12月10日#58942; 山梨・茅ヶ岳。 4度目の登頂ですが、今回も期待を裏切らない晴天と展望でした。
↓ 鳳凰三山の観音岳、その背後は北岳、右は地蔵岳+オベリスク。
12月10日#58942; 山梨・茅ヶ岳。 4度目の登頂ですが、今回も期待を裏切らない晴天と展望でした。
↓ 鳳凰三山の観音岳、その背後は北岳、右は地蔵岳+オベリスク。
山間部の道路は凍結の恐れありとの警告。
冬の山歩は登山道の積雪状態以前に、登山口まで無事たどり着けるかどうかである。 凍結で道路閉鎖、通行不能というのはマイカー登山をする吾輩にとっては、極めて腐心する厄介なことである。
この週は山梨の茅ヶ岳に決めた。 過去2回冬季にでかけたが、道路は凍結もなく問題なく通行が出来た。
12月10日 小仏トンネルを抜けると、真っ白な白根三山、甲斐駒、 奥秩父の山が目に飛び込んできた。(いつも写真を撮りたいスポットですが、停車する場所がありません。)
韮崎ICから深田記念公園のある登山口駐車場までの県道27号線(昇仙峡ライン)、雪はまったくなし。 20台くらいは止められる駐車場はほぼ一杯。 ここは水洗のWCも完備。
晴天ですが、気温は-1℃。 標高は1,000Mを超えている。 登山口には積雪はないのですが、4本アイゼンを持参。 今回は女岩コースではなく、見晴らしのよい尾根コースで往復しました。 登山口を08:50に出発。
カラマツ林をいくとやはり雪が降りていました。 林道に出るが、そのまま 真っすぐ進むと女岩へ。 林道を左に数百メーターいくと尾根コース登山口が右手にあります。 尾根沿いなので迷うようなところはありませんが、女岩コースに比べるとやや傾斜があります。 適度な登り易い上り道です。 チョット奥多摩の石尾根のような雰囲気があります。
雪は部分的にうっすらと積もっていますが、アイゼンを使うようなところはありません。 雪がもっと積っているのかと予想しましたが、少なくて拍子抜けです。
南面で日当たりはよく、振り返ると、落葉した木々の間からは富士山、南アルプスが見えて気分を和ませてくれます。 標高差は約700M。 約2時間で頂上が見えてきました。
頂上1,704Mには10:50。 頂上には20人以上の登山者。 この冬一番の寒さなのに、この人出。 さすが皆さん、茅ヶ岳の登るべき時期をよく御存じです。
この日はほぼ快晴、文句なしです。
頂上からの眺望を予期し、この日のカメラはオリンパスPENにパナLUMIXのF1.7/20MMセミパンケーキレンズ。+マイクロフォーサーズレンズ2本(200MM望遠/42MM標準ズーム)を持参。 (全部でわずか1KGの重さ、’写ガール’或いは軟弱山ノボラー用です。)
まず、振り返ると 富士。
そして南アルプス。 鳳凰三山~甲斐駒。
鳳凰三山は薬師岳、 観音岳 そして地蔵岳のオベリスクが。 甲斐駒とアサヨ峰、 その背後には仙丈ヶ岳。 ↓ 甲斐駒と鋸岳、 日本一の標高差と長い黒戸尾根。
西は八ヶ岳。 編笠、権現、阿弥陀、主峰の赤岳、横岳が見えます。 裾野越しに北アルプスが見える場合がありますが、この日は霞んでます。 ↓ 阿弥陀岳、赤岳、横岳の主峰群。
北は金峰山 ~ 国師ヶ岳、 この山塊の眺めは壮観です。 五丈岩が肉眼で見えます。
その左端には瑞牆山。
そして奥多摩、大菩薩連峰と見飽きることのないパノラマ。
風も弱く、意外にマイルドな陽気。 あちらこちらからラーメン、うどん・・・・・ 臭いにつられて私もウドン。
のんびりとしていたらもう12時半過ぎ。 再び尾根コース(右の標識)を下山。
登り約2時間、下り約1時間15分、 合計3時間15分の歩き。 韮崎ICから車で15分程、偽八ヶ岳なんて云われることもありますが、アクセスがよく、天気がよければ楽にのぼれて、一級のパノラマ。 お薦めの山です。
日本百名山の著者、深田久弥師の終焉の地でもあります。 下山時深田公園に立ちより合掌。 今の百名山ブーム、故人も予想してなかったでしょう。 天国の師はどう思っているのでしょうか?
我々凡人が憧れる山のベンチマーク、百名山。
山への想いを駆り立たせる百名山。 ある意味では罪つくりだ。(笑)
なぜなら、百名山を完全踏破できる者はほんのひとにぎりにすぎないのだから。