を進むと、ガスったダケカンバの樹林が幻想的です。(トップの写真)
頂上直下の雪渓にでて、ここをトラバース気味に登っていくと、頂上への木道にでます。
12:59 火打山頂上。#59120; でも、360度のパノラマはなし。 霧雨の中です。 火打山は百名山32座目ですが、雨中での登頂は初めてです。#59123;
晴れていれば、妙高、焼山、雨飾山、北アルプス、日本海、佐渡島まで見えるハズ。 残念!
ハイマツから、またゲロゲロ声が聞こえます。(笑)#59120; このこライチョウは内気なメス?なのかな。 ハイマツに潜んでいるようです。 出ておいでよ!
13:16 下山開始、高谷池に戻ります。 天狗の池 14:02通過。
ここから高谷池への下りはわかりにくい。 マーカーを辿るもわかりにくいが登りの時のイメージを思い出し、右手の尾根に近いところを下っていく。(ガスのなか左手を進んでしますと黒沢へ行ってしまいます。)
いくつかのカラフルなテントが突然現れ、 三角屋根のヒュッテが目の前に(14:15)。
14:23 荷物をピックアップし、笹ヶ峰へ。 ・・・・・ 17:00頃登山口へ戻りました。
ずっと☂☂☂の火打山でした。(笑)