ドンドコ沢の紅葉(11月4日)
地蔵岳・賽の河原から鳳凰小屋までは約35分。 沢の水の音を耳にすればもう小屋です。
ベンチで朝食兼昼食。 飲料を買い、水場で最後の水を補給。 もう青木鉱泉から到着する健脚の登山者が上がってきます。 地蔵から降りてくる方もここで小休止。 人が増えてきました。
どこから登ってきたの・・・ 等々のやり取りを耳にしながら、10時過ぎに小屋を出発。 ここからは青木鉱泉への道と、御座石鉱泉への道に分かれます。
地蔵岳のオブジェの見納めです。
やがて五色の滝の標識に出る。 登山道から外れた沢へくだるとよく見えます。
そして30分程下ると、白糸の滝が見えます。 このコースは滝が4つもあり、時間があれば、見どころの多いコースです。
鳳凰ノ滝で休憩後、最後の南精進ヶ滝の分岐にでます。 ここまでよどみなく急な下りがずっと続きましたが、ここからはやや穏やかな下りとなります。
沢を何度か渡渉し、ドンドコ沢の北面沿いを下っていきます。 途中、トップの写真のように紅葉がきれいな場所にでました。
九十九折を下りきるとドンドコ沢にでる。 そのまま真直ぐ沢沿いを進むようだが、工事中で沢を渡らせられ右岸の林道を進む。 結局中道登山口への林道に合流し大回りさせられた。 丁度14時過ぎ。 ぴったり4時間かかった。 下りも標高差があり、生易しくありません。
南アルプス入門コースなんて云われるが、百名山侮るなかれ。 でも、薬師岳小屋でのひととき、翌日の素晴らしい眺望に恵まれて、楽しい山歩となりました。 #59120;
*** 私のコースタイム: ①青木鉱泉 08:36 中道登山道 09:16 標識 11:46 御座石 13:37 薬師岳 15:34~15:58 薬師岳小屋 16:04 ②薬師岳小屋 05:45 薬師岳 05:53~06:17 観音岳 06:45~07:10 赤抜け沢頭 08:19~08:25 地蔵岳 08:45~08:58 鳳凰小屋 09:34~10:02 五色ノ滝 10:40 白糸ノ滝 11:09 南精進ヶ滝分岐 12:24 青木鉱泉 14:01
以下、参考まで:
青木鉱泉からは標高差が大きく健脚向き。 ヤマレコを見ても、皆さん中道の登りだけでなく、下りもかなり苦戦しているよう。 1ステップが大きくのぼりにくい急登。 ドンドコ沢も急登です。
私のように体力に一抹の不安を持たれる方は、 距離はあるが夜叉神峠(1,400M)からの方が楽かもしれません。 車であれば夜叉神峠に駐車(無料)し、広河原に下りてバスで夜叉神峠へ戻る手もあり。 翌日薬師岳小屋からサブザックで地蔵岳を往復し、夜叉神に戻る方もいましたが、一泊では厳しそうです。
この山域の山小屋・鉱泉の風評が目に留まり、ネットで調べました・・・・・・・書き込みの内容をみるとあきれ果てます、 ホントなのか? 今回 否応なく観察してしまいました。 (笑) これ以上はNOコメントにしておきますが。
東京方面からナビで目的地を青木鉱泉にセットすると、某社系のナビでは韮崎ICからとんでもない未舗装の道、危ないポイントを走らされます。 同宿の方も、私のナビもそうでした。 帰路は甘利山方面の道を通りましたが、ほとんど舗装路で快適。 この道はナビに表示されていません。 某社系ナビ要注意。
D社携帯は薬師岳小屋のアンテナに接続するか、1分ほど稜線に出るとすぐ通じます。 (小屋の情報では)他社は通じないとのことです。 D社携帯の方は、稜線の韮崎側では 笑っちゃうほど電波を拾いますので、 必要なければ電波OFFしておかないと、電池切れになります。 小屋の方によると、D社が受信状況を調査に来た。 百名山のすべて、山頂か至近の小屋にアンテナを設置するとのこと。 山ではD社の圧勝となる。 誰しも、山小屋に無事着いたことを家族に知らせたいし、いざというときに繋がるのは安全確保の面でも必要なことと思います。