南面だけは北岳に覆われているが、それ以外は標高3,000Mのパノラマ。
朝食をはさみ、展望と写真撮影を楽しむことができた。 でも、 空はあっという間に真っ蒼。
身支度をし、北岳頂上へ出発 05:55。 急な岩場を登っていきます。
右足のカカトに痛みが。#59124; 前日出来た靴ずれがこの登りで悪化したようだ。 早々にペースダウンし、ゆっくりと足を運びます。 出来れば、北岳山荘から白根中岳へ往復しようと思っていた。 でも、無理はやめよう ・・・・ なんて思いながらのぼっていくと、06:45 頂上に出ました。
北岳、標高3,193M。 34座目の百名山となりました。 風もなく、太陽は照りつけるものの、まだ朝方なので快適です。#59120;
富士から左回りに、 鳳凰三山、遠くに奥多摩・奥秩父。 中でも地蔵岳のオベリスクは特異。
八ヶ岳の峰々の間に、浅間山がみえるではないか。
そして、ピラミッドのような甲斐駒。
更に左に目をやると、 北アルプス。 尖った槍~穂のキザギザとした山塊が一目瞭然。
そして大きな山塊の仙丈。 カールが見える。 左は北アルプス、 左の遠景は乗鞍。
右の遠景が木曽御嶽、 伊那谷をはさんで中央アルプス。
そして 恵那山が孤島のごとく。
小屋からは見えなかった間ノ岳、農鳥岳 ・・・・南アルプス南部の山が見えます。
鞍部には赤い屋根の北岳山荘。
頂上での展望を満喫したあとは下山です。 07:45
南に下っていきます。 南面も急な岩場が続きます。 08:05 八本歯への分岐で小休止し、左手の八本歯へ下ります。 このあたりもお花畑。 キタダケソウが見られる場所ですが、既に咲終わっているようです。(肩ノ小屋の方に聞きましたが)
八本歯のコルです。 梯子の連続です。 でも思ったほど急ではありませんが、気をつけて下りていきます。 08:50
大樺沢を二俣に下りていきます。 長い下りだ。
パットレス直下の大樺沢の雪渓沿いのガレ場に出ます。
とにかく歩きにくいザレた下りです。 幸いカカトの靴ずれは下りでは痛みを感じない。 でも、我が右脚は捻挫しやすい。 実は火打山の最後の下りで軽度の捻挫。 治りましたが、ここでまた捻挫したらこの夏山シーズンを棒にふることになる。 とにかくゆっくりゆっくりと脚全体を使って下りていきます。
下るに従って、上りの登山者が増え、二俣近くでは行列。 下るのも大変。 梅雨が開け、夏休み前の3連休。 どっと一挙に入山した感じです。 こりゃーあ、山小屋定員の倍というのも頷けます。 二俣の巨岩の岩陰で休憩 10:45~11:25、昼食は山小屋弁当です。 この混雑をみて、やはり一日早く登って、この日に下ったのは大正解と思いました。
ここからは、林の沢を下るので直射日光は和らぐが、長ーく感ずる下りです。 野呂川の水音が大きくなると、もう広河原山荘です。13:10 丁度水がきれ、清涼飲料水で喉を潤します。 一息ついたら吊り橋を渡り、バス乗り場へ。 下りの標準CTは4時間ですが、昼食休憩を除くと5時間弱。
次の定期バスまで時間がありましたが、待機していた乗合タクシー(ワゴン)で芦安の駐車場へ。 夜叉神峠入口で降りる方もいました。 でも、夜叉神駐車場は満杯。#59122; 戻った芦安駐車場も満杯。#59122; 梅雨明け、夏休み直前の3連休初日なのだ。 帰路#58974;は渋滞もなく約2時間半で自宅へ。
夏山最初の北岳への山行は、ともかく無事に終えました。 新しい登山靴は足首を保護するタイト感があるが、靴擦れも出来てしまった。(もう少し馴れる必要あり) + 長い急登もあり、結果として、より大腿筋を使った歩きとなった。 足首、膝への負荷は軽減されたが、翌日以降大腿の筋肉が痛たーい。#59123; こんな目に遭ったのは久しぶりです。 ウォーキングだけではだめだ、やはり階段の上り下り? でもこんな暑いときにやっておれない。 (笑)
私にとっては、やはり、北岳は登りごたえのある山でした。#59124; 機会があれば、次回は間ノ岳往復をしたいですね。 来年の6月末~7月初旬、残雪とキタダケソウの咲く時期に。